投資初心者の68.3%が失敗を経験!最も多い理由は「大きな損失を出してしまった」
リーマンショックの暴落では数百万円の損失を出した人も
◆調査サマリー
今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。
1.投資デビュー時に何らかの失敗を経験した人は68.3%、失敗を経験していない人は31.7%にとどまる
2.投資デビューの失敗で最も多いのは「大きな損失を出してしまった」の24.8%、利益確定/損失確定が遅れるなど取引タイミングの失敗を挙げる人も多数
3.ブラックマンデーやリーマンショックのような暴落相場には初心者も要注意
※本調査を使用する場合は、出典元として以下をご記載ください。以下の調査結果ページでは、本調査に関する全ての情報を確認できます。
サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』
URL:https://runcha-app.com/technical/survey-begginer-failure/
◆調査の実施概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者 :「現在、投資に取り組んでいる」と回答した20歳以上の男女
調査期間 :2023年7月13日~7月14日
有効回答 :303名
◆主な調査結果
1.投資デビュー時に何らかの失敗を経験した人は68.3%、失敗を経験していない人が31.7%にとどまる
投資初心者時代に失敗したり反省したエピソードについて質問したところ、何らかの失敗をしたと回答した人は68.3%、「特になし」を選択した人は31.7%でした。3人に2人は、投資を始めたばかりで知識や経験が少ないときに、投資がうまくいかなかった経験をしているようです。
2.投資デビューの失敗で最も多いのは「大きな損失を出してしまった」の24.8%、取引タイミングの失敗を挙げる人も多数
投資初心者時代の失敗/反省エピソードで最も多かったのは、「大きな損失を出してしまった」の36.2%でした。投資を始めて経験が少ない段階で、大きな損失を出してしまった経験をしている人は少なくないといえそうです。
また、1位と僅差で「欲が出て利益確定のタイミングを逃した」の35.7%、「損失確定が遅れて塩漬けになった」の34.4%、「利益確定が早すぎた」の33.3%が続いています。いずれも取引タイミングに関するもので、初心者にとって適切なタイミングで売買を行うことの難しさがうかがえます。
3.ブラックマンデーやリーマンショックのような暴落相場には初心者も要注意
投資初心者時代の失敗/反省エピソードのうち、数の多かった「大きな損失を出してしまった」「欲が出て利益確定のタイミングを逃した」「損失確定が遅れて塩漬けになった」「利益確定が早すぎた」について、具体的なエピソードを4つずつピックアップして紹介します。
▼大きな損失を出してしまったエピソード
・リーマンショックで相場が全体的に下落した事で数百万円の損失を出した。(50代/男性/神奈川県)
・サブプライム問題やリーマンショックの時など、世界的な経済問題が起きたタイミングで素人がFXに手を出して損失を被った。(60代/男性/大阪府)
・某社の株式が当時のトレンドに乗って、ほぼ4倍になったため、そろそろ下がるだろうと予想し、信用取引で売りを入れたが、その後、踏み上げにあい、にっちもさっちもいかず短期間に700万程の損失を出してしまった。(60代/男性/愛知県)
・配当金大幅upした小型株を買ったら、数ヶ月後に倒産した。(40代/男性/東京都)
大きな損失を出してしまった人は、「〇〇ショック」と呼ばれるような急激な相場変動に巻き込まれるパターンが多く見られます。また、信用売りをはじめとするリスキーな取引を行って大きな損失を出したケースや、投資先の企業が倒産してしまったケースもありました。
▼欲が出て利益確定のタイミングを逃したエピソード
・IPOに当選して、最初は初値で売るつもりだったのが欲をかいてホールドしてしまい、大した利益が出なかった。60万くらいの利益が5万円ほどになってしまった。(50代/男性/三重県)
・ある程度上がったら売却するつもりだったが、欲がでてしまい売らなかったら、下がってしまった。(50代/男性/東京都)
・掲示板の「マダマダ上がりそう」の内容につられて保有していたところ、気がついたらガタ落ちとなってしまった。(70代/男性/三重県)
・20代後半に某社の株式投資をして欲をかいて売り時を間違え4割損失を喫した。(70代/男性/岐阜県)
最高のタイミングで売買するのは経験者もなかなかできないものですが、初心者の頃は特に利益確定タイミングを逃し利益を減らしてしまったエピソードが目立ちます。利益が減った状態では心理的に決済しづらくなるものですが、損失が出るまで決済できなかったケースも散見されました。
▼損失確定が遅れて塩漬けになったエピソード
・退職金のほぼ全額を某ファンドに投資したが、その後のブラックマンデーで大幅な値下がりと配当金の低下が生じ、その後少しは持ち直しましたが、なお600万円以上の損失が出ています。(70代/男性/三重県)
・知識を得ずに始めたので、結局損切りなどできずに塩漬けするようなものが出てしまった。(50代/男性/東京都)
・株価がどんどん下がってしまって、早く損切りすれば良かったと思った事が有りました。(70代/女性/東京都)
・塩漬けで、さらに買い増しして、マイナスになった。(30代/男性/静岡県)
投資において損失を確定することは、特に慣れていない初心者のうちは心理的に難しいことかもしれません。早めに損失確定をすれば小さな損失で終わるところが、損失確定が遅れたことで含み損が大きく拡大して、身動きが取れなくなったケースが数多く見られました。
▼利益確定が早すぎたエピソード
・投資信託に利益が出たので利益確定をしたが、その後も上昇が続いてしまった。そのまま保有していれば引き続き利益が上がったのに、タイミングの難しさを感じた。(50代/女性/宮崎県)
・某株式で、130万円の利益が出たところで確定したが、もうちょっと待てば、500万円程度の利益が得られた。(60代/男性/神奈川県)
・ビットコインが高騰し続けていたのに、少し下がった時に損をしたような気分になって売ってしまったこと。(20代/女性/愛知県)
・保有する投資信託に利益が出たので、利益確定したが、その後も上昇が続いた。そのまま保有していれば400万円の利益だった。(60代/男性/福岡県)
利益は得られたものの、保有し続ければ利益を大きく伸ばせたエピソードも数多く寄せられました。心理的に目の前の利益は確定したくなるものですが、トレードルールが定まっていないことが多い初心者のうちは、含み益が出ると有望株をすぐに手放しやすいことが推測されます。
◆初心者が失敗を回避するには経験者の事例から学ぶことが有効
今回の調査結果からは、初心者時代に何らかの失敗/反省エピソードの経験がある人が68.3%と、過半数の人が失敗/反省を経験していることが分かりました。投資における初心者が犯しがちな失敗を避けるためには、過去の事例から学ぶことが有効でしょう。
投資初心者の失敗/反省エピソードとして最も多かったのが、「大きな損失を出してしまった」というものです。そういう意味では、知識や経験の少ない初心者のうちは、大きな利益を狙ってハイリスクな取引をするよりも、少額で取引するなどリスクを抑えることを優先しながら経験を積む方が望ましいかもしれません。
なお、ブラックマンデーやリーマンショックといった相場の大暴落で大きな損失を経験したエピソードも寄せられています。初心者のうちからテールリスクも意識しつつ、万が一のときにどう動くのか、自分の中で取引ルールを明確にしておくことが理想的といえるでしょう。
本調査の結果を踏まえて『テクニカルブック』は、投資に興味のある初心者の人が適切なリスク管理を行いながら資産運用ができるよう、有用な情報提供に尽力してまいります。
なお『テクニカルブック』では、引用可能な補足情報やアンケートデータ、グラフ画像等を公開しておりますので、併せてご活用ください。
※本調査を使用する場合は、出典元として以下のご記載をお願いいたします。以下の調査結果ページでは、本調査に関する全ての情報を確認できます。
サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』
URL:https://runcha-app.com/technical/survey-begginer-failure/
◆『テクニカルブック』について
『テクニカルブック』は、テクニカル分析に関する実践的な情報を提供する専門サイトです。初心者から上級者まで幅広い層のトレーダーに有益な情報を提供するために、投資のプロから監修を受けています。
・山中康司氏:為替情報配信・セミナー講師・コンサルタントなど幅広く活躍
・内田まさみ氏:ラジオNIKKEIや雑誌など多数のメディアに出演
さらにデモトレードを進化させた練習アプリ『Runcha』を提供中です。『Runcha』は、過去20年分のチャートを使って本格的な練習ができるほか、勝率やリスクリワードレシオなども自動で集計されます。自分のトレードの癖を理解し、効率良くスキルアップを目指せるアプリです。
・テクニカルブック:https://runcha-app.com/technical/
・Runcha:https://runcha-app.com/
◆株式会社アドバン
株式会社アドバンは、Webマーケティングや投資教育サービスの運営を行っています。『テクニカルブック』や『Runcha』のほか、以下のような初心者向けアプリも提供しています。
・FX初心者ガイド:https://ad-van.co.jp/ie/fx-guide/
・サルでもわかる副業FX:https://ad-van.co.jp/ie/saruwakafx/
・ビットコイン初心者ガイド:https://ad-van.co.jp/ie/cryptoguide/
・猫でもわかる仮想通貨:https://ad-van.co.jp/ie/neko-crypto/
・PipopaPips:https://ad-van.co.jp/ie/pipopapips/
【運営会社の概要】
会社名 :株式会社アドバン
所在地 :東京都品川区東五反田1丁目20-7 神野商事第2ビル1F
設立 :2010年7月12日
代表者 :田中勇輝
事業内容:自社サービス事業、集客支援事業、インターネット広告配信・効果測定業、インターネット関連のコンサルティング
会社ホームページ :https://ad-van.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 証券・FX・投資信託マーケティング・リサーチ
- ダウンロード