HIRAC FUND、気候テック事業を手掛けるシンガポールのArkadiahに出資

マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社

2024年1月25日 17時00分

株式会社マネーフォワードのグループ会社であるマネ―フォワードベンチャーパートナーズ株式会社が運営する「HIRAC FUND（ヒラクファンド）」は、気候テック事業を手掛けるシンガポールのスタートアップ、Arkadiah Technology Pte. Ltd.（以下、Arkadiah）に出資しました。

■出資の背景

世界的な環境問題のひとつである気候変動問題への対応として、日本は2050年までにカーボンニュートラルを目指し、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46％削減することを目指すことを表明※1しています。また、カーボンニュートラルに取り組む企業のカーボンクレジットの活用、取引所の設立も進んでいます。

この度HIRAC FUNDが出資したArkadiahは、東南アジアの森林の再生とカーボンクレジット供給を支援するビジネスを展開しています。AIやテクノロジーを活用し、二酸化炭素除去のポテンシャルの測定、報告および検証、カーボンプロジェクトの仲介、カーボンクレジット市場において遊休土地を保有する土地オーナーとレベニューシェア契約を締結します。Arkadiahはいくつかのパイロットプロジェクトを実施し、投資家からのプロジェクト資金を募っています。

HIRAC FUNDは、成長が見込まれるカーボンクレジット市場においてAI等最先端テクノロジーを活用しながら活用森林の再生活動を進め、ビジネスを成長させていくArkadiahの将来性を見込んでこの度出資しました。今後は資金面だけでなく同社の日本でのビジネス展開を支援してまいります。

※1 環境省ホームページ「脱炭素ポータル」（2024年1月25日時点公開情報）より

■Arkadiahについて

＜代表プロフィール＞

CEO & Co-Founder Reuben Lai

Bain&Company、The Walt Disney Companyを経て2015年Grabに入社。Grabのシニアエグゼクティブとして、様々な新事業立ち上げを経験。その後企業の急成長に伴い、Grab Financial Groupのマネージングディレクターとしてビジネスを立ち上げ、ユニコーンに成長させました。また、Grabのデジタルバンク開設を東南アジアの複数の国で実現しました。

＜会社概要＞

会社名：Arkadiah Technology Pte. Ltd.

代表者：Reuben Lai

事業内容：脱炭素プロジェクト開発

設立：2023年2月

本社：シンガポール

URL：https://arkadiahrestores.earth/

■HIRAC FUNDの出資を受けてのコメント

CEO & Co-Founder Reuben Lai

自然に対するポジティブな未来を築くという私たちのビジョンを共有してくれる投資家のサポートを受けて、私たちは大変嬉しく思っています。日本では脱炭素化が急速な進展を遂げており、企業は世界中で高品質なプロジェクトを求めています。変革的なAIとデジタルモニタリング技術を通じて、私たちはプロジェクトの資金調達の機会を加速し、最高品質のアジア固有の二酸化炭素除去と生物多様性クレジットを提供することを心待ちにしています。