【八王子芸術祭】JCT(35°39’N -139°21’E)



かつて織物産業によって「絹の都」と呼ばれた八王子は、戦時下に工場の転用や、空襲の被害を経験し、その痕跡は今も地域の景観に残されている。本作は、実際に市内で使われていた力織機の部品を複製し、八王子の産業を象徴する工場建築である鋸屋根の形態と重ね合わせた彫刻作品を中心に構成したインスタレーションである。交通や輸送を象徴する車輪や工場の機械部品に共通する“回転”のイメージを手がかりに、街の風景に積み重なった記憶の断片を呼び起こし、想像でしか届かない過去の風景を今ここにいる自分の実感へと結び直す。(石﨑朝子)
展示設営:加藤広太 協力:八王子市郷土資料館
日程:11/8~12/7 水曜定休
時間:10~17時
会場:米店跡 東京都八王子市中野上町4丁目4−13
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石﨑朝子
ストリートのリアリティから出発した表現をテーマに、彫刻・映像・パフォーマンスを用いて制作活動を行う。2023年武蔵野美術⼤学⼤学院修⼠課程彫刻コース修了。渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)、スケーターやグラフィティライターによる街へのアクションから連想した《トレーシング・シティ》(2022-23)など、都市空間の漂流で得たリアルな経験を通して、都市の他なる視点を再構築する作品を発表している。
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概要:
八王子芸術祭
2023年に始まった八王子芸術祭は、地域の歴史・自然・文化を背景に、その土地に染み込むアート作品を、その土地の旧工場跡や古民家、屋外施設や公園など多彩な会場で展開します。
美術・音楽・演劇に加え、ワークショップやトーク、パフォーマンス、地域とともにまちを盛り上げる「マチイロProject」など、多様なプログラムを実施。訪れる人は「旅人」として八王子の風景や時間に触れることのできる祭典です。
ー八王子芸術祭2025概要ー
土地に染み込む、ものづくりの機械音や職人たちの手のリズム、そのうえにアートやデザインの旋律が流れるとき。時代が織り重なり、伝統が未来に巡りあうとき。
そこにどのような物語がうまれるのでしょうか。
あなたの想いも、ひとつの糸となります。経(たて)の記憶に、緯(よこ)の風をとおす。
八王子から世界へ。未来の物語を紡ぐ旅のはじまりです。
【開催期間】2025年11月8日(土)〜12月7日(日)※水曜日定休
【会場】 中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場
【入場料】 無料(一部有料プログラムあり)
【主催】 八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
【2025外部運営チーム】
Creative Direction:中村 寛
Art Production:戸田 史子
Curation:田坂 和実 、原 ちけい
Design:鄭 呟采 、足達 真帆
【公式HP】八王子芸術祭|Hachioji Arts Journey|アートとまちの10年旅
【公式SNS】Instagram:八王子芸術祭(@hachioji_arts_journey)
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