ニッポンハム食の未来財団 2025年度 研究助成の募集開始
~食物アレルギー対策研究を支援~
募集ページはこちら: https://www.miraizaidan.or.jp/specialist/
取り組みに至った背景
我が国では、国民の約2人に1人が何らかの「アレルギー疾患」を有しているとされ、中でも「食物アレルギー」の有病率は児童生徒を対象とした9年ぶりの大規模調査でも増加が確認されています(4.5%→6.3%)※。疾患の性質上、生活の質に多大な影響を与えますが、根本的な原因は十分に解明されておらず、その治療法も十分ではありません。この現状を打開するためには、基礎的な研究、予防法や治療法の開発、疫学や臨床研究といった研究開発の推進が不可欠と考えています。
※公益財団法人日本学校保健会(2023/3/31),令和4 年度アレルギー疾患に関する調査報告書,P.16, https://www.gakkohoken.jp/books/archives/265(2024/7/05)
当財団について
すべての方に「食べる喜び」を感じて欲しいという強い想いから、2015年1月に日本ハム株式会社により設立され、2017年4月には内閣総理大臣より公益法人としての認定を受けました。「食物アレルギー」領域に特化して、研究助成と啓発活動を行っています。
本事業について
過去9年間(2016〜2024年度 研究助成)で、助成件数として194件、助成総額として5億5,208万円の助成を行っています。これまでの助成先から「小麦アレルギーの主要なアレルゲンを欠損した食用小麦の開発」など、社会実装段階に入った事例も出ています。当財団ではこれからもすべての人に「食べる喜び」を提供するための一助となることを願い、「食物アレルギー」の問題解決を目指した研究を支援してまいります。
実施内容
本助成は「食物アレルギー」に関連する問題解決を目指す研究者及び研究グループによる研究開発が推進されることによって「食物アレルギー」に関わる環境改善に寄与することを目的とします。
■助成金総額 6,000万円
■助成区分 (A)「共同研究助成」及び (B)「個人研究助成」の2区分
●(A)「共同研究助成」は1件あたり200万円から600万円(税込)まで、助成件数は5件(予定)
●(B)「個人研究助成」は1件あたり200万円(税込)まで、助成件数は15件(予定)
■募集期間 2024年7月12日(金)から9月30日(月)まで(当日消印有効)
■応募方法 申請書に記入の上、郵送(書留等、記録の残る方法)により提出してください。
■採択結果 2025年2月中旬までに採択結果を応募者にメールで通知します。
■助成期間 2025年4月1日(火)から2026年3月31日(火)(一年間)
■成果発表 2026年10月に東京で研究成果報告会を予定しています。
参照
■審査委員
https://www.miraizaidan.or.jp/about/examiner.html
■告知リーフレット
https://www.miraizaidan.or.jp/specialist/grants/2024/download/leaflet.pdf
2024年度の助成先一覧
https://www.miraizaidan.or.jp/specialist/grants/2023/02_result.html
2023年7月14日から9月30日の期間に募集を行い、受理総数34件の中から22件、6,278万円の助成を決定しました。2024年4月1日から全国で各研究が進行中です。
【当財団概要】
法人名:公益財団法人ニッポンハム食の未来財団
所在地:茨城県つくば市千現2-1-6 つくば研究支援センターA-24
代表者:井手 弘
設 立:2015年(公益認定:2017年)
URL:https://www.miraizaidan.or.jp/
X : https://x.com/syokunomirai
Instagram: https://www.instagram.com/syokunomiraizaidan/
事業内容:
食物アレルギー領域への研究助成、食物アレルギーに関わる方のQOL(quality of life)向上を目指したイベント及び啓発活動、食物アレルギー対応力の向上を目指した食従事者への講演及び情報提供、専用ウェブサイトからの情報発信など。
【本リリースに関するお問い合せ先】
公益財団法人ニッポンハム食の未来財団 研究助成事務局 担当:小泉・柄澤
TEL:029-893-4466
E-Mail:info@miraizaidan.or.jp
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