【実証実験の協力企業募集】“ギブ”の可視化で、部門も世代も超えて応援が回る会社へ―株式会社JICU、「ヒトノテミクス」九州内の実証実験の協力企業を最大2社募集

物々交換の社会実験で得た学びから、組織・コミュニティの関係性を再設計する「関係性OS」へ

株式会社JICU（佐賀県鳥栖市、代表取締役　水田侑宏）は、社内外の“ギブ”を「ギブカード」として可視化し、部署や世代を超えた助け合い・つながりを促進するサービス「ヒトノテミクス」において、実証実験にご協力いただける実証実験の協力企業を最大2社募集します。協力企業には、PoC（実証実験）へにご協力いただく代わりに、PoC期間中のサービス利用・導入支援を無償提供します。

https://salmon388199.studio.site/

ヒトノテミクスは、社員一人ひとりの好きや得意を可視化し、部門や世代を超えた繋がりを創出するための関係性OSです。

背景：地域の助け合い文化に着目した「ジョブグルメ」からの進化

株式会社JICUはこれまで、地域の“助け合い文化”に着目し、農家・飲食店などが資金不足で専門業務を外注しづらい課題に対し、「仕事」と「現物（グルメ）」を交換する社会実験「ジョブグルメ」**を実施してきました（2024年8月〜2025年7月）。
https://jobgourmet.co.jp/

広告なしにも関わらず、開始半年で登録者が約100名に達し、マッチングは20件を超え、旅館の無料宿泊×ライティング、イノシシ肉×ECサイト制作など、地域ならではの交換事例が生まれました。また、KaratsuWill Project最優秀賞の受賞や複数アワードのノミネートなど評価も獲得しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000130767.html

一方で、ジョブグルメの運用を通じて、「資金が流通しないためマネタイズが難しい」という課題はクリアできなかった一方、地域の助け合いやおすそ分け文化のポテンシャルは強く感じていたため、JICUは、「組織・コミュニティ・団体の課題を解決する」方向へ舵を切り、ギブを起点に関係性を円滑化する新事業として「ヒトノテミクス」を立ち上げました。

ヒトノテミクス：肩書・年齢を超えた「おせっかい」をデジタル化する、ギブカード型の仕組み

ヒトノテミクスは、自分が提供できる“ギブ”を登録し、組織内で共有できるスマホアプリです。

登録するギブは様々ですが、例えば、

Goods/Food（物・たべもの）：農産物、昨晩の晩ごはん、余った備品、“おすそ分け”など

スキル（わざ）：デザイン・相談・レクチャー等に限らず、趣味的スキルもOK

ナレッジ（ちしき）：ノウハウ・成功事例・地域/業界知識から「好き」まで

Space（場）：会える場、話せる場、イベント幹事、週末BBQ主催など

これらの可視化により、「あげる」から始まる会話が増え、自然なマッチングと交換が生まれることを狙います。

効果測定は、投稿数・チャット数・交換成立数などで行います。

さらに、ギブを起点にした交流がランチ・勉強会などのオフラインへ波及し、自発的なグループ形成・イベント参加などの行動変容を促します。

現在の検証の進捗：社内実験を経て、地域の大手企業向けのPoCの準備中

JICUの社内PoC（2025年8月〜10月）では、野菜のおすそ分け、イベント幹事、SNS/デザイン相談など多様なギブが登録・交換され、これまで交流したことがなかったメンバーとの交流が増加することや社内ランチが大幅に増加するなどの示唆が得られました。

モニター調査を実施したところ地域の中堅から大手企業で評価が高いことが判明しました。地域×中堅企業・経営層/部門責任者向け調査（有効N=100）では、コミュニケーション阻害要因の上位が「部門間の壁（サイロ化）」「世代間ギャップ」となり、課題として「暗黙知・技術の継承」「属人化・キーパーソンリスク」が強く挙がりました。

更に、導入検討余地（「条件が合えば」含む）が9割に達しました。コンセプト肯定（「話を聞いてみたい」＋「条件が合えば」）が約7割と高い反応で他の属性より明らかに高い結果となりました。

これらの結果を踏まえ、地域の大手企業向けのサービス展開を検討しています。

PoCパートナー募集概要（九州・最大2社）

対象

・九州エリアに拠点を置く企業（目安：従業員100〜500名規模の中堅~大手企業、人材定着や部署間サイロ化に課題を持つ企業 など。

・開発に向けた社内のPoCにご協力いただけること
・なお、PoCでは1-2部署からの先行導入から徐々に対象部署を拡げていく想定。

PoCで検証すること（例）

・社員同士の“助け合い”が生まれるか（投稿・チャット・交換成立数）

・サイロ化・世代間ギャップ・属人化（キーパーソンリスク）に対する変化

・オフライン交流（ランチ・勉強会等）の増加、オンボーディング短縮の兆し

募集社数

最大2社
※開始時期は当社との協議になります。

費用

無償（PoCへのご協力を条件に、利用・導入支援を無償提供）
※将来的には、6ヶ月のPoCパッケージ（50〜100万円/社）として提供を予定しています。

期間

未定（応募企業と個別調整／目安：3〜6ヶ月）

PoCパートナーにお願いしたいこと（例）

・社内での推進担当者のアサイン（窓口）

・社員への利用案内（任意参加でも可）

・期間中の簡易ヒアリング・振り返り（2〜3回程度）

・実証結果の共同発信の許可（任意）

応募方法

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczWSW7d7sE6Zy7G4aQRKPjQg9dr9--WgNlALqodk7wjReH5A/viewform

上記応募フォームよりお申し込みください。
（フォーム送信後、担当者より面談のご案内を差し上げます。）

会社概要

株式会社JICUは「地域で働くことが最も誇らしい社会」をVISIONに、九州・佐賀を拠点にデジタル領域のタレント事務所として、地域中小企業へのコンサルティング・DX支援を提供しています。U/Iターン人材を中心に約20名弱のプロフェッショナルが所属し、佐賀県中心に15業種55社を超える支援実績があります。

会社名：株式会社JICU

所在地：佐賀県鳥栖市

役員：水田侑宏、橋本智之