手話映画「ヒゲの校長」の主演俳優が語る手話と人生
9月23日手話言語の国際デーへ向けて、大阪市内で上映イベント開催
映画「ヒゲの校長」とは
舞台は大正末期から昭和初期。耳が聞こえない子どもたちへの教育は、口話法(口元を読み取り理解する方法)が主流となり、手話を締め出しました。それに対して異を唱えたのが、大阪市立聾唖学校(現 大阪府立中央聴覚支援学校)の髙橋潔校長です。
権力に負けず、子どもに合わせた適正教育を訴え、手話を守った実話の映画化から多文化共生社会にメッセージを贈ります。
第15回沖縄国際映画祭 特別招待作品
予告編:https://youtu.be/LszSOKG8Wsc
イベント概要
<イベント詳細&申し込みページ>
https://hige-silentvoice.peatix.com/view
※報道機関のイベント入場については事前にメールにてご連絡頂きますようお願い申し上げます
<日時・ところ>
日時:2023年9月3日(日)14時から17時
会場:海遊館ホール(大阪市港区海岸通1丁目1−10)
<タイムテーブル>
13:30 開場・受付開始
14:00 上映開始(本編120分)
16:00 上映終了・休憩
16:10 手話通訳付き講演会(スピーカー:主演 髙橋潔役 尾中友哉)
17:00 終了
昨秋の公開から上映回数100回超 手話を守った教員たちの実話ドラマ
作中では世界基準となりつつあるように、ろう者役はろう俳優が演じています。また約100年前の当時の手話をできるだけ再現すべく、ろう者による手話指導を入れることで、鑑賞したろう者も納得の手話表現となっています。
主演は、両親がろう者のCODAである尾中友哉。自身もろう児・難聴児の教育などにも携わり、演技を超えた迫真の想いをスクリーンに映し出しています。脇を支えるのはNHK手話ニュースでお馴染みの那須英彰。時代劇の大御所、栗塚旭。吉本興業の手話部でも活躍中の河本準一(次長課長)と多彩なゲストを迎えています。
髙橋潔校長をはじめとする教員たちの奮闘ストーリーが胸を打つと共に、ろう教育や手話の歴史も学べる内容となっています。
主演髙橋潔役 尾中友哉について(当日講演会あり)
髙橋潔役を務める尾中友哉は、両親がろう者で生まれながらに手話のある環境で育った。父はこの映画に登場する大阪市立聾唖学校と口話法を生み出した滋賀県立聾話学校の両校に通った経験があり、演技素人でありながら手話の必要性について万感の思いを持って主役を演じた。
また尾中はろう児・難聴児への教育事業を展開するNPO法人Silent Voiceの代表理事であり、上映会のあと映画製作の裏話から、髙橋潔校長に感じる想いを講演会にてお話します。
9月23日は「手話の国際デー」
毎年、9月23日は「手話言語の国際デー」です。2017年12月19日に国連総会で決議されました。決議文では、手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう国連加盟国が社会全体で手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進することとされています。また、9月23日は1951年に世界ろう連盟(WFD)が設立された日です。(全日本ろうあ連盟より引用)
2023年度は、A World Where Deaf People Everywhere Can Sign Anywhere!「世界中のろう者が、どこでも手話言語でコミュニケーションできる社会へ!」がスローガンとして掲げられている。
NPO法人Silent Voiceについて
「デフ(ろう者・難聴者)と聴者(聞こえる人)の共にできるをふやす」をスローガンに、教育と就労の分野で今の時代だからこそ遂げられる変化を作り出すために活動をしています。スタッフは聞こえる・聞こえない人が半数ずつで働いています。
[参考]NPO法人Silent VoiceのWEBサイト:https://silentvoice.org
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