製造業企業の8割弱が、サプライチェーン計画ツールを導入している!ザイオネックス株式会社が「サプライチェーン計画業務におけるデジタルツール」に関する調査を実施!
SaaS型SCMサービス「PlanNEL(プランネル)」を提供するザイオネックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:藤原 玲子、以下ザイオネックス)は、製造業でサプライチェーンマネジメントに携わる方を対象に「サプライチェーン計画業務におけるデジタルツール」に関する調査を実施しました。
この調査結果から、製造業のサプライチェーンマネジメントにおける課題などが明らかになりました。
<背景>
VUCAとも言われおり、現代は変化が激しく先の読めない時代です。近年でも新型コロナウイルスの感染拡大や国際紛争、過剰な円安などによりビジネス環境は目まぐるしい変化を続けています。そのような環境下でも企業が自社の商品を製造・販売し、利益を出していくためには、精度の高い需要予測に基づいた生産管理などが必要になってきます。
一方で、これらの業務を支援するデジタルツールも多く生まれています。こうしたデジタルツールを利用することで企業にどのような変化が起きているのでしょうか。そこで、SaaS型SCMサービス「PlanNEL」を提供するザイオネックスは、製造業でサプライチェーンマネジメントに携わる方を対象に「サプライチェーン計画業務におけるデジタルツール」に関する調査を実施しました。
<調査サマリー>
・製造業企業の8割弱が何らかのサプライチェーン計画ツールを導入している
・サプライチェーン計画ツールの導入に最も期待することは「業務の効率化」
・過半数の方がサプライチェーン計画ツールの導入に「効果」を感じている
・サプライチェーン計画業務における課題は「生産、調達の安定化」と「業務の効率化」
・サプライチェーン計画業務における精度の低さは「会社の損失」に直結する
・ツール未導入企業で働く方も、半数以上が「サプライチェーン計画業務のデジタル化」の必要性を感じている
・サプライチェーン計画ツール導入の一番の障壁は「既存システムとのすみ分け」
<調査概要>
調査期間:2024年6月20日~6月22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:製造業企業でサプライチェーンマネジメントに携わる会社員20代~50代男女
調査人数:182名
モニター提供元:日本ビジネスリサーチ
製造業企業の8割弱が何らかのサプライチェーン計画ツールを導入している
まず初めに、「サプライチェーン計画ツールの導入状況」を尋ねる設問への回答で最も多かったのは「一部の領域で導入している」で43.4%、次いで「すべての領域で導入している」で34.1%となりました。この結果から8割弱の企業が何らかサプライチェーン計画ツールを導入している事実が明らかになりました。
※1. サプライチェーン計画ツール:販売計画・在庫計画・生産計画・仕入計画を立案し、未来の製造/仕入・販売・在庫を可視化、シミュレーションするためのデジタルツール
サプライチェーン計画ツールの導入に最も期待することは「業務の効率化」
次に前項で一部、もしくはすべての領域で「導入している」と回答した方に「サプライチェーン計画ツールを導入した理由」を尋ねる設問の回答は1位「業務の効率化」で58.2%、次いで2位「生産、調達の安定化」で51.8%となりました。この結果から製造業の現場では業務効率化と生産、調達の安定化が特に重要視されているとわかりました。
過半数の方がサプライチェーン計画ツールの導入に「効果」を感じている
また、前項と同じ方に「サプライチェーン計画ツールを導入し、期待した効果は得られたか」を問う設問の回答では「はい」が63.8%と過半数を占め、ツールの導入により期待通りの効果を得られているという実情がわかりました。
サプライチェーン計画業務における課題は「生産、調達の安定化」と「業務の効率化」
また、「サプライチェーン計画ツールを導入していない」と回答された方に「サプライチェーン計画業務において感じている課題」を尋ねる設問の回答では、1位が「生産、調達の安定化」で51.2%、2位が同率で「業務の効率化」「属人化の改善」で36.6%になりました。前項の「サプライチェーン計画ツールを導入した理由」の回答との共通点があることわかりました。
※2. サプライチェーン計画業務:販売計画・在庫計画・生産計画・仕入計画を立案する業務
サプライチェーン計画業務における精度の低さは「会社の損失」に直結する
続いて前項と同じ方に「サプライチェーン計画業務における課題が引き起こす問題」を問う設問で多かったのは、1位「数字の正確性が失われることによる判断の遅れ、ミス」で36.6%、2位は同率で「売上、利益の損失」「コストの増加」で34.2%となりました。正確な需要と供給を計算できないと、在庫不足による販売機会の喪失、在庫過剰によるコストの増加、といういずれにしても企業にとっては損失につながってしまう現実がこの結果から見てとれました。
ツール未導入企業で働く方も、半数以上が「サプライチェーン計画業務のデジタル化」の必要性を感じている
次に前項と同じ方に「サプライチェーン計画業務のデジタル化に対して、どの程度必要性を感じているか」を尋ねる設問で最も多かった回答は、「必要である」で36.6%となりました。また、「とても必要である」と回答された方も14.6%と、合計すると半数以上となり、サプライチェーン計画ツール未導入企業で働く方もその多くが「サプライチェーン計画業務のデジタル化」の必要性を感じていることが判明しました。
サプライチェーン計画ツール導入の一番の障壁は「既存システムとのすみ分け」
調査の最後、前項のサプライチェーン計画業務のデジタル化に対して「とても必要である」「必要である」と回答された方に「サプライチェーン計画ツールが導入できない理由」を尋ねる設問の回答では、1位「既存システムとのすみ分けがうまくできない(42.9%)」という結果になりました。その他、2位は同率で「予算」や「費用対効果」「従業員のスキルの問題」や「ツール選定の問題」「社内の部門間の問題」まで幅広い理由が挙がりました。この結果からツール導入に必要性を感じながらもそれが実現できていない企業の課題が浮き彫りとなりました。
まとめ
今回の調査により、製造業企業の8割弱が何らかのサプライチェーン計画ツールを導入しており、導入企業の過半数が効果を実感。サプライチェーン計画ツールの主な導入目的は「業務の効率化」と「生産、調達の安定化」であり、未導入企業におけるサプライチェーン計画業務に関する課題の中心もこの2点であることが判明しました。また、サプライチェーン計画業務の課題は会社の損失に直結すると考えられており、そうしたツールを導入していない企業で働く方も半数以上が、「サプライチェーン計画業務のデジタル化」に必要性を感じていることがわかりました。そして、サプライチェーン計画ツールの未導入企業では「既存システムとのすみ分け」がうまくできないことが導入への大きな障壁となっていることが明らかになりました。
調査実施会社
■ザイオネックス会社概要
会社名:ザイオネックス株式会社
代表取締役:藤原 玲子
本社所在地:東京都中央区日本橋箱崎町1-2 THE SHORE日本橋茅場町7階
設立日:2013年8月12日
資本金:4,501万円
事業内容:SCM(サプライチェーンマネジメント)およびPLM(プロダクトライフサイクルマネジメント)ソフトウエアの開発・提供
■SaaS型SCMサービス「PlanNEL」について
PlanNELは、300社以上のグローバル企業にご利用いただいているサプライチェーン・ソフトウェアを元に、中堅・中小の製造業、卸売業、流通業向けに開発したサプライチェーン・マネジメントサービスです。需要計画、最適在庫計画、これらを元にした発注計画の機能があり、機能ごとに段階的に導入いただくことも可能です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発物流・倉庫・貨物
- キーワード
- サプライチェーンマネジメントSCMDX
- ダウンロード