新型コロナウイルス感染症研究において分野を超えた研究者の情報共有と協働をサポートする、世界最大の研究情報プラットフォームを開設

新型コロナウィルスの大流行に対し、分野を超えた研究者の情報収集と協働をサポートするため、カクタス・コミュニケーションズはCOVID-19研究情報プラットフォームを開設しました。発表言語や地域を問わず、日々生み出されるCOVID-19に関連する研究データや専門家の見解をAIと概念抽出技術を用いて収集する、世界最大の単一情報プラットフォームです。
現在、世界中で200万件近くの新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)症例が報告されています。さまざまな分野で新型コロナウイルス感染症の研究が日々激増する中、この世界的危機の解決に取り組む人々は、そうした研究情報の処理に切実にサポートを必要としています。あらゆる分野の研究者が分野を超えてデータや情報を利用できるよう、日々大量に生み出される新型コロナウイルスに関する研究報告を処理し、専門家の見解を提示するためのソリューションが求められています。

このニーズに応えるため、国際的な科学コミュニケーション、テクノロジー企業であるカクタス・コミュニケーションズ(以下、カクタス)は、COVID-19研究情報プラットフォーム、mcovid19.researcher.lifeの開設を発表しました。このプラットフォームは、カクタスが持つAIおよび概念抽出技術を活用し、COVID-19に関するあらゆる研究、見識、解説、専門家の推薦を収集して公開する世界最大の単一情報プラットフォームです。このウェブサイトでは、研究者がCOVID-19関連の研究や情報にアクセスできるだけでなく、他分野の研究者と協力して潜在的な仮説や課題を共有することも可能です。
 

 



 カクタスの創業者でありCEOを務めるアビシェック・ゴエルは、このプラットフォーム開設の動機について次のように語っています。「パンデミックに直面している今、私たちは総力を結集しなくてはなりません。人類を救う解決策を見つけるために世界中で多くの分野の研究者が懸命に努力しています。疫学者、ウイルス学者、免疫学者、生物統計学者、救急内科学専門家、呼吸器学者、公衆衛生研究者、薬理学者、病理学研究者、遺伝学者、細胞生物学者、社会科学者……挙げればきりがありません。しかし普段は各分野の枠内で研究に打ち込んでいる研究者も、この未曾有の危機においてはお互いの専門知識を活用し、多様な専門分野のアプローチを採用することが必須です。カクタスはその支援をできる限り行っていきたいと思っています」

 さらにゴエルは、「世の中にはすでにCOVID-19に関する膨大な量の研究や情報が報告されているため、いろいろな分野の研究者がこうした情報を簡単に入手して理解できる、専門家の意見に裏付けられたプラットフォームが必要だと考えました。カクタスが今回提供したcovid19.researcher.lifeのプラットフォームでは、発表時の言語を問わずさまざまな国の研究やデータセットを照合し、研究者から別の研究者への質問や仮説の提起を可能にし、最新研究を専門家が簡略化して説明したコンテンツをキュレーションします。私たちはこのプラットフォームを急速に拡大し、今後はさらにオンデマンドのウェビナーやポッドキャスト、研究資金調達を目的とするクラウドファンディングの提供へと発展させていくつもりです。パンデミックへの解決策を共に見出すため、地域も分野も超えた研究者が学び合うプラットフォームの構築を目指しています」と語っています。

 COVID-19の研究に取り組む研究者へのサービス提供以外にも、今回公開したウェブサイトでは今後、政策立案者や政府、一般の方々からのCOVID-19にまつわる質問に対し、エビデンスに基づいた回答を提供する機能を追加する予定です。また、研究者や医療従事者が直面している困難に対し、その課題に関心を持つ一般の人が打開策を提案し支援するための機会も設けていく予定です。

 ※カクタスが運営するCOVID-19研究情報プラットフォーム:
https://covid19.researcher.life/


カクタス・コミュニケーションズ(Cactus Communications)について
2002年創業のカクタス・コミュニケーションズは、研究者、大学、出版社、学協会、ライフサイエンス分野の企業・研究機関と連携して研究インパクトを促進する国際的な科学コミュニケーション企業です。英文校正・校閲、翻訳、テープ起こし、論文投稿支援サービス、教育・トレーニングソリューションを提供する「エディテージ(Editage)」、コンテンツの戦略立案、開発、普及により製薬・バイオテクノロジー・医療機器企業を支援する「カクタス・ライフサイエンス(Cactus Life Sciences)」、研究者とジャーナルを結びつけ、学術出版の効率を高めるAI駆動ツール&マーケットプレイス「パブシュア(PubSURE)」、学術出版に関するすべてのステークホルダーにエンゲージメントの高い動画、インフォグラフィック、研究ニュース記事、トレーニングおよび戦略的ソリューションを提供する「インパクトサイエンス(Impact Science)」、出版社の事業機会を増やし出版ワークフローを改善するAIツール&ソリューション「アンサイロ(UNSILO)」、カクタスの全事業を推進するイノベーション・研究開発チーム「カクタスラボ(Cactus Labs)」など、さまざまなブランドを運営してプロダクトやサービスを提供し、研究・出版にまつわるあらゆるニーズに応えています。また、科学技術による問題解決という理念を共にするスタートアップ企業の支援も行っています。イギリス(ロンドン)、アメリカ(プリンストン)、シンガポール、中国(北京、上海)、日本(東京)、韓国(ソウル)、デンマーク(オーフス)、インド(ベンガルール、ハイデラバード、ムンバイ)にオフィスを構え、世界各地から3,000人以上のエキスパートが190カ国以上のお客様をサポートしています。

 詳しくはこちら:http://www.cactus.co.jp

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田三崎町2-4-1 TUG-I ビル 4F
電話番号
03-6261-2290
代表者名
湯浅誠
上場
未上場
資本金
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設立
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