【ディープフェイク検知精度100%へ】 画像改ざん検知に特化した「電子透かし」技術を東京大学発のAIベンチャーTDAI Labが新規開発

株式会社TDAI Lab

当社の電子透かしを施した画像にディープフェイクを適用し(左)、改ざん箇所を推定した結果(右)」

東京大学・鳥海研究室から発足したAIベンチャー、株式会社TDAI Lab(本社:東京都中央区、代表取締役:福馬智生)は、画像にコンテンツの発行元や作成日などの来歴情報を目に見えない形で埋め込むステガノグラフィー(電子透かし)技術を発展させ、ディープフェイクなどによる攻撃の改ざん箇所の特定ができる電子透かし技術を開発しました。この技術により、改ざんされた画像の編集箇所とその内容を明確に特定できるだけでなく、コンテンツの発信者が信頼性を担保しながら情報を共有することが可能になります。これら技術はフェイクニュースや偽情報の拡散を抑制し、デジタル社会における透明性向上に貢献します。

電子透かしとは?

電子透かしは、画像などのデジタルコンテンツに発行元や作成日時、来歴情報といった情報を埋め込む技術です。この技術は画像の特定ピクセルに微細な変化を加える形で埋め込むため、人間の目では検出できないのが特徴です。しかし、従来の電子透かし技術には、トリミングやリサイズ、圧縮処理によって埋め込んだ情報が失われてしまうという課題がありました。

改ざん検知に特化した電子透かし技術

TDAI Labでは、上記課題を克服し、さまざまな改ざん手法に対しても堅牢な電子透かし技術を開発しました。さらに当技術は、ディープフェイクといった高度な改ざんにも対応しており、電子透かしがついた画像に対してディープフェイクなどが行われた場合には、その剥がれた箇所から攻撃内容を特定し改ざん位置の可視化が可能になりました

アルファ版の提供開始と実証実験パートナーの募集

当技術のアルファ版は、ニュースメディア、公的機関、EC事業者を中心に提供を開始しました。アルファ版は実運用に向けたフィードバックを得ることを目的としており、当技術を検証してくださる企業パートナー様も同時に募集しております。

なぜ今、当技術が必要なのか?

近年、生成AI技術の進化により、ネット上のコンテンツの信頼性が損なわれる事例が増加しています。ニュースや公式発表が改ざんされることで、社会的混乱や偽情報の拡散が深刻な問題となっています。当技術は、さまざまな分野で信頼性と透明性の向上に寄与するために提供されます。

  • ニュースメディア・公的機関

    ニュースメディアや公的機関では、報道写真や公開資料に電子透かしを埋め込むことで、改ざんされた疑わしいコンテンツが広まった際に攻撃内容や改ざん箇所を特定し、改ざん内容を明確化できます。

  • ブランドコンテンツ保護への活用

    ECサイトの商品画像に見えない電子透かしを埋め込むことで、画像の無断使用や偽造品の販売を防ぎ、ブランドの信頼性を守ることができます。さらに、電子透かしは所有権の証拠となり、不正使用が発覚した場合の法的対処を強化できます。

TDAI Labについて


当社は2016年11月創業、東京大学大学院教授鳥海不二夫研究室(工学系研究科システム創成学専攻)発のAIベンチャーです。次世代AIの基礎研究およびその事業化を行っています。同大学院にて博士課程を修了した福馬智生が代表取締役社長を務めており、研究成果をより多くの方に活用していただけるように導入支援も行っています。

社名:株式会社TDAI Lab
代表取締役:福馬 智生
所在地:東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル3階
URL :https://tdailab.com/
事業内容:AIアルゴリズムソリューション開発

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会社概要

株式会社TDAI Lab

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URL
https://tdailab.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル3階
電話番号
-
代表者名
福馬智生
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年11月