BIMSTOK、AIの検索対象を点検・異常・修繕履歴まで拡大。施設・インフラ維持管理における情報検索を大幅に効率化
「この設備の過去の点検結果は?」「2026年に異常が発見された設備は?」とAIに聞くだけ。点検・異常・修繕の記録を横断検索し、施設・インフラの維持管理に携わる方の情報検索の負担を軽減。
エンタープライズシステム開発およびAIソリューションを提供し、BIM/CIM施設管理クラウド「BIMSTOK」を開発・販売する株式会社アーリーリフレクション(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中喜之、以下:アーリーリフレクション)は、2026年9月、AIアシスタント機能をアップデートしました。
今回のアップデートにより、これまで対象としていたBIM/CIMモデル内の属性情報に加え、BIMSTOK内に日々蓄積される点検結果、異常・不具合、修繕・対応履歴など現場の記録を、AIを通じて検索・整理できるようになりました。これにより、施設全体から必要な情報を探す作業や、特定の設備について過去の点検・異常・対応の経緯を確認する作業を効率化します。

◾️背景 ― 人手不足・技術継承が課題となる施設・インフラ維持管理
維持管理の現場では、人手不足や高齢化が進む中、限られた人員で維持管理業務を継続するとともに、これまで蓄積されてきた知識や情報を次の担当者へ引き継いでいくことが求められています。
施設・インフラを適切に維持していくためには、設備の名称や仕様といった基本情報だけでなく、日々の点検結果、発生した異常・不具合、その後の修繕・対応履歴など、長期間にわたって蓄積される情報を継続的に活用することが重要です。
一方、こうした情報がExcelやPDF、紙、各種システムなどに分散し、「必要な情報がどこにあるかわからない」「過去の経緯を知るために、当時の担当者やベテランに確認しなければならない」といった課題が顕在化しています。情報が蓄積されていても、それを探し出し、過去の経緯を把握するまでに時間がかかることが、情報共有や技術継承、維持管理業務の効率化を進めるうえでの課題の一つとなっています。
BIMSTOKではこれまで、BIM/CIMによる「場所・空間・設備」の情報と、点検・修繕履歴などの維持管理情報を紐づけて管理できる環境を提供してきました。
今回のアップデートでは、BIMSTOKに蓄積された点検・異常・修繕などの維持管理情報をAIの検索対象に拡大しました。これにより、必要な情報や過去の経緯をAIとの対話を通じて確認でき、担当者の経験や記憶だけに頼らず、蓄積された情報を日々の維持管理業務に活かせるようになりました。
◾️BIM/CIM施設管理クラウド「BIMSTOK」とは
BIMSTOKは、BIM/CIMによる3D空間と、設備情報や点検・修繕履歴などの維持管理情報を紐づけ、一元的に管理・活用できるクラウドサービスです。維持管理に最適化された設計により、一般的なBIM/CIMツールのように高性能なPCを必要とせず、事務用のPCでも快適な操作が可能です。
ダム、道路、橋梁、河川施設などのインフラ分野をはじめ、庁舎、公共施設、工場、オフィスビルなどの施設管理分野で、維持管理業務に特化した実用的なBIM/CIM活用基盤として導入が進んでいます。
◾️今回のアップデート ― AIが扱える情報を維持管理記録まで拡大
これまでBIMSTOKのAIアシスタントでは、BIM/CIMモデル内の属性情報を活用し、設備情報の検索や面積・数量の集計、モデルの操作などを行うことができました。
今回、新たにBIMSTOKの「ノート」に蓄積されたテキスト情報もAIの検索対象となりました。「ノート」には、設備や場所に紐づけて、点検結果、異常・不具合情報、修繕・対応履歴など、日々の維持管理で発生するさまざまな情報を蓄積できます。
これにより、BIM/CIMが持つ「どこに・何があるか」という情報に加え、「そこで何が起きたか」「その後どう対応したか」という維持管理の履歴まで、AIから検索・活用できるようになりました。
AI機能アップデートの3つのポイント
1. 日々の記録が、AIで活用できる資産に
点検結果、異常・不具合、修繕・対応履歴など、日々の維持管理業務でBIMSTOKに蓄積されるノートの情報も、AIから確認できるようになりました。
設備や場所に紐づけて日々の記録を残していくことで、「その設備が何であるか」というBIMモデルの情報だけでなく、「これまで何が起き、どのように対応してきたのか」という維持管理の情報も蓄積されていきます。
日々の業務で残してきた記録が、そのままAIから活用できる情報資産となります。
2. 施設全体を横断して、知りたい情報を効率的に検索
特定の設備を指定しなくても、BIMSTOKに蓄積された維持管理情報を横断して、条件に合う設備や記録をAIから検索できます。
例えば、
-
「2026年に異常が発見された設備を教えて」
-
「最近修繕した設備を教えて」
といった質問に対する回答が可能です。
これまでユーザー自身がノートを検索・フィルタリングしていた場面でも、知りたいことをAIに質問することで、施設全体から条件に合う情報を探すことができます。
複数の設備にまたがる点検結果や異常、修繕履歴などを確認したい場面で、必要な情報へのアクセスを効率化します。
3. 設備ごとの「これまでの経緯」をたどれる
施設全体から情報を探すだけでなく、特定の設備を起点に、その設備に蓄積された維持管理情報をAIから確認することもできます。
例えば、
-
「この設備で過去に異常はあった?」
-
「その異常は対応済み?」
-
「この設備のこれまでの点検履歴を教えて」
といった質問に対する回答が可能です。
設備に紐づく点検、異常・不具合、修繕・対応などの記録から、「何が起きたのか」「その後どう対応したのか」という設備ごとの経緯をまとめて確認することができます。
今回のアップデートにより、BIMSTOKのAIアシスタントは、BIM/CIMに登録された設備の属性情報だけでなく、日々蓄積される点検・異常・修繕などの維持管理情報まで検索・活用できるようになりました。
「特定の人だけが知っている」施設管理から、「誰もが必要な情報にたどり着ける」施設管理へ。
BIMSTOKは、BIM/CIMと日々の維持管理情報をつなぎ、蓄積された情報が次の点検・修繕・判断に活かされる施設管理の実現を目指します。
◾️今後の展望
今回のアップデートでは、BIM/CIMモデル内の情報に加え、点検記録や異常・不具合情報、修繕履歴など、BIMSTOK上に蓄積されたテキスト情報までAIの活用範囲を拡大しました。今後は、関連文書や画像など、AIが活用できる情報をさらに拡充していきます。
あわせて、維持管理の実務を起点とした機能開発を進めていきます。例えば、施設全体の異常や対応状況、点検・修繕の状況などを一覧で把握できるダッシュボード機能に加え、既存の設備管理システムや各種データとの連携を見据えた設備台帳機能など、分散する施設・設備情報をつなぎ、日々の維持管理業務に必要な情報へスムーズにアクセスできる環境を整えていきます。
BIM/CIM、維持管理記録、関連文書など、施設に関するさまざまな情報をつなぎ、日常的な状況把握から、異常発生時の情報確認、修繕・更新の検討まで、維持管理の業務を支える情報基盤へと進化していきます。
◾️株式会社アーリーリフレクションについて
株式会社アーリーリフレクションは、「世界を変えるはじめの反響となる」をミッションに、情報技術とデータ解析技術で社会課題に向き合う会社です。
モバイルデータをはじめとするビッグデータの取り扱い、大手ナショナルクライアント向けに、国内最大規模のユーザー数のシステムの設計から開発まで一貫して手がけてきた実績に加え、グローバルトップクラスの開発チームによる高品質・高セキュリティな開発を実現。さらに、建設コンサルタント業界での経営経験や、ダム・河川・下水など各種インフラ領域の重要業務経験者による、実務に沿ったアドバイスで建設DX分野の課題解決や業務改善を支援します。
社名 :株式会社アーリーリフレクション
所在地 :東京都千代田区神田神保町1-22-2
設立 :2007年
代表者 :代表取締役 田中喜之
URL :https://earlyref.com
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社アーリーリフレクション BIMSTOK担当
Mail :sales@bimstok.com
Webフォーム :https://www.bimstok.com/contact.html
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