「子どもの貧困」は見た目だけでは分からない、”隠れ貧困”。あなたの認識が試される啓発ムービー『子どもって、』を12月20日より公開

~寄付月間キャンペーン「#はじめての寄付」も開催中~

認定NPO法人 Learning for All

「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げる認定NPO法人 Learning for All (以下、LFA)は、2022年12月20日(火)に、子どもの貧困問題を知る・考えるきっかけとなることを目指して制作した動画『子どもって、』を公開しました。
また「欲しい未来に、寄付を贈ろう。」を合言葉に、毎年12月に行われる寄付月間に合わせて「#はじめての寄付」キャンペーンも開始しました。
※キャンペーンの詳細は末尾をご覧くださいませ

 

 

  • 啓発ムービー『子どもって、』について
日本では子どもの7人に1人が、ひとり親世帯に限ると2人に1人が貧困状態にあり、OECD諸国の中でも最悪の水準となっています(※)。貧困問題は、昨今注目を集めるSDGsの「17の目標」の中でも、1番目に掲げられているものの、問題に対する認識も取り組みも十分ではありません。2019年に公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが実施した「子どもの貧困と子どもの権利に関する全国市民意識調査」によると、「子どもの貧困の実態を知っている」と回答した方は、全体の3割程度の水準となっており、本問題の社会的認知の低さが大きな課題となっています。
※2019年国民生活基礎調査より

本動画は、LFAが「子どもの貧困」の解決に向けて活動する中で直面した「日常生活において、子どもの貧困は見えづらく、社会課題として自分ごと化されづらい」という事実に対する問題意識を起点に制作。この動画を通して、実は身近にある「子どもの貧困」という社会課題をひとりでも多くの人が意識するきっかけとなることを目指しています。動画では子どもたちの日常生活における何気ない一コマを切り取り、”表面上の印象”と”その印象の裏側にあり得る実態”という2つの側面を対比しています。是非ご覧ください。

■啓発ムービー「子どもって、」URL
https://youtu.be/kJId0j8Ih-w

 
  • 着目した社会課題
「子どもの貧困」は、その言葉から想起される経済的困窮だけが問題なのではありません。経済的困窮に関連して、不登校やヤングケアラー(※)、虐待、「将来に希望がもてない」など、さまざまな課題が複雑に絡み合っています。本動画では、見た目では分からない「隠れ貧困」を、想定外の気づきがある形で表現しました。
※本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども(厚労省HPより)

「気に入った服ばかり着る」
「洗い物を自分でやりたがる」
「たまに大人ぶる」
「好きなものしか食べない」

これは本当に子どもたちの意志なのでしょうか。この何気ない日常のワンシーンには、”そうせざる得ない理由”が隠れているのかもしれません。


動画内で着目した「子どもの貧困」に関連するさまざまな社会課題は、数字上でもその深刻さが明らかになっています。
たとえば、厚生労働省が文部科学省と連携して2020年から2021年にかけて行なった『ヤングケアラーに関する調査研究』では、「中学生の17人にひとりが家族の世話をしている」など、ヤングケアラーにまつわるさまざまな実態や問題が浮き彫りになりました。


また、将来に希望がもてないという問題に関しては、内閣府が行った『令和3年版 子供・若者白書』における自己についての意識調査で、「自分は役に立たないと感じる」に対して49.9%の子どもが「はい」と回答し、「自分の将来について明るい希望を持っている」という質問に対しては59.3%の子どもが「いいえ」と回答するなど、自分の可能性や未来を前向きに捉えることが難しい子どもが多く存在することが数字から見ても明らかになりました。この傾向は、貧困状態にある子どもにおいては、特に顕著に表れます。
 


このように様々な問題とも関連し、見た目からはわかりづらい「子どもの貧困」という社会課題の解決に向けて、LFAはこれからも学習支援や居場所づくり、食糧支援、家庭訪問などの支援を、困難を抱える子どもや家庭に届けてまいります。
 
  • キャンペーン「#はじめての寄付」を実施
LFAでは、本ムービーの公開と「欲しい未来に、寄付を贈ろう」を合言葉に毎年12月1日〜31日に実施される寄付月間に合わせて、現在「#はじめての寄付」キャンペーンを実施しています。

社会課題の解決に向けてできることは様々にありますが、「寄付」は一人ひとりの個人が協力できる選択肢のひとつであり、課題解決の役割を担っているNPOにとっても重要な活動の基盤となっています。
『寄付白書2021年度版』によると、2020年における日本の個人寄付総額は、1.2兆円と一見大規模に見えますが、実は寄付大国であるアメリカの30分の1程度でしかなく、また、その内訳の55.5%がふるさと納税です。純粋な寄付の金額についてはまだまだ成長の余地があると我々は考えています。

今回のキャンペーンでは、日本でも寄付が当たり前になる社会を目指して、寄付者の方々の素敵な一歩=「はじめての寄付」をした時の想いやエピソードを発信。寄付でできることやその意義を広く社会に伝え、これまで寄付をしたことが無い方にとっての「はじめての寄付」の機会が生まれることを願ってキャンペーンを展開していきます。寄付の経験がある方も、今回のキャンペーンや寄付月間をきっかけに初めて寄付をした方も、ぜひご参加くださいませ。
 
  • キャンペーン「#はじめての寄付」
【企画概要】
・寄付者の「はじめての寄付」についてアンケートを行い、エピソードをはじめとした回答結果をSNSで発信
・寄付者による「はじめての寄付」の経験を話していただくイベントの開催
・子どもの貧困問題を知る啓発ムービー『子どもって、』の一般公開

【あなたにできること】
・「#はじめての寄付」アンケートに回答する(※アンケートURLは下記参照)
・啓発ムービー『子どもって、』をシェアする
・ご自身で寄付という支援の形に込めた思いや願いを発信をする
・寄付のイベントに参加する
・家族や友達と寄付について話してみる
・気になる社会課題について書いてある記事をシェアする
・「はじめての寄付」をしてみる

▼「#はじめての寄付」アンケートURL
https://forms.gle/N8CZmbZkAB4nyJ8s7
LFAの公式FB・Twitterにて、ご賛同いただけた方の「#はじめての寄付」エピソードをご紹介させていただきます!
 
  • Learning for All について
「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所づくりを展開しています。設立から延べ10,500人の子どもたちに支援を届けてきました。そして、地域の様々なステークホルダーと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、6歳から18歳の子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「地域協働型子ども包括支援」のモデル構築。本モデルを全国へ広げ、すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指しています。

■LFAコーポレートサイト
https://learningforall.or.jp/about/
■毎月のご寄付のお願い
https://learningforall.or.jp/support6/

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会社概要

URL
https://learningforall.or.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿5-1-1 ローヤルマンションビル404号室
電話番号
03-5357-7131
代表者名
李 炯植
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年07月