LVMHジャパン、次世代育成を目指す「Excellent!」プログラムを渋谷区の中学校で日本初実施
8つのメゾンが次世代に伝える、サヴォアフェールと創造性
LVMHジャパンは、渋谷区が推進する探究「シブヤ未来科」の一環として、2025年11月21日(金)に日本初となる「Excellent!」を実施いたしました。このプログラムは、LVMHグループの様々なメゾンが誇る卓越したサヴォアフェール(匠の技)を次世代へと継承するための職業訓練プログラムで、フランスやイタリアに続き、日本での開催が実現しました。渋谷区立広尾中学校と松濤中学校の中学2年生132名を対象に、ベルルッティ、ディオール、ゲラン、ロエベ、ロロ・ピアーナ、ルイ・ヴィトン、パルファン・クリスチャン・ディオール、ティファニーの8つのメゾンが参加し、体験型ワークショップを通じて、ものづくりの喜びと創造性の大切さを伝えました。
「Excellent!」プログラムは、13歳から15歳の学生を対象に、卓越した職人技や顧客体験に根差したクリエイティブな職業(メイクアップアーティスト、職人、スタイリスト、VMD、セールスエキスパート等)を紹介するものです。学生の創造力や課題解決力を刺激しながら、LVMHの多様なメゾンが大切にする人間の本質的なスキル—ホスピタリティ、対人コミュニケーション、共感能力—を次世代に伝えることを目的としています。
渋谷区では2024年度より、「つくろう。ちがいを活かし合える、未来の学校。」の教育大綱のもと、すべての区立小中学校で探究「シブヤ未来科」をスタートしました。この取り組みは、文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、従来の総合的な学習の時間を約2倍に拡大。「自ら考え判断して学び続ける自己調整力」「多様な仲間と協働して新たな価値を生み出す創造力」「自分が思い描く未来を実現する挑戦力」という3つの能力の育成を目標に、渋谷の街全体を探究空間として、地域や企業とコラボレーションしながら主体的に課題を解決する学びに取り組んでいます。今回の「Excellent!」プログラムは、この先進的な教育プログラムと連携し、広尾中学校23名、松濤中学校109名の計132名の中学2年生を対象に、11月21日(金)13時35分から15時25分まで、5・6限目の授業時間を使って開催されました。
当日は、LVMHグループから8つのメゾンが参加し、それぞれ独自のワークショップを展開しました。
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ベルルッティ: ベルルッティが誇るパティーヌ(革に染色を施す技法)の体験を通し、「自分らしさ」を色で表現。職人によるデモンストレーションを見学後、好きな色を選んで革に色付けを行いました。

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ディオール: アート オブ ギフティング体験。ディオールのサヴォアフェールを感じるギフトの芸術を学び、創設者クリスチャン・ディオールの想いを探究。フレンチエレガンスの世界を体験しながら、大切な方への想いをメッセージカードに込めてギフトボックスを完成させました。

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ゲラン: 「ミツバチと共に世界を知ろう」をテーマに、約200年受け継がれた伝統と革新のサヴォアフェールを通じて、フレグランス創作の過程を探究・体験。ミツバチがコスメの原材料をはじめとした植物繁殖に不可欠な「ポリネーター(花粉媒介者)」であること、その保護の重要性を学習し、メゾンのサステナブル フレグランス〈アクア アレゴリア〉の香りとハチミツを楽しみました。

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ロエベ: クラフツマンシップに触れる体験。カサロエベ表参道と阪急うめだ8階で展開する、ロエベ革製品の修理・補修を専門とした「ロエベ リクラフト」。その特別なサービスを提供するロエベの革職人による職人技を探究しながら、レザーの特性について学び、実際にレザークラフトを制作しました。

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ロロ・ピアーナ: 「繊維の達人」、ロロ・ピアーナのカシミヤ糸を使った生地づくり体験。織機の使い方を学び、実際に生地を織ることで、カシミヤの豊かさと繊細さ、職人技の奥深さを体感しました。

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ルイ・ヴィトン: ケアサービスアトリエの職人を通してクラフツマンシップを学ぶ体験。創業当時から行われてきたパーソナライゼーションやリペアを実際に体験し、「長く愛用できる」ルイ・ヴィトンの秘密に迫りました。

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パルファン・クリスチャン・ディオール: ディオール トータルビューティー体験。「人々を美しくするだけでなく、より幸せにしたい」と考えた創設者クリスチャン・ディオールの歴史を学び、スキンケアとメイクの基礎知識を習得。自分にふさわしいメイクやフレグランスを体験しました。

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ティファニー: ティファニーの卓越したクラフツマンシップを体現したハンドエングレービング(手彫り)の技術を体験。熟練の技術を持つ職人から教わりながら、銅板にレタリングとオリジナルのエングレービングを施しました。

各ワークショップは80分間で、メゾンの紹介、デモンストレーション、体験、質疑応答を実施し、最後には参加した生徒全員に修了証が授与されました。
LVMHジャパンのノルベール・ルレ社長は、今回のプログラム実施について次のようにコメントしています。「日本で初めてExcellent! プログラムを開催できることを大変嬉しく思います。LVMHグループは、何世紀にもわたり受け継がれてきた職人技と革新を融合させながら、卓越性を追求してきました。今回のプログラムを通じて、若い世代の皆さんにものづくりの喜び、創造性の大切さ、そして人と人とのつながりの価値を感じていただきたいと考えています。生徒の皆さんの好奇心と創造力が、さらに開花することを心から願っています。」
渋谷区立広尾中学校の川上弘文校長は、「探究『シブヤ未来科』の理念である『自ら考え、仲間と協働し、未来を実現する力』を育むうえで、今回のプログラムは非常に貴重な機会となりました。世界最高峰のメゾンが大切にしている職人技やホスピタリティを直接体験できたことは、本物に触れるという絶好の機会であり、教科書では学べない生きた学びとなりました。生徒たちの将来の選択肢を広げるきっかけになることを期待しています」とコメント。渋谷区立松濤中学校の中村哲也校長も、「松濤中学校は、『世界へ 松濤中生』というスローガンのもと、国際理解教育を進めています。グローバルに活躍する人材を育む上で、今回のプログラムは非常に貴重な機会となりました。伝統ある各ブランドが長年培われてきた専門技術を体験させていただきながら、世界に影響を与える創造性の一端に触れる学びとなりました。今日の学びが、生徒にとってこれからも世界的な視野で挑戦し続ける第一歩となることを願っています」と述べています。
ワークショップを体験した生徒たちは、職人の繊細な手仕事に驚きと感動を覚え、一つひとつの製品が丁寧に作られていることを実感した様子でした。ものづくりの奥深さや、誰かを幸せにするための創造の喜びを発見し、将来のキャリアの選択肢が広がったと感じる生徒も多く見られました。本物の技と情熱に触れる体験を通じて、生徒たちの好奇心と創造力がさらに刺激される貴重な機会となりました。
LVMHについて詳しくは公式サイトをご覧ください:
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