~科学の魅力を伝えたい先生たちの自己実現~ 科学の楽しさと魅力を子どもたちに届けるために、学校の先生たちが主体となり、科学館にて実験ワークショップを開催しました。
一般社団法人まなびぱれっと(所在地:東京都港区、代表理事:小泉 志信)では、新規事業として学校の先生たちが主体となって、都内の科学館にて科学の魅力を伝える実験ワークショップを開催しました。
【科学の魅力を届けたい先生たちの想いが形になりました。】
一般社団法人まなびぱれっと(所在地:東京都港区、代表理事:小泉 志信)では、新規事業の「まなびコラボ」として学校の先生たちが主体となって、都内の科学館(こども科学センター・ハチラボ)にて科学の魅力を伝える実験ワークショップを開催しました。次回の実験ワークショップは、令和7年5月より全10回の連続講座として開催されます。
■ 背景・目的
多くの学校の先生が科学の魅力を子どもたちに伝えたいといった熱い想いを抱いています。その一方で、想いを持ちながらも、理科や科学について先生同士が語り合う場や、子供たちに魅力を伝える場が少ないという実情があります。
まなびぱれっとでは、そんな志を持った先生たちが集まり、アイデアを出し合いながら学び合い、科学の楽しさを子供たちに届ける場づくりを進めています。科学の魅力を伝えたい学校の先生が、科学館での実験ワークショップの開催を通じて、社会の中で自分のスキルと経験を生かし、自らの自己実現に取り組んでいます。
■ 実験ワークショップ開催レポート
まなびぱれっとは、東京都渋谷区の「こども科学センター・ハチラボ」にて、小学生を対象に、酸性・中性・アルカリ性を見分ける科学実験ワークショップを開催しました。
小学3~6年生の30名を対象に、指示薬や試験紙について学んだ後、ムラサキキャベツを煮出すことによって、指示薬を作りました。ムラサキキャベツ溶液を使い、その色の変化から身近な溶液を酸性・中性・アルカリ性に仲間分けすることができました。
本ワークショップでは、子どもたちが実際に手を動かしながら実験を行い、科学への興味や関心を深めることができました。参加した児童は、身近な材料を使った実験や、意外な現象に驚く体験をしながら、科学の楽しさを実感しました。

■参加者の感想
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指示薬で液体の色が変わっておもしろい。
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ムラサキキャベツの色が変わったことに驚いた。
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水溶液の性質でしおりが作れておもしろかった。
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実験をじっくりできて楽しかった。
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日常で、酸性とアルカリ性のものを探してみたい。
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同じ酸性でも、指示薬の色がそれぞれ違って個性があった。
このイベントは、「科学の楽しさや面白さを子どもたちに伝えたい」という思いを持つ学校の先生たちにとって、学校の枠を超えて自らのスキルを活かす第一歩となる機会でもありました。 さらに、同じ志を持つ先生同士がアイデアを出し合い、交流を深める貴重な場となりました。
今後もまなびぱれっとは、先生たちのスキルを発揮できる環境を充実させ、より多くの子どもたちに科学の魅力を届けていきます。

■ 運営コメント

石井颯太(いしいそうた)
公立小学校教員。
教職2年目から一般社団法人まなびぱれっとの運営に携わる。
小・中・高(理科)の教員免許をもつ中、初めて理科を学ぶ小学校段階の教育に関心があり、現在は小学校での指導に励む。
学校に勤める傍ら、学校の枠を超えて実験ワークショップも行っている。
【先生のスキルや経験を生かして、科学の魅力を伝える自己実現に挑戦】
学校の先生たちが「科学の魅力を伝えたい」という想いで、チームを作って企画・運営を務めました。科学館での実験ワークショップを振り返ると、学校の先生と科学館が混ざり合うことで生まれる企画への関心の高さに驚きました。子供たちや保護者の反応は私たちの想定を超え、科学の魅力を伝える方法は学校の中だけではないと感じました。
同じ志を持った学校の先生たちは、学校の職場や校種を越えても数多くいる中で、それぞれが一緒になって交流し、ワークショップといった形にできる場は限られていました。今回のワークショップでは、その思いを1つ形にすることができました。私たちにとって、子供たちに科学の魅力を伝えるだけではなく、日ごろの指導や理科、科学の魅力について語り合える場を設けられたことが貴重な機会になりました。
今回の実験ワークショップを皮切りとして、社会の中で科学の魅力を伝えたい先生たちの想いを形にできる機会が増えていくよう取り組んでいきたいと考えています。
■一般社団法人まなびぱれっと・代表理事コメント

小泉志信(こいずみしのぶ)
神奈川県鎌倉市教育委員会兼一般社団法人まなびぱれっと代表理事
1996年生まれ。東京学芸大学教職大学院卒。
教職1年目に起業、一般社団法人まなびぱれっとを運営しながら教育現場に立ち、2024年4月より神奈川県教育委員会勤務。教員1年目に寄り添う「はじめてのせんせい」プロジェクトやイベント等を通して、教員と教員以外の人が混ざり合う未来の実現に向け邁進中。2023年に板橋区板橋第十小学校で実践した「1000人の大人と出会い人生設計を考える探究学習」が注目を集める。
【先生の自己実現が社会教育の質を変えていく】
現在、学校現場では働き方改革や労働環境の改善が急務となっています。これまでは「先生たちを楽にする」ことに焦点が当てられてきましたが、私たちが目指すのは、先生たちが本来持つ“教育の専門性”を最大限に発揮し、「やりたいこと」に取り組める環境づくりです。
本取り組みでは、学校の枠を超え、地域や社会における教育活動──いわゆる“社会教育”にも先生たちが関わる仕組みを広げています。教育の専門家である先生たちが社会教育に携わることで、学校外の学びの場の質も向上し、結果として社会全体の教育力が高まっていくと考えています。
教育に関わるすべての人が、「こうありたい」と思えるかたちで力を発揮できる。その一歩を、私たちは先生たちと共に踏み出しています。
■ 次回開講スケジュール・募集情報

次回テーマ
「めざせ分解博士!~身近なものの仕組みを知ろう~」
内容
目覚まし時計はなぜセットした時間に音がなるのでしょうか。なぜボールペンは一度ノックするだけでペン先がでてくるのでしょうか。普段はできない身近なものを分解して、ものの仕組みを探りましょう。現役の学校の先生や科学館のコミュニケーターと一緒に、分解を行い、ものの仕組みについて考える全10回の連続講座です。

スケジュール
DAY1 (5/4)開校式、「花」「ボールペン」
DAY2 (5/18) 分解「ゼンマイ式おもちゃ」
DAY3 (5/25) 分解「電卓」
DAY4 (6/1) 分解「オルゴール」
DAY5 (6/8) 分解「おもちゃ」
DAY6 (6/15) 分解「キーボード」
DAY7 (6/29) 分解「目覚まし時計」
DAY8 (7/13)分解「自分が選んだもの」
DAY9 (7/20)成果発表会に向けた研究
DAY10(7/26)成果発表会、閉校式
期間
3ヶ月間
対象
渋谷区在学・在住の小学4~6年生
場所
渋谷区文化総合センター大和田
募集期間
2025年4月9日(水)〜18日(金)
定員
8名(定員を超えた場合には、抽選とさせていただきます)
申込方法
内容に関する詳細、参加のお申し込みは上記よりアクセスしてください。
■ 一般社団法人まなびぱれっと

まなびぱれっとは、『「せんせい」と「みんな」が安心して混ざり合う未来を。』をモットーに教員とそれ以外の人が当たり前のように交流している未来のために活動している一般社団法人です。主に、教員とそれ以外の人が交流する場である「オンラインサロン」、1年目の教員の伴走を行う「1年目プロジェクト」を実施しております。また、プログラムの一環として、大学生が挑戦をカタチにするオフラインのコミュニティプロジェクト「ねすと」を実施しております。
Facebook:https://www.facebook.com/manabipalette/
お問い合わせ先
一般社団法人まなびぱれっと
所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
担当:広報部
メールアドレス:manabi.palette@gmail.com
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