宮川化成工業株式会社、SmartF導入で手書き・エクセル入力ゼロ、月約100時間の入力工数削減を実現
経産省とNEDO策定「スマートマニュファクチャリング構築ガイドライン」の「従業員のスキル差をカバーする仕組み」などに該当

宮川化成工業株式会社(大阪市東淀川区)は、株式会社ネクスタ(大阪市北区)が提供する生産管理クラウド「SmartF」の導入と、導入に伴うコンサルティングの効果として、手書きやエクセルでの入力作業をゼロにし、業務の省人化と生産調整の迅速化を実現しました。
ネクスタでは自社サービスである生産管理クラウド「SmartF」を導入する事業者に対して業務改善コンサルティングを行っています。
今回の事例を経済産業省とNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術開発機構)が提示する「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」※をもとに策定された「スマートマニュファクチャリング構築ガイドライン」にに当てはめると以下の項目に該当します。
23. サプライチェーン上の主要な在庫が見える仕組み
33. 人のスキルに依存しないものづくりの仕組み
35. 従業員のスキル差をカバーする仕組み
※「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」をもとに策定されたガイドライン。
参照)製造産業局「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」2024年5月
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/016_04_00.pdf
「スマートマニュファクチャリング構築ガイドライン」とは
日本の製造業の競争力強化と持続可能な成長を支援する目的で、経済産業省(METI)が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)と共同で策定したガイドラインです。
ガイドラインにはサプライチェーンの強靭化や、業務のデジタル化、ものづくり全体の最適化を推進するための具体的な指針がまとめられています。また、製造事業者が実践に落とし込めるよう、スマート化実践事例から共通性の高い57項目の課題を体系的に整理した「課題変革マップ」が提示されています。

詳細はこちら ※NEDO Webサイトに移動します。
SmartF導入の背景と目的

プラスチックやファインセラミックスの射出成形のパイオニアとして、自動車をはじめとした日本の産業を下支えする宮川化成工業株式会社。同社は大阪・滋賀・広島に拠点をもち、異なる事業を担っています。なかでも大阪事業部では、他拠点と比較して工程が多く、手書き・エクセル運用による業務負担が課題となっていました。
そこで、業務の効率化を実現するために、SmartFの導入を決定。現場で発生する手書き作業やエクセルへの手動入力を排除し、業務精度の向上と省人化を実現しました。
■効果
【月約100時間の入力工数削減】
作業日報の記録と、日報をもとにしたエクセル入力作業を自動化。毎日4時間以上かかっていた集計作業がほぼゼロになった。
【入力作業ゼロで、ミスが無い在庫管理を実現】
入出庫データは手書きでメモをして、エクセルに手入力していた。SmartFによる管理で、ミスなく、リアルタイムの在庫状況がすぐに確認できるようになった。また生産が完了するとシステムに自動計上される仕組みになり、入力の手間が一切なくなった。
【生産性向上と業務負担軽減】
SmartF導入後、手作業による確認や調整作業が削減され、業務負担が軽減。全体的な生産性が向上した。
■代表取締役社長 宮川様(宮川化成工業株式会社)
「生産工程で使用していた紙の管理はアナログの象徴のようなもので『どうにかしたい』という思いこそありましたが、デジタル化は安易ではないだろうと考えていました。したがって今回のシステム導入により、紙運用を完全に排除できたことは非常に大きな成果です。
さらに、リアルタイムで作業の出来栄えに対するフィードバックが確認できるようになり、業務改善のスピードが向上しました。
システム導入による仕組の変化が、人や組織の変革につながることを実感しています。
SmartFの詳しいサービス内容はこちら
株式会社ネクスタ
Vision「日本経済に最大のインパクトを」
従来不可能とされてきた、完全ノンカスタマイズの生産管理システム「SmartF」。単なるシステム提供にとどまらず、徹底した業務改善コンサルティングで、日本最大産業・製造業の生産性向上にコミットします。
目指すのは、製造業の収益を5%改善させ、製造業就労者の給与水準を20%上昇させること。
この事業を通して、日本経済にこれまでにないインパクトを与えます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像