「JIDF学生文化デザイン賞2021」受賞者決定!
グランプリは武蔵野美術大学の真部和香子さん
一般社団法人日本文化デザインフォーラム(理事長:水野誠一、以下JIDF)は、次世代を担う若者の応援を目的としたコンペティション、『JIDF学生文化デザイン賞2021』のグランプリを決定するファイナリスト・プレゼンテーションを実施。JIDF選抜会員(水野誠一、榎本了壱、竹中直純、蜷川有紀、マエキタミヤコ、蜂谷宗苾)による合同審査(公開ディスカッション)およびJIDF会員投票を経て、真部和香子さん(武蔵野美術大学/山口県宇部市出身)の「『美しい!』の図鑑」がグランプリに決まった他、準グランプリ1名を選出しました。
グランプリの「『美しい!』の図鑑」は、“医学・数学・芸術・仕事などさまざまな分野の人への取材や、歴史上の偉人の言葉から得られた「美しい」を紡いだ図鑑をつくる”プロジェクトで、その発想力や、実際に具現化した作品を提示した点、今後の発展の可能性などが評価され、この度の受賞に至りました。
また、今回もJIDF協賛社による協賛社賞が設けられ、各社の独自選考により受賞者を選出しました。
「JIDF学生文化デザイン賞」は、これからの時代を担うであろう若者たちが、どのようなことを考え、取り組んでいるのかに着目し、その考えや取り組みを応援したいとの想いで2018年に創設。全国の学生を対象に「今考えている、進行しているクリエイティブなプロジェクトやコンセプト」を作品として幅広く募集し、一次審査(書類選考)を勝ち抜いた6組のファイナリストが、内容についてのプレゼンテーションを行う二次審査(ファイナリスト・プレゼンテーション)に挑みました。
JIDFでは、今後も若者たちの斬新なアイデアを発掘・支援する取り組みとして、「学生文化デザイン賞」の継続的な実施を目指してまいります。
『JIDF学生文化デザイン賞2021』 ファイナリスト・プレゼンテーション進出者(6組)
大西 藍李(おおにし あいりい)、他1名
1999年、兵庫県姫路市生まれ。姫路工業高校でデザインを3年間学んだ後、より深い知識や技術を身に付けたいと思い大阪芸術大学に進学。大学では人に振り向かれるデザインを目標に、webやアプリ、ポスターなど幅広い分野を勉強中。ゲーム制作やマーケティングに興味がある。趣味は動画編集。
板坂 梨央(いたさか りお)
2000年石川県生まれ。京都産業大学国際関係学部国際関係学科に在学中。中学生の時に初めて留学を経験し、国際関係学に興味を持つ。現在は途上国で発生する様々な課題を解決するため、先進国が途上国に恒久的な支援をするための多角的アプローチ構築のため日々勉強中。
大西 琴子(おおにし ことこ)
神戸大学大学院工学研究科建築学専攻2年。20年後、50年後の近未来の社会を考察し、建築が人の行動や心情、周辺環境や社会に与える影響力と可能性について研究している。少子高齢化や大量消費・大量生産、地球温暖化等の問題がさらに深刻化する中で、「豊か」とは何なのかを日々考えている。
阿部 愛永(あべ まなえ)、他3名
2000年宮城県生まれ。山形大学工学部建築・デザイン学科2年次在籍。思いついたものをかたちにして誰かの役に立てるデザインの世界に魅了され、常に何か面白いものがないか探す日々を送っている。現在はARCHI CADを習得するべく勉強中。
真部 和香子(まなべ わかこ)
花と緑と彫刻の街・山口県宇部市出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科4年。美に興味を持つ以前は、「エロ」に関心があり、武蔵野美術大学芸術祭2018にて『エロ展』を主催。大学4年間で医学、数学、スポーツ、芸術など様々な分野の方々の影響を受ける。将来は、異なる分野同士を繋げられるデザイナーになりたいと考えている。
望月 柚(もちづき ゆう)
1999年神奈川県川崎市生まれ。日本大学理工学部海洋建築工学科3年。幼い頃から絵を描くことやデザイン、ものづくりに興味があり職人の父の影響で建築設計をしたいと思い大学進学。現在は都市計画系の研究室で地域活性化プロジェクトに参加中。意匠設計は個人的に勉強している最中。
「JIDF学生文化デザイン賞2021」実施要項
- 名称:JIDF学生文化デザイン賞2021
- 主催:一般社団法人日本文化デザインフォーラム(JIDF)
- 協賛:株式会社博報堂 株式会社AOI Pro. 株式会社丹青社 大日本印刷株式会社
株式会社テー・オー・ダブリュー 株式会社ティー・ワイ・オー 株式会社東北新社
凸版印刷株式会社 株式会社乃村工藝社 株式会社ムラヤマ/感動創造研究所 - 募集内容:今考えている、または進行しているクリエイティブなプロジェクトやコンセプト
例えば…「シャッター商店街再生デザインフェスティバル主催!」「世界を動かすすごい
プログラムを開発した」「俺は音楽で世界をよくする方法を知っている!教えないけど…」
などテーマやジャンルは自由。新たなイノベーションを創出するコンセプトを期待します。 - 応募資格:学生(大学生、専門学校生、国立高等専門学校生、他)※個人・グループは問わない
- 応募締切:2021年1月15日(金)必着
- 審査:一次審査=JIDF会員による書類審査を行い、ファイナリスト6人(組)を選出
二次審査=2021年3月12日(金)に、東京・渋谷のLOFT9 Shibuyaにて、ファイナリスト6人(組)による各15分間のプレゼンテーションを行った後、JIDF選抜会員による合同審査(公開ディスカッション)およびJIDF会員投票を経て、グランプリ他、各賞を決定 - 賞:グランプリ/賞金30万円、準グランプリ/賞金10万円
一般社団法人日本文化デザインフォーラムについて
日本文化デザインフォーラム(Japan Inter-Design Forum /JIDF)は、アート、デザイン、建築、科学、哲学、文学、評論、伝統芸能、都市計画、写真、食、音楽、映像など、多彩な分野の先端的な活動をしている専門家約90名が自発的に集まった任意の団体です。それぞれの専門ジャンルの垣根を超えて会員相互で交流・啓発しあうことで、これまでにない発想を生み出し、多角的な視点から日本及び世界の「文化をデザイン」することを目的に活動しています。1980年の設立(旧組織名称:日本文化デザイン会議/~1989年)以来、国内の主要都市で30回を超えるフォーラムを開催してきました。2011年8月からは「一般社団法人日本文化デザインフォーラム」として新たにスタート。本フォーラムの発起人である建築家・黒川紀章の七回忌にあたる2013年より、「INTER-DESIGN FORUM TOKYO」を毎年開催し、デザイン、建築、アートなど、さまざまな分野を牽引するプロフェッショナル達のメッセージを発信し続けています。また、2018年には次世代を担う若者支援の取り組みとして、「JIDF学生文化デザイン賞」を新たに創設しました。
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