Couchbaseとサイオステクノロジー、日本企業の次世代データ基盤を推進する戦略的パートナーシップを締結

~ゼロETL × JSON × 高速APIによる統合基盤と、クラウド・API実装力の融合で、金融・通信・流通・製造・公共など基幹産業を支援~

 AIの世界において重要なアプリケーション向けの開発者データプラットフォームを提供するCouchbase, Inc. (本社:米国カリフォルニア州、CEO:BJ Schaknowski、日本法人 Couchbase Japan 株式会社:東京都千代田区)と、サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、日本市場における戦略的パートナーシップを締結したことを発表します。両社は、日本企業が「止められないシステム」と「俊敏なAI・デジタル活用」の両立を実現できるよう支援していきます。

 日本市場において、企業は24時間365日の安定稼働を前提としながら、急速に変化する市場ニーズに即応することが求められています。しかし、複数DB(DataBase)やETL*1処理に依存する従来の仕組みは、データ分断・遅延・高コストを招き、AIやパーソナライゼーション、リアルタイムな意思決定を妨げてきました。

 今回の協業は、日本企業が直面する「複雑化するデータ基盤の統合」と「止められないシステムの実現」という二つの主要課題に応えることを目的としています。

 Couchbaseは、ゼロETL × JSON*2 × 高速APIを特長とする統合データプラットフォームを提供し、トランザクション処理・分析・全文検索・ベクトル検索・モバイル/エッジ処理*3を単一基盤に統合します。これにより、ミリ秒以内でデータをビジネスの競争力へと変換する即応力を企業へ提供します。

 一方、サイオステクノロジーは、APIおよびAIエコシステムデザインソリューションにおける、スケーラビリティや応答速度を重視する顧客ニーズを満たし、より幅広いシステム要件に応じるサービスを提供します。

 両社の強みを掛け合わせることで、Couchbaseの次世代データ基盤を日本市場向けに最適化し、安心かつ効率的に導入・運用ができる体制を構築していきます。

図1  Couchbaseの構成イメージ

 詳細は、https://api-ecosystem.sios.jp/couchbase/ をご覧ください。

<業界別の貢献例>

金融:リアルタイム与信・不正検知・次善策の提案をミリ秒未満で提供し、顧客体験とリスク管理を強化

保険:契約・事故・健康診断データをゼロETLで統合し、即時の保険金請求査定やロードサービスを実現

通信:オフラインでも稼働し続けるモバイル基盤により、顧客体験アプリや料金プラットフォームを支援

小売/流通:在庫・購買・行動データを統合し、パーソナライズ検索や需要予測をリアルタイムで実行

製造/公共:IoT・センサー・業務アプリを統合し、現場での予知保全*4と即時のサービス手配を実現

 今後、両社は業界別セミナーや技術ワークショップを共同で開催し、市場全体に向けて最新の知見やユースケースを発信していきます。さらに、国内での技術支援体制を強化し、開発者や運用担当者が次世代データ基盤を安心して活用できる環境を整備することで、日本市場におけるイノベーションの加速に貢献してまいります。

【両社からのコメント】

サイオステクノロジー株式会社 執行役員APIソリューションサービスラインヘッド 二瓶 司

「APIやAI基盤構築、大量のデータを扱うIoTシステム構築を主力とする当社のAPIソリューションにおいて、Couchbase社とのパートナーシップは極めて重要な意味を持ちます。Couchbaseは、大量のデータをリアルタイムで処理するAPIゲートウェイやマイクロサービスアーキテクチャに最適です。この度の協業により、当社の高度なインテグレーション技術とCouchbaseの革新的なデータベースプラットフォームを融合させ、デジタルビジネスの成功に直結する、真に価値あるAPIソリューションをお客様へ提供してまいります」

Couchbase Japan株式会社 カントリーマネージャー 大浦 学

「日本企業が抱える課題は、複雑化・分断されたデータ基盤をいかに統合し、安定性と俊敏性を両立させるかです。サイオステクノロジーとの協業により、金融・通信・流通・製造・公共といった日本の基幹産業において“止まらないシステム × 即応するデータ体験”を実現し、DXとAI活用を加速していきます」

*1 ETL(Extract、Transform、Load)

異なるデータソースからデータを集め、整形し、最終的な保存先(主にデータウェアハウスなどの分析基盤)に書き込む一連のプロセス、またはそれを実行するための技術やツールを指す

*2 JSON(JavaScript Object Notation)

データ交換のための軽量なテキストベースのフォーマットで、主にWebアプリケーションとサーバー間でのデータ通信など、異なるシステムやプログラミング言語間でデータをやり取りする際に広く利用される

*3 モバイル/エッジ処理

データ処理をデータが発生する場所(モバイルデバイス、IoTデバイス、工場、店舗などのエッジ)の近くで行う手法

*4 予知保全

設備や機械の状態をIoTセンサーやAIなどの技術を用いてリアルタイムで継続的に計測・監視し、そのデータに基づいて故障や不具合の兆候を事前に検知し、最適なタイミングでメンテナンスや部品交換を行う保全手法

■サイオステクノロジーについて

 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaSの販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめとするDXの技術領域に注力し、AIの活用支援や次世代を支える製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。

 詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■Couchbaseについて

 AIへの投資が各業界で加速する中、従来のデータベースがフィットしないケースが顕在化しています。

 Couchbaseはミッションクリティカルなアプリ・サービスのためにレスポンス速度・拡張性・可用性を極めたNoSQLデータベースです。顧客体験価値を追求する大手企業に使われてきました。

 生成AI時代の今、動的かつ高速な応答性能でRAGやパーソナライゼーション等に効果を発揮しています。

 絶え間なく変わり続けるニーズをビジネスの勝機とするため、Couchbaseはリアルタイムデータで意思決定と価値提供を支えます。

 詳しくは下記サイトをご覧ください。

商標関連

Couchbase®、Couchbaseのロゴ、およびCouchbaseの製品に関連する名前やマークは、Couchbase, Inc.の商標です。その他の商標は、各所有者に帰属します。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)

サイオステクノロジー株式会社

APIソリューションサービスライン   担当:二瓶、小濱

お問い合わせフォーム:https://mk.sios.jp/PS_API_Inquiry.html

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会社概要

URL
https://sios.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
電話番号
-
代表者名
喜多伸夫
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年02月