どうぶつ医療の放射線治療が新時代へ

~最新システム「Hyper Sight」導入で、より短時間・高精度な治療を実現~

2025年10月中旬、どうぶつの総合病院(埼玉県川口市)は、放射線治療装置「Varian Edge(バリアン エッジ)」に最新イメージングシステム「Hyper Sight(ハイパーサイト)」を導入しました。

この新技術により、撮影時間を短縮しながら、

より鮮明な画像で正確な照射位置を設定できるようになり、動物への負担を減らしつつ、治療の精度と安全性を大きく向上させます。

既存装置への同システム導入は国内で初めての試みであり、どうぶつ医療の放射線治療における大きな進化となります。

(※2025年10月当社調べ/バリアン・メディカル・システムズ社提供情報に基づく)

放射線治療装置「Varian Edge(バリアン エッジ)」

【Hyper Sight導入によって向上した主なポイント】

■ 撮影範囲の拡大

● X線画像:縦30 cm × 横40 cm → 縦40 cm × 横43 cm

● CT画像:縦17.6 cm → 縦25.3 cm

一度の撮影でより広い範囲をカバーできるようになり、撮影回数の削減・撮影時間の短縮・被ばく線量の低減が期待されます。

動物の体動や麻酔時間の負担を減らし、より快適な検査・治療を可能にします。

■ 画質の向上

従来よりも臓器や腫瘍の細かな濃淡が明瞭になり、画像の信頼性が高まりました。

これにより、正確な放射線治療計画を立てることができ、より精度の高い照射につながります。

また、金属インプラントによって起こる画像の乱れを軽減する技術も向上しています。

■ 治療精度の最適化

放射線治療は通常、数日から数週間にわたり複数回の照射を行います。
 Hyper Sightでは、照射直前に取得した高精度CBCT画像に基づき、その日の腫瘍や臓器の位置・形状の変化を正確に反映した治療が可能になりました。

この導入により、放射線治療の「精度」「スピード」「安全性」が大きく向上しました。

どうぶつたちの身体的負担を最小限に抑えながら、より高い治療効果を追求できるとともに、より多くの患者さまに治療機会を提供できる環境が整いました。


【今後の展望】

将来的には、体形の変化や腫瘍の縮小に応じて、その場で最適な治療計画を再計算し、即時に照射できるワークフローの実現も視野に入れています。

これにより、治療期間中も常に“その日・その瞬間に最適な線量分布”で治療を行うことが可能となります。

当院放射線腫瘍科では、今後も世界標準の医療技術を積極的に導入し、国内の動物医療の水準向上と専門性の確立に努めてまいります。

今回の導入は、「ここでしか受けられない治療」を実現するための大きな一歩です。


「Hyper Sightは、撮影が速く、画像がより鮮明で、治療計画にも直接活用できる革

新的な技術です。私たちは、この進化をどうぶつ医療の現場に届け、より多くの命を救うための新た

なステージを開いていきたいと考えています。」

— 放射線腫瘍科担当医コメント

ベテリナリアンズシナジー株式会社

どうぶつの総合病院 専門医療&救急センターの運営、動物医療関連サービスの提供

所在地〒 333-0823

埼玉県川口市石神815

代表取締役 安藤 純

ホームページ:https://vsec.jp

【本プレスリリース問い合わせ先】

ベテリナリアンズシナジー株式会社

担当者:病院管理本部 矢島 芹菜

お問い合わせ先:media@vsec.jp


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会社概要

URL
https://vsec.jp
業種
医療・福祉
本社所在地
埼玉県川口市石神815
電話番号
-
代表者名
安藤純
上場
未上場
資本金
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設立
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