【調査レポート】イヌパシー|イヌの本能に寄り添うデータ解析を実施!客観的データで「噛むこと」の価値を示し、飼い主への新しい習慣機会を提供
愛犬のこころを読みとくデバイス「イヌパシー」を開発する株式会社ラングレス(本社:東京都港区、代表取締役:山入端 佳那)は、噛む行動が愛犬にどのように寄与しているのかをデータ分析を実施いたしました。
■ プロジェクトの背景
ラングレスは、イヌ特有の感情が存在することに深いリスペクトを持っており、飼い主が愛犬の本能や感情を理解することで、彼らにとってより良い生活を提供できると考え「愛犬のこころ、もっと探求プロジェクト」をスタート。この理念に共感いただいたDINGOさんと協力し、共同プロジェクトとして第1弾がスタートいたしました。
本テーマにおいては、特に「噛む」という行為における愛犬の欲求がどのように満たされるのかを、この取り組みを通じて、新しい視点の獲得や発見があることを目指しました。
参加者として選ばれた30頭のわんちゃんとその飼い主様が、愛犬の本音と向き合うことで、日々の楽しみをより深く理解し、愛犬のウェルビーイング向上を飼い主さんとともに、試験を通じて実施いたしました。
■ プロジェクト内容
本プロジェクトの目的は、愛犬の本能や感情に寄り添ったアプローチを見た目だけに頼らず、イヌパシーの解析データを利用し追求することです。ラングレスは、詳細な感情データの比較分析を実施し、それぞれの愛犬に関する個別分析データ解析と総合データ分析をいたしました。イヌの心拍から本心を探り、製品が提供する価値を本質的に追求する新しい取り組みになっています。
試験内容
愛犬の心を読み解くデバイス「イヌパシー」を使用し、日常生活の中で犬が経験する幸福感とストレスの変化を詳細に分析しました。実験では、30組の愛犬と飼い主が約2週間にわたり、1日15分間、(1)好物のおやつを与えた時、(2)飼い主とおもちゃで遊んでいる時、(3)長時間楽しめる牛皮ガム(DINGO)を与えた時、それぞれの犬の感情変化を「イヌパシー」で測定しました。
■ 全体を通した総合的な結果
噛むことで幸福度が向上
噛む行為そのものがイヌの幸福度に与える影響を解明しました。一般的にしつけの対象とされがちな噛む行為ですが、実際にはイヌの本能的な欲求を満たすものであり、適切な噛むおやつを提供することで幸福度が大幅に向上することがわかりました。おやつの場合、マテをしている間に幸福度が急上昇し、楽しむ時間が短いことで幸福度がすぐに落ち着くという傾向が見られました。噛むことで集中度が変化
噛むおやつに対する集中度が非常に高く、これがイヌの精神的な充足感に寄与していることが明らかになりました。ストレスを回避するには、ストレスの対象となるものに意識を向けず、何かに集中していることも大切です。噛むおやつを与えられた際のイヌたちの集中度は、他の活動と比較して顕著に高い結果となりました。飼い主との遊びでストレスが軽減
信頼する飼い主さんと慣れ親しんだ「おもちゃ」で遊んでいる状態でストレスの値が低いという結果があらわれました。飼い主との遊びが愛犬のストレス軽減に効果的であることが示され、これにより、飼い主と愛犬の間に強い信頼関係を築くための習慣であることが期待されます。
■ わんちゃん毎の詳細分析結果
個別サマリーでは、それぞれイヌ毎に非常にユニークな結果が現れ、一般的にいわれるイヌの習性以上に、「うちのこ」の特性を見出すことができました。個別サマリーを分析し、お客様に送付した結果、多くの飼い主様から「愛犬の新たな一面を発見できた」「愛犬の本当の気持ちを理解する手助けになった」などの気付きがあったとの報告を受けています。
個別サマリーの提供は、飼い主が「うちのこ」の本当の気持ちやニーズを理解し、日常生活におけるケアやコミュニケーションの質を向上させる手助けを目指しています。飼い主の行動変容を生むだけではなく、飼い主からのおもいやりを感じる結果からか、イヌ自身が飼い主に対してより強い愛着を感じるようになったという行動変容が生まれることが、イヌパシーユーザーの経験談として寄せられています。
■ 飼い主のみなさんの声
本プロジェクトを通じて、多くの飼い主様が愛犬との関係に新たな視点を持ち、日々のケアやコミュニケーション方法を見直すきっかけが生まれました。
「もともとおやつはやわらかいボーロ等を中心にあげていましたが、試験と分析を通じて、ガムが意外と好きなんだなということがわかりました。噛むことの効能がも一目瞭然で、次におやつを買いに行くときは、時間のかかる噛むおやつを探してみたいと思いました」- 参加者Aさん
「もともと噛むものが好きだったうちのこですが、よっぽど好きだということ再認識。これからは、噛むおやつの種類を増やそうと思いましたし、噛むおやつの時間を増やしてあげたいとも思いました。おでかけ用のバッグを取り出すと大喜びするのですが、そのときの気持ちとDINGOを楽しんでいるときを比較してみたいとも思いました!」 - 参加者Bさん
「うちのこの場合、噛むおやつをあげた時もっとハッピーや集中が高まると思ったのですが、興奮が高かったのが意外でした。もしかしたら食べ方が不器用なのと丸のみ防止のため手で持って与えたので、もしかしたら飼い主に取られるんじゃないかと警戒していたのかも」- 参加者Cさん
■ プロジェクトチームの声
スペクトラムジャパン 担当鬼塚さまコメント
「世界の愛犬家に支持されているDINGOブランドは、犬の本能を理解し、適切に発散させてあげることが愛犬と飼い主の双方の幸福感を高めると考えています。そのため、ラングレスさんが取り組む愛犬の感情理解と飼い主との絆を深めるこのプロジェクトに強く共感し、参画させていただきました。メーカーとして、わんちゃん自身に商品をどう評価されるのか懸念もありましたが、結果、得られたデータは噛むおやつが愛犬の幸福度を向上させるポジティブな効果を明確に示していました。
ガムをまるで狩りをするかのように遊んでから食べる姿や、食べ終わった後の満足そうな表情から、噛むおやつのもたらす効果を普段から肌で感じていましたが、今回それがデータで裏付けされたことは、「私たちの製品が愛犬の幸福に大いに寄与するものであった」ことを、わんちゃん自身が改めて証明してくれた結果であり、このレポートが、より多くの方々に「かませる大切さ」を知っていただくきっかけとなることを期待しています。
これからも、欧米では当たり前となっている「かませる大切さ」への気づきを促す情報と商品を日本の犬の飼い主さんにも提供し、より積極的に愛犬のウエルビーイングを実現してゆきたいと考えています。」
ドッグマインダー 飛彈 樹里さま(CPDT-KA) コメント
「イヌが噛むという行動は「問題行動」の1つとされがちですが、実際には犬本来の行動の1つです。噛む行動には意味があり、理由を理解せず噛むことすべてを禁止されるとイヌも生きづらくなるかもしれません。むやみに行動を制限するのではなく、噛んで良いもの、例えばガムを与えることで本能を満たしてあげることは、犬が犬らしく暮らしていくために必要な環境づくりの1つだとも考えています。
噛むおやつを日常生活で取り入る方法として、例えばストレスを感じている行動やヒト目線から見て噛んでは困るものを口にしている時、叱るのではなく、噛むおやつなどを取り入れることでイヌ本来の欲求を満たし、また噛んで良いものへ意識を変えていくことも一つの有効な手段です。トレーニングでは状況に合わせ、大きさを調整できるやわらかいタイプのおやつを使い、生徒さんにも推奨することがあります。その時々のイヌの状況や生活環境に合わせ、やわらかいタイプのおやつと噛む本能を満たしてくれるガムの使い分けを行うことが、イヌが快適に暮らすことだけでなく、ヒトを含めた心地よく豊かなドッグライフへの一助にもなると考えています。」
ラングレス 代表取締役 CEO 山入端コメント
「ラングレスが推進する『愛犬のこころ、もっと探求プロジェクト』のような研究が一般的になることで、ペットとの生活に新たな未来が広がっていくと確信しています。感情データの解析が進むことで、ペットケア製品やサービスの革新が促進されることが最大の魅力です。例えば、愛犬のストレスを軽減するためのカスタマイズされたおもちゃやおやつ、個別の健康管理プランなど、愛犬の個性や状態に合わせたサービスが提供されるようになります。これにより、ペットの健康寿命が延び、飼い主も安心して愛犬と過ごすことができる環境が整います。
愛犬のこころを理解することが当たり前になる未来は、飼い主と愛犬の間に深い絆が生まれるだけではなく、ペットケアの分野でのイノベーションが進み、ストレスのない生き物が街にあふれることは地域社会にも貢献できると考えています。ラングレスは、今後も、その未来を見据え、これからも『愛犬のこころ、もっと探求プロジェクト』を通じて、愛犬の本能と感情に寄り添い続けていきます。」
■ 会社情報
株式会社ラングレス
代表者 : 山入端 佳那(ヤマイリバタ カナ)
所在地 : 東京都墨田区横川1-16-3
設立年月 : 2015年2月18日
資本金 : 9411万2493円
ホームページ: https://langualess.com/
イヌパシー:https://www.inupathy.com/
ラングレスは、イヌパシーを通じて、ペットのこころの動きを可視化する革命的な技術を開発している会社です。この愛犬専用の首輪型ウェアラブルデバイスは、犬の心拍を分析し、喜び、興奮、リラックス、ストレスなどの感情状態を色とパターンで表示することで、ペットの健康管理とコミュニケーションを強化します。現在では、研究機関や法人の製品開発部門、トリミングサロンへ技術を行っており、プロが使うサービスに展開しています。
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