デジタル加速の令和にも膨らみ続ける“紙の手帳”ニーズ。手帳ユーザー78%が行う“手帳会議”を紐解く調査を実施。
2人に1人が「他の人の手帳を覗き見したい」と回答
約1万人が愛用のスケジュール管理を目的にしない「TO BEリストで自分にやさしくなれる」手帳『pure life diary』を展開するfeppiness株式会社(所在地:福岡県糸島市、代表取締役:本橋へいすけ)は、手帳(※1)シーズンにSNSで話題となる“手帳会議”(※2)を紐解く調査を実施しました。「手帳会議をしている」と答えた手帳ユーザーの割合は78.1%。デジタルツールの普及が加速する中、紙の手帳のニーズが増え続ける背景を読み解くことができました。
(※1)「手帳」とは、紙に手書きするタイプの手帳
(※2)「手帳会議」とは、手帳好きな人たちの間で浸透している言葉で、使っている手帳やスケジュール帳、ノートの振り返りやSNS等で情報収集をしながら、今後どのように使うかを考え来年の手帳を比較検討すること。
コロナ禍にかけて浸透した”手帳会議”という新たな手帳文化
手帳売り場にはスケジュール管理ではなく「自分と向き合う」ための手帳が増加。コロナ禍をきっかけに、自分の生き方や働き方の見直しに対するニーズは高まり、手帳の種類も多様化しています。
使う目的ごとに手帳を用意する「手帳の複数使い」は手帳ユーザーの間でも常識になりつつあり、手帳は従来の「スケジュール管理のためのもの」以上の役割を担っています。
そのような中、デジタルが加速する令和に膨らみ続ける紙の手帳ニーズを象徴する文化として“手帳会議”なるものが登場。SNS等で情報収集し、どのように使い分け、日々を楽しく、心地よく過ごすかを考えることとして活用されています。
手帳の販売が開始される秋冬のシーズン、SNSで“手帳会議”が話題となり、Instagramでの「#手帳会議」の累計件数は7.7万件と、年々SNS上での投稿件数が増加しています。
調査概要
調査対象:「手帳を使っている」と答えた15歳~69歳のユーザー
調査期間:2024年9月25日~9月30日
調査方法:インターネットによる任意回答
回答人数:n = 666人
調査詳細
■ 手帳ユーザーのうち、紙の手帳利用率は8割(※3)。
(※3)デジタルツールとの併用含む
■ 紙の手帳を使う理由、1位は「振り返りしやすい」2位は「手書きなので、記憶に残りやすい」
紙の手帳を使う理由を聞いたところ、1番多かった回答が「振り返りしやすい」で41.5%、次いで「手書きなので、記憶に残りやすい」で40.2%、「自分に向き合いやすい」28.2% という結果でした。
「スケジュール管理のため」というより、振り返りや記憶に残しておく、自分と向き合えるという点で、紙の手帳の良さを感じていることがうかがえました。また、自由回答からは、デジタルよりも利便性の高さ、記入の自由度に魅力を感じているユーザーがいることが分かりました。
■ 紙の手帳を選ぶ際の1番の決め手は「好きなレイアウトになっているか」
紙の手帳を選ぶ際の“決め手”を聞いたところ、1位は「好きなレイアウトになっているか」で59.8%、次に「手帳のサイズ(大きさ)がちょうどいいか」52.1%、「デザインが好みか」31.1%でした。
「価格が妥当か」の28.6%を上回り、使い心地や見た目の好みで手帳を選んでいるユーザーが多いことがわかりました。
■ 手帳ユーザーで「手帳会議」を知っていると答えたユーザーは約5割。その中で、実際に手帳会議をしたことのあるユーザーは7割を超える。
手帳会議を知っていると答えた手帳ユーザーは45.6%、そのうち、手帳会議をしたことがあると回答したユーザーは78.1%となりました。手帳ユーザーの間では“手帳会議”が常識になりつつあることがわかります。
■ “手帳会議”をする目的、第1位は「他の人の使用方法を覗き見したい」
「何のために手帳会議をしていますか?」という設問に対し、1番多かった回答は「他の人の使用方法を覗き見したいから」で43.0%、次いで「1年間手帳を使い切りたいから」で41.7%、「年に1回の買い物なので損をしたくないから」36.6%でした。
手帳の種類や使用方法の多様化も伴い、他ユーザーの使用方法をリサーチする人が増えており、手帳会議の様子をSNS上で共有する投稿も前述のデータのとおり増加の傾向にあります。その背景には、「使いきれなかった時のがっかり感を感じたくない」「1年に1回の買い物だからこそ検討して納得して買いたい」というインサイトが存在しているようです。
調査結果に関するコメント
pure life diary 開発者 本橋へいすけ、井上ゆかり
従来、手帳は主にスケジュール管理を目的としたツールとして利用されてきましたが、近年の手帳売り場にはさまざまな目的のために作られた手帳が並び、その種類は多様化しています。この背景には、自分の内面に向き合うことの重要性が高まっているという潮流があります。
紙の手帳には、スマホの通知から離れて自分に向き合える、その時の感情が書く字に表れる、記憶に残りやすい、パラパラめくって簡単に振り返りができるなどのメリットがあります。これらの特徴は、デジタルツールにはないものであり、紙の手帳の魅力です。
また、紙の手帳を複数使いする人たちの間で生まれた手帳文化“手帳会議”は、さまざまな紙の手帳をどのように使い分け、日々を楽しく、心地よく過ごすかを考えることです。今回の調査結果で、「他人の手帳の使い方を覗き見したい」という回答が多く寄せられことから、SNSでの手帳会議に関する投稿数が年々増え続けている背景に、「より良い毎日を過ごしたい」という手帳ユーザーのニーズが浮かび上がってきました。
pure life diaryは「TO DOリストをこなす日々からTO BEで自分を満たす1年へ」をコンセプトに、スケジュール管理を目的とせずに自分を整え、知り、叶える手帳です。私たちは、やるべきことを優先して自分のきもちを後回しにしがちな人々が自分らしい人生を生きるためには、自分に意識を向ける時間を習慣にし、ありたい自分を叶える「TO BE思考」へシフトすることが必要だと考えています。
本橋 へいすけ
pure life diary考案者、ライフコーチ
個人、法人向けに延べ1万人以上を対象に認知科学をベースにした講座やコーチング、コンサルティング等を行う。
著書『人生の純度が上がる手帳術』など
井上ゆかり
内向型カウンセラー
延べ1万人以上の内向型やまじめながんばり屋さん向けに講座やカウンセリングを行う。日本人女性初の内向型本の著者。著書『世界一やさしい内向型の教科書』『もう内向型は組織で働かなくていい』など
「紙の手帳」の魅力を活かした自分と向き合うための手帳pure life diary
pure life diary は、自己管理しようとつい自分に厳しくなってしまう「まじめながんばり屋さん」(※4)が、本来の自分の気持ちに気づき大切にしながら、ありたい自分・なりたい自分を描き、日々意識を向けて行動していくための手帳です。そのため、タスクやタイムスケジュールを書くページがないのが大きな特長。また、手帳を使うために必要な「誰も置いてけぼりにしないサポート体制」も好評です。
(※4)「まじめながんばり屋さん」とは、内向型・HSPの特性を持つ人を中心として現代社会に生きづらさを感じている人
また、「まじめながんばり屋さん」の幸福度に寄与するウェルビーイング手帳として、「WELLBEING AWARD 2024」にて、多様な幸福と健康に向き合い、認め合える社会づくりに貢献した「モノ・サービス」部門「WELLBEING AWARDS FINALIST」に選出されました。
会社概要
feppiness株式会社
feppiness株式会社は日々生きづらさを抱えて生きている「まじめながんばり屋さん」を守る会社として活動しています。業界初の1年間の毎月無料サポートで経済的な事情に関わらず、自分を知り、深め、変化の伴走をしていく『pure life diary』。生きづらさが強い方向けの『セルフケア講座』。手帳の先の飛躍を伴走する『pure life コーチング』。その他に自分ビジネスの始めの一歩を応援するコミュニティや、事業主向けコミュニティ、ビジネスプロデュースを行っています。
<お問い合わせ>
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feppiness株式会社
広報担当:中(なか)info@feppiness.co.jp
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