タンザニアで新たな医療支援を開始しました

新生児のいのちをまもる「カリブムトトプロジェクト」を始めました

アジア・アフリカで保健医療協力をおこなっている公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(東京都新宿区、会長:畑野研太郎)は、タンザニアで、新生児のいのちをまもるための新しい活動「カリブムトトプロジェクト」を、現地団体と協力して始めました。秋からは日本人医師も活動に加わる予定です。

【URL】https://www.jocs.or.jp/active/coop/tanzania

プロジェクトを進めている病院の新生児(タンザニア・タボラ州)

 JOCSは、2025年4月から、現地のキリスト教会(タボラ大司教区保健事務所)と協力し、「カリブムトトプロジェクト」をスタートしました。「カリブ」はタンザニアの国語・スワヒリ語で「ようこそ」を、「ムトト」は「子」を意味します。

 JOCSでは、2018年4月から2025年3月まで、母と子の健康といのちをまもる活動「ママ・ナ・ムトトプロジェクト」を実施してきました。このプロジェクトは、タボラ大司教区保健事務所傘下にある10の医療施設において、受診する母と子が適切なケアを受けられるようになることを目指しました。7年間の活動の成果として、特に分娩期のケアと新生児の蘇生に関する保健医療従事者の技術が向上しました。プロジェクト開始時の死産と新生児死亡率は197/1000(2018年聖ヨハネ・パウロ2世病院)でしたが、2023年には42/1000(同病院)まで減少しました。しかし、その数値は、タンザニア全国の新生児死亡率などと比較するとまだ高く、改善の余地があると考えられます。

 そこで対象を新生児に絞った新しい活動「カリブムトトプロジェクト」を計画しました。このプロジェクトでは、新生児死亡率を減少させるため新生児ケアに焦点を当てて取り組みます。2025年秋からは、JOCSが派遣する日本人医師がこのプロジェクトに参加します。

 JOCSでは、4年間の計画でこのプロジェクトを進めてまいります。進捗状況は、JOCSホームページで随時お知らせいたします。


JOCSは、1960年に設立された、日本で最初の民間国際協力団体のひとつです。すべての人々の健康といのちがまもられる世界をめざし、日本人保健医療従事者(医師や看護師など)の派遣、現地の保健医療従事者の育成、現地NGOと協働したプロジェクトの実施をおこなってきました。現在、バングラデシュに1名の看護師を派遣、また7カ国89名の現地保健医療従事者を奨学金制度を用いて育成しています。

タンザニアの病院で活動するJOCS派遣の医師

【会社概要】

公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)

東京事務局:東京都新宿区西早稲田2-3-18-51

関西事務局:大阪市北区茶屋町2-30

会長:畑野研太郎

設立:1960年

URL:https://www.jocs.or.jp/

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会社概要

URL
http://www.jocs.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区西早稲田2-3-18-51 日本キリスト教会館
電話番号
03-3208-2416
代表者名
畑野研太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
1962年02月