MetaTechと日本のメガカリオン社、台湾におけるiPS細胞由来血小板に関する協議を開始世界初のiPS細胞由来人工血小板技術が台湾で始動、輸血医療に革命をもたらす

輸血を変える革新――MetaTech × メガカリオン、台湾で人工血小板プロジェクトを始動

株式会社トモトモ

輸血を変える革新――MetaTech × メガカリオン、台湾で人工血小板プロジェクトを始動

MetaTechは、日本の再生医療セクターを牽引する株式会社メガカリオンと、世界で唯一のiPS細胞(人工多能性幹細胞)由来人工血小板技術を台湾で共同開発・事業化するための協議を開始する覚書(MOU)を正式に締結したと発表しました。今後の事業提携によって、台湾と日本のバイオメディカル協力における大きな進展と、従来の献血に依存しない次世代技術導入による輸血医療革命をもたらすことが期待されています。

献血依存から脱却:人工血小板の時代の幕開け

世界の血小板供給は、依然として献血に大きく依存しています。高齢化社会、感染症の突発的な発生、災害といった要因は、この不可欠な血液供給の安定性に継続的な脅威をもたらしています。

メガカリオン社のiPS細胞由来人工血小板技術は、幹細胞を体外で巨核球に分化させ、そこから血小板を生成するプロセスを通じて、大規模かつ安定的な血小板の生産を可能にし、献血者に依存する輸血の制約を実質的に排除します。この技術の将来的な応用範囲は広範になることが期待されています。重度の外傷、手術中の出血、あるいは癌の化学療法による血小板減少症に直面した場合でも、医療機関は人工血小板を迅速に入手して患者の止血を行うことが可能になり、献血センターの在庫や有効期限による制約の解消が期待されます。さらに重要な点として、滅菌された製造環境は感染リスクをゼロに保証し、製品に血漿が含まれないため、血漿関連アレルギーのリスクも排除されます。

メガカリオン社は2022年、日本でiPS細胞由来血小板の血小板減少症患者に対する世界初のヒト臨床試験(first-in-human clinical trial)を成功裏に完了し、当該患者における安全性と生体内での有効性(循環能力)の両方を確認しました。

MetaTechが台湾における現地開発と製造を主導し、再生医療分野での重要ポジションを狙う

MetaTech社は今後、台湾におけるiPS細胞由来血小板の製品開発、製造の最適化、および販売に関してメガカリオン社と協議を進めていきます。

MetaTech社は、今後の事業提携が、画期的な国際技術を導入するだけでなく、世界の再生医療産業チェーンにおける台湾の地位を高める上で極めて重要な一歩になると確信しています。さらに、この取り組みは、台湾がアジア全域における再生医療製品の主要な製造拠点としての地位を確立する可能性を秘めています。

株式会社メガカリオン(MEGAKARYON CORPORATION)について

2011年に設立されたメガカリオン社は、iPS細胞由来血小板製剤の工業的大量生産と、医療現場への世界的な供給を使命としています。2022年4月には、他家HLA(ヒト白血球型抗原)適合iPS細胞由来血小板の臨床試験において、世界で初めて被験者への投与を成功させました。現在はヘマトロジー分野でグローバルナンバー1のシスメックスグループの一員として、iPS細胞由来血小板製品の早期事業化に向けて取り組みを加速させています。

日本での広報・展示運営一部を実施企業である株式会社トモトモ(本社:東京都)と共に進めており、現地でのブランド認知およびネットワーク構築を強化しています。

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会社概要

株式会社トモトモ

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URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区外神田5丁目2番10号 テクノス第一ビル302号
電話番号
-
代表者名
呉 廷中
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年06月