VicOne、SDVにおける自動車サイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient」を発表
AIが脅威分析を自動化し人的負担を軽減、リスクプロファイルの自動生成で迅速な対応を実現
トレンドマイクロ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長(CEO)エバ・チェン)の子会社で、自動車向けサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるVicOne株式会社(ヴィックワン、東京都新宿区、最高経営責任者(CEO)マックス・チェン)は、この度、新たな自動車特化のサイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient (エックス オーリエント)」を発表しました。
「xAurient」は、自動車メーカー(OEM)およびサプライヤーの開発環境に対応し、攻撃経路を特定する独自の分析機能を備え、脅威の発生メカニズムや背景を可視化する、自動車サイバー脅威インテリジェンスプラットフォームです。これにより、OEMおよびサプライヤーが、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)におけるセキュリティ脅威に対して、優先度に応じて迅速な措置を講じることを可能にします。
■自動車特化のサイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient」の特長
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市場の脅威情報に対する脅威分析を自動化するAIエージェント「オンデマンド脅威調査サービス」を搭載、従来の手作業による分析負担を大幅に削減
「xAurient」は、世界中に点在する脅威情報の収集と正確な攻撃経路を特定し、迅速かつ効率的な防御策を講じるための「オンデマンド脅威調査サービス」を搭載しています。
本プラットフォームは、トレンドマイクロが運営する脆弱性発見コミュニティのTrend Zero Day Initiative™(ZDI)にサポートされており、匿名化されたダークウェブ(TORやOnionなど)から数千件におよぶ情報を収集します。また、30年分の脅威データで学習したAIエージェントが、ソーシャルメディアやウェブ上の最新情報を迅速に収集・分析し、実用的なインテリジェンスへと変換します。
これにより、OEMやサプライヤーのセキュリティ担当者は、従来の手作業による分析負担を大幅に削減し、新車開発におけるリスク管理の最適化、最新の脅威に基づく製品セキュリティ評価、サプライチェーン全体の安全性チェックなど、より本質的な業務に集中できるようになります。

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AIにより製品セキュリティリスクプロファイルを自動生成、自動車業界に最適化された
サイバー脅威インテリジェンスを実現、迅速な対策が可能に
「xAurient」は、OEMやサプライヤーごとの特有のリスク環境を考慮し、AIを活用して製品セキュリティリスクプロファイルを自動的に生成またはカスタマイズします。これにより、最も重大な脅威を正確に特定し、優先順位を付けてセキュリティ対策をサポートします。
本プラットフォームは高い拡張性を持つオープンインターフェースを採用し、OEMやサプライヤーが運用する侵入検知システム(IDS)や車両管理システム(VMS)、車両セキュリティオペレーションセンター(VSOC)との統合を実現します。または、これらの車両システムと統合せず、スタンドアローンのプラットフォームとしても利用できるため、迅速な初動対応や、より精緻な対策の実行にも柔軟に対応できます。

■VicOne最高経営責任者(CEO) マックス・チェンのコメント
「xAurient」は、OEMやサプライヤーの皆さまが、より迅速かつ的確にサイバー脅威へ対応できるように開発しました。このサービスは、複雑化する脅威への対処を効率化し、手作業による負担を大幅に軽減します。さらに、製品セキュリティの即時強化につながる実行可能なアクションを促進し、継続的で差別化された防御を可能にする常時監視機能も備えています。
VicOneは、自動車サイバーセキュリティ分野における技術革新を牽引するリーディングカンパニーとして設立され、自動車業界に向けて最先端かつ包括的なセキュリティソリューションを提供しています。世界中の有力なパートナーとの連携により、深い専門知識と高度な技術力を結集したVicOneのソリューションやサービスは、OEMやサプライヤーが進化を続ける脅威に先手を打ち、車両やドライバー、そして重要なデータを守るために広く活用されています。
xAurientに関する詳細は、https://vicone.com/jp/products/xaurientをご覧ください。
■関連情報「VicOne、ASRGと共同で自動車脆弱性データベース「AutoVulnDB」を立ち上げ」
VicOneは自動車セキュリティ業界の進歩に焦点を当てた国際的なNPOであるAutomotive Security Research Group(ASRG)と提携し、自動車脆弱性データベース「AutoVulnDB」を立ち上げ、継続的に支援しています。
をご覧ください。
■VicOneについて
VicOneは、これからの自動車を守るというビジョンを持ち、自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しています。自動車メーカーの厳しい要求に応えるために開発されたVicOneの各ソリューションは、現代の車両が必要とする高度なサイバーセキュリティの各種要件に適合し、大規模な運用にも応えるように設計されています。VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、トレンドマイクロが30年以上にわたって培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースにしています。自動車サイバーセキュリティのグローバルリーダーとして、サイバーセキュリティにおける独自の深い知見を活かした先見性を提供し、お客様が安全でスマートな車両を開発できるよう支援しています。詳細はhttps://vicone.com/jpをご覧ください。
【日本法人名】VicOne株式会社(英語名:VicOne Corporation)
【グローバル代表】CEO マックス・チェン
【日本法人役員】会長 マヘンドラ・ネギ、 マックス・チェン等
【設立日(台湾)】2022年6月
【設立日(日本)】2023年6月(登記月)
【従業員数(グローバル)】約120名
【本社所在地】日本、東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
【事業内容】自動車向けサイバーセキュリティソリューション
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