Cloudera、AIのユースケース拡大を加速させるAMPと、クラウドを横断した統合型プライベート接続サービスを発表

Cloudera株式会社

データ、アナリティクス、AI の活用から価値を引き出す真のハイブリッドプラットフォームを提供する Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:大澤 毅)は、AI のユースケース拡大を加速させる新しい 6 つの Accelerators for Machine Learning Projects(AMP)および、クラウドを横断した統合型プライベート接続サービスである Cloudera Private Link Network を発表しました。

■新しい 6 つの Accelerators for Machine Learning Projects(AMP)

新たに追加された AMP は、最先端の AI 技術に加え、AI 連携を支援して、より影響力ある成果の達成を促す Cloudera での事例を企業に提供することを重視しています。AMP はエンドツーエンドの機械学習(ML)ベースのプロジェクトで、ワンクリックで Cloudera プラットフォームから直接デプロイできます。それぞれの AMP には、ワークフローを用いて ML の複雑な課題に対処した業界でも有数のベストプラクティスの要素が詰め込まれています。これにより、企業がサンプルを実行している場所や、データをデプロイしている場所にかかわらず、シームレスな移行の促進を実現します。

Clouderaは、多様な AMP を活用して、企業の AI 導入を促進し、データの価値と生成 AI の成果を最大化させることで、AI をより使いやすくすることに注力しています。最新の AMP とアップデートには以下の機能が含まれています。

  • Fine-Tuning Studio: あらゆる機能を包含したアプリケーションと、大規模言語モデル(LLM) の管理、ファインチューニング、評価を行う「エコシステム」を提供します。

  • RAG with Knowledge Graph: ナレッジグラフで RAG(検索拡張生成)アプリケーションを強化し、ベクトルストアだけでは見つけにくいデータの関係性やコンテキストを取得する方法を示します。

  • PromptBrew: シンプルなユーザーインターフェースを介して、高パフォーマンスで信頼性の高いプロンプトを作成する AI アシスタントを提供します。

  • Chat with Your Documents:  Cloudera が以前に提供した「LLM Chatbot Augmented with Enterprise Data AMP」を基に開発されたこのアクセラレーターは、ユーザーがアップロードしたドキュメントから作成された社内のナレッジベースのコンテキストを活用し、LLM のレスポンスを強化します。

ClouderaのAMP は AI プロジェクトを加速するだけではありません。AMP は完全にオープンソースであり、あらゆる環境にデプロイできる手順が含まれています。これにより、Cloudera がオープンソースコミュニティに対して強くコミットしていることが証明されています。

Cloudera の AMP を活用することで、企業のAI活用事例をどのように加速させるかについて、詳細はこちらで確認できます。

■クラウドを横断した統合型プライベート接続サービスのCloudera Private Link Network

Cloudera Private Link Network は、厳しい社内データセキュリティポリシーを実施している組織や、より厳しい規制に対応する組織のデータセキュリティやプライバシーに関する懸念を解消するためのサービスです。このサービスにより、ユーザーのワークロードから Cloudera Control Plane まで、公衆インターネットを経由せずに安全なプライベート接続が確保されます。

金融、ヘルスケア、製薬などの業界では、プライバシーに関する課題に直面することが多々あります。これは、同じクラウドサービス内であっても、プロバイダーがテナント間のトラフィックをインターネット経由で処理しないようにすることが難しく、データが危険にさらされる可能性があるためです。この問題を解決するために、クラウド間で統合されたプライベート接続サービスである Cloudera Private Link Network が提供されます。これにより、複数のクラウド環境にまたがるデータ集約型ワークロードを単一の専用ネットワークを通じて安全に管理できます。

Cloudera Private Link Network は、AWS PrivateLink や Azure Private Link といった既存のクラウドプロバイダーのサービスや、マルチクラウド接続などのネットワークインフラを活用し、主要なクラウドプロバイダー間での連携を可能にします。この仕組みにより、複数のクラウド環境間で安全なデータ転送が実現し、一貫したセキュリティの確保や管理の効率化にもつながります。さらに、ユーザーは Cloudera Command Line Interface を利用して、効率的なセルフサービスやサービスのプロビジョニングを行うことができます。

複雑化するマルチクラウド環境におけるセキュアなプライベートデータ接続の需要増大に、Cloudera Private Link Network がどのように対応しているかについて、詳細はこちらで確認できます。

コメント

■新しい Accelerators for Machine Learning Projects(AMP)について

  • 調査会社のThe Futurum Group で最高技術アドバイザー(Chief Technology Advisor)を務めるスティーブン・ディケンズ(Steven Dickens)氏は次のように述べています。「ほぼすべての企業が生成 AI の試行を進めていますが、今なお新しい技術であるため、企業にとってのベストプラクティスはごくわずかしかありません。そのため、データサイエンティストや AI エンジニアが AI プロジェクトを新たに始動する際には、既存の事例をもとに進めることが一般的です。しかし、このアプローチはセキュリティリスクや法的リスクが増大するなど、多くの欠点があります。AMP はこのような曖昧さを払拭するため、完全に構築済みのエンドツーエンドのソリューションを提供します。こうしたソリューションは、効果が実証され、価値の実現を迅速に進めることのできる、さまざまな AI ユースケース向けのすぐに活用できる MVP をデータサイエンティストに提供するのです。」

    Cloudera株式会社 で社長執行役員を務める大澤 毅は次のように述べています。「現代の環境において、企業は AI プロジェクトが軌道に乗るよう時間やリソースを投下することを強いられています。Cloudera の AMP は、事前構築済みのソリューションとさまざまな事例を活用することで、AI プロジェクトのコンセプトをスピーディに具体化する促進剤であり、ユースケースの信頼性や費用対効果を高めるとともに、開発にかかる時間を短縮します。これにより、企業は AI の取り組みを通じ、すばやく生産性と効率を向上させることができます。」

■Cloudera Private Link Network について

  • 産業アナリストのサンジェブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「企業はクラウド横断型のデプロイへと移行を進めています。そうした中、企業が期待するのは、マルチプラットフォーム構成の複雑さが大幅に改善され、コントロールプレーンとデータプレーンの間でプライベートリンクネットワークのエンドポイントを指定するだけで済むようになることです。Private Link Network を利用すれば、組織のデータ保護の効果が高まり、さまざまなクラウドを簡単に利用できるようになるため総保有コストを削減できます。こうした進化を通じ、Cloudera はメタデータ管理のためのセキュアなクラウド横断型接続の提供において、リーダーの地位をさらに確かなものとするでしょう。」

  • Cloudera株式会社 で社長執行役員を務める大澤 毅は次のように述べています。「Cloudera Private Link Network は Cloudera が管理する目的特化型のサービスで、プライバシーや接続に関する企業の懸念に対処します。Private Link Network の管理をCloudera に任せることで、組織の TCO を抑え、貴重なリソースを他の業務に割り当てられるようになります。結果、ビジネスにおける戦略的取り組みに注力することができるでしょう。Cloudera はアーキテクチャ全体でデータの整合性と信頼性を管理し、機密性の高い顧客データを保護する企業をサポートします。」

Cloudera について

Cloudera は、データ、アナリティクス、 AI の活用から価値を引き出す真のハイブリッドプラットフォームを提供しています。他のクラウド専用ベンダーよりも 100 倍以上のデータを管理し、グローバル企業がパブリッククラウドやプライベートクラウドで保持するあらゆるデータを、価値のある信頼できるインサイトに変換できるよう支援しています。 Cloudera のオープンデータレイクハウスは、ポータブルなクラウドネイティブのアナリティクスによるスケーラブルで安全性の高いデータ管理を提供し、ユーザーが生成 AI モデルをデータに取り込むことを可能にすると同時に、確実なプライバシー保護と信頼性の高い AI 展開を可能にします。金融サービス、保険、メディア、製造業などの世界大手企業や政府機関は、現在だけでなく将来にわたって、実現が難しい課題をデータを活用して解決するために Cloudera を利用しています。詳細については、ホームページLinkedIn および X をご覧ください。

 

Cloudera および関連するマークは、 Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。

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会社概要

Cloudera株式会社

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URL
https://jp.cloudera.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン 26階 TEC (The Executive Centre)
電話番号
03-6748-1506
代表者名
大澤 毅
上場
未上場
資本金
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設立
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