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特定非営利活動法人マドレボニータ
会社概要

「コロナ禍の産後のパートナーシップ」調査・DVの可能性が32% 

「夫婦で取り組む産後ケア」を啓発全国の自治体へ『産後白書4』の提供

特定非営利活動法人マドレボニータ

認定NPO法人マドレボニータ(東京都渋谷区、共同代表理事 中桐昌子・山本裕子 )と大阪行岡医療大学(医療学部理学療法学科 荒木智子 )は、「コロナ禍の産後女性のパートナーシップと健康状態」について共同研究を実施。※IPV(DV)の可能性があるのが全体の32%という調査結果が出ました。

 またマドレボニータが同時期に実施した、コロナ禍で出産した女性とそのパートナーを対象にアンケート調査では、出産直後のケアを「自宅」で「夫」が担っているケースが増えていることも把握しており、「産後ケア」は母子を対象にしたものにとどまらず、夫婦を対象に、地域社会全体で取り組む課題であることを、全国の自治体へ啓発する活動を始めました。

 社会的な男性育休の推進もあり、今後夫婦だけで産後を過ごすケースがより増えてくると想定されます。DVや乳児虐待、男女ともに罹患する可能性のある産後うつなど、産後が起点となる社会問題の解決のために、夫婦が対象となる産後ケアの実施を目指して、今後とも活動を進めていきます。

※IPV: 親しいパートナーを暴力により支配・コントロールする意図的な行為の総称
【今回の取り組みについて】
2021年2−10月、大阪行岡医療大学助教・理学療法士・博士(医学)の荒木智子氏と、「コロナ禍の産後女性のパートナーシップと健康状態」について共同研究を実施。

本研究解析対象者の615名中、IPV(DV)のスクリーニングに使われるVAWS(Violence Against Women Screen)においてIPV陽性(DVあり、と判断される)となったのが、全体の32%に及びました。

これまでの先行研究では、外来健診の妊産婦に22.1%、MFICU入院群が 44.4%(田口ら2021)、妊産婦の陽性率は34.9%、妊娠中では20.7%(Kataoka et al, 2016)などがあり、今回の結果は高率でした。

本研究は、日本女性心身医学会学術集会(2022年8月)にて、優秀演題賞を受賞。

https://www.procomu.jp/jspog2022/index.html

マドレボニータでは同2−10月に別調査として、コロナ禍で出産した女性とそのパートナー654人を対象にアンケートを実施。

回答データをもとに「コロナ禍における産後の心身とパートナーシップの実態」を『産後白書4』としてまとめ、2022年1月に発表しました。

※『産後白書4』は(全44ページ)以下の公開サイトからご覧ください。
https://www.madrebonita.com/sangohakusyo4

「コロナ禍における産後の心身とパートナーシップの実態」を『産後白書4』として冊子にまとめ、47都道府県・約2400件にのぼる自治体施設に提供が完了しております。

今後は希望自治体との連携を模索、産前産後家庭への『産後白書4』の配布や、産前より夫婦で産後の実態について学び、話し合って準備を進めていくことをねらいとした『マドレ式両親学級』の提供を想定しています。

調査結果概要については、以下のグラフィックを参照ください。

『産後白書4』を10月末、全国47都道府県・約2400件にのぼる、母子保健センター、子育て世帯支援センター、男女共同参画センター等の自治体施設に発送。「産後ケア」は母子を対象にしたものにとどまらず、夫婦を対象に、地域社会全体で取り組む課題であることを啓発する活動を始めました。



【今後に向けて】
希望自治体との連携を模索、産前産後家庭への『産後白書4』の配布や、産前より夫婦で産後の実態について学び、話し合って準備を進めていくことをねらいとした『マドレ式両親学級』の提供を想定しています。

公的な産後ケアは、母子のみが対象の急性期(産後直後)の短期的な産後ケアが中心のため、回復期(産後半年から1年程度まで)の中長期的な産後ケアや、母親だけでなく父親の参加を促す産後ケア、サービスとして受けるケアだけでなく、自分自身のセルフケアを身につけられる産後ケアを、各自治体へご提案をさせていただきます。

各自治体の母子保健事業、子育て支援事業などの一環として、マドレボニータの取り組みが地域の女性支援の一助となれることを願っております。

【自治体との連携プログラムの事例紹介】
自治体の「妊娠期~子育て期までの切れ目ない支援」推進の動きの中で、「取り組む産後ケア」として実施いただいております。コロナ禍において、従来の対面型プログラムだけでなく、オンラインでのプログラム提供の機会も生まれています。
●北海道苫⼩牧市  
●宮城県気仙沼市  
●栃⽊県宇都宮市  
●千葉県千葉市 
●東京都北区/文京区/墨田区/台東区
●神奈川県横浜市/鎌倉市  
●名古屋市中区/東区/天白区 
●岐⾩県⼭県市
●長野県信濃町 
●大阪府島本町
等多数の連携実績がございます

【コロナ禍で始まった『マドレ式オンライン両親学級』とは】
「コロナ禍で両親学級が休講となり、夫婦で参加できていない…!」という声を受け、ご自宅からでも夫婦揃って参加できる『マドレ式オンライン両親学級』を開講。1年間で40組以上のカップルにご参加いただきました。妊娠中から産後に起こりうる心身の変化や実態について、カップルで学び、産後の養生とリハビリに取り組むための準備をカップルで話し合って進めていくプログラムは大変好評をいただいております。



【お問い合わせ先】
認定NPO法人マドレボニータ 事務局
【連絡窓口】info@madrebonita.com
【クラウドファンディング画面】https://syncable.biz/campaign/2689
__________________________________________________

●認定NPO法人マドレボニータ
マドレボニータは、「産後を起点とする社会問題の予防・解決」を目指し、1998年より産前・産後のヘルスケアプログラムの開発・研究・普及に尽力してきたNPO法人です。全国約40箇所で「マドレボニータの産後ケア教室」を開催してきました。2015年より法人向けに「復職支援プログラム」も提供しています。昨年からは新型コロナウイルスの影響により外出が難しい状況下においても、産前・産後の精神的・身体的ケアを届ける方法はないかと試行錯誤を重ね、オンラインでの産後セルフケア教室やカップル向け両親学級を開発、展開しています。
__________________________________________________

代表者: 中桐昌子、山本裕子(共同代表理事)
所在地: 東京都渋谷区恵比寿1-15-9 シルク恵比寿403
創 立: 1998年9月3日
法人設立: 2008年2月29日(認定NPO取得: 2017年11月16日)
事業内容: 産後ケア教室の開催、指導者の養成・認定、産後に関する調査・啓発
U R L:     https://www.madrebonita.com/

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種類
その他
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特定非営利活動法人マドレボニータ

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URL
https://www.madrebonita.com
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
電話番号
050-5316-1247
代表者名
中桐昌子 山本裕子
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年02月
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