『ダスポン女子』初参戦！「賃貸住宅フェア2024 in 東京」出展レポート　セキュリティに特化したゴミステーション

プライバシー保護万全　暗証番号や交通系ICカードでのみ開錠

ナカノ

2024年9月2日 11時30分

　ステンレス製品の製作・加工・販売をおこなう株式会社ナカノ（本社：富山県黒部市､代表取締役社長：中野隆志）が独自開発した“横スライド式”ゴミステーション「ダスポン」の最新型モデル『インテリジェントダスポン』を去る８月6日(水)～7日(木)東京ビッグサイトで開催された「住宅賃貸フェア2024 in 東京」にてお披露目しました。

■プライバシーの保護万全　セキュリティに特化したゴミステーション

　弊社の『ダスポン』はオールステンレスボディによる耐久性・堅牢性とスタイリッシュなデザイン性の高さを兼ね備えた、次世代型ゴミステーションです。足元まで大きく開閉する“横スライド式”の開閉口は、ゴミ袋を入れる際にゴミ袋を高く持ち上げる必要がありません。また、投入口が閉まる数センチ前でスライド扉が減速して手を挟む心配のないソフトクローズ機構も標準装備し､わずかな力でも安全に開閉できます。従来のゴミステーションは通気性を重視することで臭いがもれるという問題がありましたが、『スライドダスポン』は開口部が足元まであるため、中の清掃が容易で清潔感を保つことができるので、ゴミの臭気が外にもれません。ゴミステーションでありながらスタイリッシュな色や素材の種類が多く景観に調和する美しさは2018年のGOOD DESIGN AWARDを受賞するなど高い評価を得ています。そんなダスポンシリーズが誇る耐久性・容量・高級感といったメリットはそのままに万全のセキュリティを実装したのが『インテリジェントダスポン』です。スマートロック機能を搭載しており、安心感があります。マンション面積の減少が傾向として見られる中、弊社の『インテリジェントダスポン』はマンションオーナー様からの設置依頼が増加しており、面積減少によって新たな入居者の満足度向上と他不動産との差別化を図りたい背景があるのではないかと考えられます。また、働く女性のマンション購入件数が数年で数倍に増加していることから、『インテリジェントダスポン』のマンション設置件数の増加には、日中の置き配で気になるプライバシーを保護したいという需要の増加も影響しているものと見ています。

■ダスポンを見て触って感じる驚き

　賃貸住宅フェア（テナント・土地活用展含む）への来場者数は17,026人。弊社ブースへも850人近くお立ち寄りいただきました。弊社の商品は､ホームページか楽天の公式ショップで販売していることから､『ダスポン』を実際に見て触っての購入は難しく、告知を見て来場されたお客様からは、実物はやっぱり重厚感がありますねという声が多くありました。見た目の大きさからは想像出来ない繊細な作り､温かみのある曲線など、パソコンや携帯の画像では分からない部分に触れていただくことで細部までこだわる丁寧な作りを理解していただけるチャンスとなりました。特に、スライドダスポンの特徴である足下まで大きく開閉する扉は想像以上に軽く、辛い思いをせずにゴミを捨てられると、たくさんの共感をいただきました。今回の展示会では大型のインテリジェントダスポンをごみステーションとして実際に使用する際、タイマー機能を別途取り付けて使用する想定の説明に興味をお持ちの方が多く､セキュリティ機能への関心の高さがうかがえました。来場者からは「おしゃれ！」「宅配ボックス？」「ゴミステーションにするにはもったいない」などのお声をいただき､不法投棄やイタズラされにくいゴミステーションとして活用されるよう今後の活躍を期待します。

■ダスポン女子初参戦

　『ダスポン』の種類は482種類。商品にまつわる全てを知り、

『ダスポン』の広告塔として働く社員が欲しいという社長の願い

から、『ダスポン女子』が生まれました。初めての展示会参加で、

アンケート調査や商品説明に奔走しました。ダスポンの組立も

出来ることから、製作秘話なども熱く説明しました。本人曰く、

「大変だったけど楽しかった。製作する側ではなく、初めて商品を

見ていただいた方々からの本音やご意見など興味深い話が聞けた

ので､今後の製作への参考にします。」と製作への意欲を沸かせて

いました。

■ダスポン開発秘話

　当社は、顧客からオーダーを受けた金属製品の加工・製造をおこなう下請けメーカーでした。平成7年、地元の町内会長から、町内のゴミ集積庫について、扉や本体が錆びつき重くて危なく3～５年ごとに塗装をし直さなければならない、とにかくカラスの散らかし被害が大変なので何とか解決出来るゴミ庫を考えてほしいとの相談を受けました。これを機に塗装が不要なオールステンレス製でカラス対策万全の安心安全に利用できるゴミステーション『NAシャッター式ダスポン(ダストBOXにポンの略)１号機』が完成しました。導入した町内からカラスがいなくったのをきっかけに､他の町内でも導入し､大変好評でメディアでも取り上げられるなど大きな反響を呼ぶことが出来ました。それから20年を経て、会社近くのゴミ集積場に挨拶をしながらゴミ出しに行った際、昔からお世話になっている町内の方々が重そうに扉を開けてゴミ袋を持ち上げて入れている様子を目にし、これからの時代に必要とされるゴミステーションを開発しなくては、との使命感に駆られたことが新型ダスポン開発の動機となります。まずは現状を知ることが大事だと考え、地元のゴミ収集会社に一週間働かせてもらえるようお願いし600ヶ所以上のゴミ集積所を回って様々な形状を記録し調査しました。このデータを基に社内で徹底的に研開発を行い「ステンレス製でカラス対策するだけでなく、女性や高齢者でも使いやすく街の景観も損なわない、機能性重視の必要とされる商品を開発したい」と妥協せず創造力を形にするために試作と改善を繰り返し、2年半を費やしてようやく誕生したのが『スライドダスポン』です。