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DeepL、AI言語ソリューションへの世界的需要を背景に、20億ドルの評価額で3億ドルの資金調達を実施

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  • Index Venturesが、ICONIQ Growth、Teachers' Venture Growthなどの後期投資会社の参加を得て、大幅に応募超過となったラウンドを主導

  • DeepLの急速な企業導入により、世界の60以上の市場の10万社以上の企業、政府機関、その他の組織が成長を加速

  • DeepLのビジネス向け言語AIプラットフォームは、業界を牽引するAI搭載の翻訳およびライティングソリューションを提供

2024年5月22日 ケルン(ドイツ)発 - 言語AIの世界的リーダーであるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)は本日、20億ドルの評価額で3億ドルの資金調達を実施したことを発表しました。Index Venturesが主導した今回のラウンドは、大幅に応募超過となり、新規投資家からの強力な支援が集まりました。これらの投資家は、DeepLの成長と、世界中の企業のコミュニケーション方法を変革するという長期的なビジョンを支援し、その幅広い専門知識、人脈、リソースをDeepLに提供します。既存の投資家であるIVP、Atomico、WiLに加え、ICONIQ Growth、Teachers' Venture Growthなどの後期投資家が参加しました。

DeepLの創業者兼CEOのヤロスワフ ・クテロフスキーは次のように述べています。「AIブームは今、変曲点に差し掛かっています。このテクノロジーを導入しようと急ぐ企業は、 AIが一時的な熱狂なのか、それとも安全で実際にビジネスの現実的な問題を解決するソリューションなのかを見極める時期にあります。これまで軌道に乗って来たDeepLが、最も大きな変革を迎えたこの年に実施した今回の新たな資金調達は、今日のグローバル企業が直面する複雑な言語的課題を解決する上で、当社の言語AIプラットフォームが極めて重要な役割を担っていることを示すものです。私たちは、ソリューションを拡大するための継続的な成長と革新に非常に重点を置いています。そして品質、精度、セキュリティの面で業界をリードし続けることを目指します。そうすることで、場所を問わず、すべての企業が当社のAIを使ってグローバル規模でシームレスに業務を遂行できる未来に近づくことができると考えています」

DeepLは、世界10万社以上の企業、政府機関、その他の組織の顧客ネットワークを構築しており、今回の新たな資金調達は、DeepLが大きく成長し、勢いを増している時期に実施されました。Zendesk、日本経済新聞社、Coursera、Deutsche Bahnなどがこのネットワークに含まれ、これらの企業は、DeepLの高精度で安全なエンタープライズ言語AIプラットフォームを利用してシームレスなコミュニケーションを実現し、国際的な成長とコスト削減を進めています。グローバル企業からの急増する需要に応えるため、DeepLはこの1年で、主要市場への拡大努力と戦略的投資を加速してきました。2024年1月、DeepLは現在3番目に大きな市場である米国への取り組みを強化し、米国に初のオフィスを開設しました。同社は増大する需要をサポートするため、米国におけるチームの拡大を続けています。

DeepLはここ1年で、ビジネス向けに特化した製品も大幅に拡充しました。2024年4月、DeepLは独自のLLMテクノロジーを搭載し、ビジネスライティングに特化したライティングアシスタント「DeepL Write Pro」を発表しました。同社のプラットフォームが対応する言語の範囲も拡大を続けており、直近ではアラビア語、韓国語、ノルウェー語を追加し、合計32言語になりました。

Index Venturesで今回の投資を主導したダニー・ライマー氏は次のように述べています。「DeepLの躍進は、ビジネス界ではちょっとした 『公然の秘密』となっています。同社は特に、顧客に対し実質的な価値を即座に提供できる、最先端のAI製品の開発に注力しています。ヤレックとDeepLのチームは、研究とビジネスを同等に重視しており、その両方が同社の成功要因となっています」Index Venturesは、Figma、Slack、Wiz、ScaleAIなどの優れたSaaSビジネスへの投資で知られています。

グローバル企業におけるAIソリューションの需要は増加傾向にあります。最近のIBMの調査によると、42%がすでにAIを積極的に導入しており、40%がその可能性を模索しています。この急速に発展を遂げる環境において、DeepLは言語業界をAIによって変革することに率先して取り組んでおり、その規模は679億ドルから2028年までに953億ドルに成長すると予測されています。

2017年の創業以来、DeepLは製造、法務、小売、ヘルスケア、テクノロジー、プロフェッショナルサービスなど、さまざまな業界の企業に選ばれる言語AIプロバイダーとなっています。同社の特化した言語AIプラットフォームは、今日のグローバル企業にとって重要な投資となっており、社内コミュニケーションから顧客サポート、海外への市場展開に至るまで、さまざまなコミュニケーション課題に対応しています。汎用のAIシステムとは異なり、DeepLの最先端の翻訳およびライティングソリューションは、言語に特化してチューニングされた特殊なAIモデルに基づくため、さまざまなユースケースでより正確な翻訳を実現し、ハルシネーションや誤情報のリスクを低減します。ビジネス翻訳およびライティングでは、正確性が最も重要であるため、特化したAIモデルは、言語の課題に対する最も信頼性が高い、最適なソリューションとなっています。

DeepLの言語AIプラットフォームは、大幅なコスト削減と効率化を実現することも実証されています。2024年のForrester社の調査によると、DeepLを使用すると、グローバル企業に対して345%の投資収益率(ROI)がもたらされ、翻訳時間が90%削減され、作業負荷が50%削減されることが明らかになっています。DeepLのプラットフォームは、収益の拡大と新市場への迅速かつ大規模な参入を目指す企業にとって非常に強力であると当社は考えています。

Zendeskの最高技術責任者であるエイドリアン・マクダーモット氏は次のように述べています。「Zendeskでは、顧客体験にAIツールを導入することの効果を目の当たりにしています。DeepLの、業界をリードする翻訳はまさにその代表です。正確なAI翻訳を利用できることによって、新興企業から大企業までの多くのビジネスが、グローバルに事業を拡大し、見込み客や既存顧客に新しい方法でアプローチできるようになります。Zendeskのオープンで柔軟なプラットフォームは、シームレスなパートナーシップを可能にしますが、共に支援している顧客での具体的な成果をこれまでに目にし、DeepLとのさらなる協力関係を楽しみにしています」

今後、DeepLは研究と製品革新への投資を継続し、企業向けの主要なAIコミュニケーションツール群を強化していきます。また、さらなる海外市場の拡大と、AI研究、製品、エンジニアリング、GTMを含む複数の分野での人材採用を拡大します。

DeepLについて

DeepLは、世界中のビジネスにおける言語の障壁を取り除くことを使命としています。DeepLの言語AIプラットフォームは、63のグローバル市場で、10万社以上の企業、政府機関、その他の組織、および数百万の個人から信頼を得ており、人間のような翻訳と優れた文章作成を実現しています。企業のセキュリティを念頭に置いて設計され、言語向けに特別にチューニングされたDeepLのAIソリューションを世界中の企業が活用し、ビジネスコミュニケーションの変革、市場の拡大、生産性の向上を実現しています。CEOのヤロスワフ “ヤレック”・クテロフスキーによって2017年に設立されたDeepLは、現在900人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesを含む世界的に有名な投資家の支援を受けています。

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会社概要

DeepL

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URL
https://www.deepl.com/translator
業種
情報通信
本社所在地
Maarweg 165, 50825 Cologne, Germany
電話番号
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代表者名
ヤロスワフ・クテロフスキー
上場
未上場
資本金
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設立
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