産官学連携で『星取県』こと鳥取県から宇宙産業を創出「とっとり宇宙産業ネットワーク」設立 NASA ガーヴィー・マッキントッシュ氏を招き記念フォーラム開催
国内外で宇宙産業が大きく成長することが見込まれる中、美しい星空を活用した地域振興に取り組む「星取県」こと鳥取県は、地域の将来を支える産業の一つとして、産官学による連携で「鳥取県から宇宙産業を創出する」というチャレンジを進めていきます。
このたび、宇宙産業に取り組む・宇宙産業に関心のある県内企業等による「とっとり宇宙産業ネットワーク」を設立し、11月21日(日)に記念フォーラムを開催しました。
宇宙関連産業を鳥取県の未来を担う新産業の一つに位置づけ、産学官連携で宇宙産業の創出に向けて取り組むことを目的とし、2021年11月21日(日)に設立されました。
宇宙関連事業に取り組んでいる、または関心のある企業・団体・研究機関・行政・学校等の組織等を対象に、運営事務局である鳥取県は、県内の機運醸成(例:フォーラム)、繋がる機会の提供(例:情報交換会・交流会)、学ぶ場の提供(例:連続講座)、連携プロジェクトの支援(例:補助制度)、関係機関との調整(例:実証実験の場)といったサポートを行っていきます。
会費は無料で、企業等の所在地は県内外を問いません。現在27の団体が参加しています。
■「星取県」としての、鳥取県の歩み
これまでにも星空観測ナイトツアーの実施や衛星データによる白ネギ畑観測の実証実験、さらに2021年11月には観光庁の実証事業「あたらしいツーリズム」の一環として最新のARグラスやVRゴーグルを使用して夜の鳥取砂丘で月面の宇宙飛行士の疑似体験ができるアクティビティが登場するなど、宇宙関連事業に力を入れてきました。
■NASAアジア代表 ガーヴィー・マッキントッシュ氏が来日!
NASA(米航空宇宙局)アジア代表を務めるガーヴィー・マッキントッシュ氏がこの日のために来日。「拡大を続ける宇宙産業のこれから」と題して講演を行いました。
月の南極や火星に宇宙飛行士を送る「アルテミス計画」など、国際的な宇宙開発における最先端の取り組みに、来場者たちは耳を傾けていました。
ガーヴィー氏は「大きなプロジェクトを成功させるにあたって、NASAはひとつの組織でしかなく、イノベーションにはさまざまな国や企業の協力が不可欠」と主張しました。
■トークセッション
続いて、「連携で動き出す鳥取の宇宙産業」というテーマで県内外の有識者によるトークセッションを実施しました。
登壇者からは鳥取県で宇宙開発を行う利点として「平井県知事をはじめ、行政との距離が近い」「開発には地元の理解が欠かせないが、鳥取県は人口が少ないため一丸となれる」「県内のものづくり企業は技術力が高く、県内だけで小型衛星が作れるポテンシャルがあるのではないか」といったさまざまな意見が挙がりました。
試験設備などの面でまだまだ課題はありますが、だからこそ今後広がっていくであろう県内外のネットワークを活かして挑んでいく重要性が強調されました。
また、トークセッションに先駆けて、一般の方々から寄せられた計128件(個人110件、法人18件)もの宇宙産業創出に関するアイデアをいくつかをピックアップしてご紹介しました。
鳥取の特産品を活かした宇宙食の開発、宇宙エンターテインメントの提供、ロケットの発着施設を作る、鳥取砂丘に月面クルーザー専用の教習所を作る、衛星データ人材を育成するなど、ジャンルを問わず柔軟な発想が集まりました。今後とっとり宇宙産業ネットワーク内で協議を重ね、実現に向けて順次始動していく予定です。
【スピーカー】
(株)amulapo 代表取締役 田中克明 氏、(株)スペースシフト 代表取締役CEO 金本成生 氏、MASUYAMA-MFG(株) 代表取締役 益山明子 氏、(株)タグチ工業 代表取締役会長 田口裕一 氏、米子工業高等専門学校 准教授 徳光政弘 氏、ガーヴィー・マッキントッシュ 氏、鳥取県商工労働部 経済産業振興監 遠藤俊樹
【モデレーター】
JAXA宇宙科学研究所 准教授 / 株式会社レヴィ システムデザイン研究所 所長 三浦政司 氏
このたび、宇宙産業に取り組む・宇宙産業に関心のある県内企業等による「とっとり宇宙産業ネットワーク」を設立し、11月21日(日)に記念フォーラムを開催しました。
■「とっとり宇宙産業ネットワーク」とは?
宇宙関連産業を鳥取県の未来を担う新産業の一つに位置づけ、産学官連携で宇宙産業の創出に向けて取り組むことを目的とし、2021年11月21日(日)に設立されました。
宇宙関連事業に取り組んでいる、または関心のある企業・団体・研究機関・行政・学校等の組織等を対象に、運営事務局である鳥取県は、県内の機運醸成(例:フォーラム)、繋がる機会の提供(例:情報交換会・交流会)、学ぶ場の提供(例:連続講座)、連携プロジェクトの支援(例:補助制度)、関係機関との調整(例:実証実験の場)といったサポートを行っていきます。
会費は無料で、企業等の所在地は県内外を問いません。現在27の団体が参加しています。
■「星取県」としての、鳥取県の歩み
鳥取県は、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、「星取県」を名乗り、星空の保全や星空を活用した地域振興に取り組んでいます。
これまでにも星空観測ナイトツアーの実施や衛星データによる白ネギ畑観測の実証実験、さらに2021年11月には観光庁の実証事業「あたらしいツーリズム」の一環として最新のARグラスやVRゴーグルを使用して夜の鳥取砂丘で月面の宇宙飛行士の疑似体験ができるアクティビティが登場するなど、宇宙関連事業に力を入れてきました。
「とっとり宇宙産業ネットワーク」の設立を記念したフォーラムが、11月21日(日)にとりぎん文化会館 小ホール(鳥取市)にて開催され、宇宙分野・宇宙産業に関心のある企業関係者や学生など321名(YouTube視聴を含む)が参加しました。
■NASAアジア代表 ガーヴィー・マッキントッシュ氏が来日!
NASA(米航空宇宙局)アジア代表を務めるガーヴィー・マッキントッシュ氏がこの日のために来日。「拡大を続ける宇宙産業のこれから」と題して講演を行いました。
月の南極や火星に宇宙飛行士を送る「アルテミス計画」など、国際的な宇宙開発における最先端の取り組みに、来場者たちは耳を傾けていました。
ガーヴィー氏は「大きなプロジェクトを成功させるにあたって、NASAはひとつの組織でしかなく、イノベーションにはさまざまな国や企業の協力が不可欠」と主張しました。
■トークセッション
続いて、「連携で動き出す鳥取の宇宙産業」というテーマで県内外の有識者によるトークセッションを実施しました。
登壇者からは鳥取県で宇宙開発を行う利点として「平井県知事をはじめ、行政との距離が近い」「開発には地元の理解が欠かせないが、鳥取県は人口が少ないため一丸となれる」「県内のものづくり企業は技術力が高く、県内だけで小型衛星が作れるポテンシャルがあるのではないか」といったさまざまな意見が挙がりました。
試験設備などの面でまだまだ課題はありますが、だからこそ今後広がっていくであろう県内外のネットワークを活かして挑んでいく重要性が強調されました。
また、トークセッションに先駆けて、一般の方々から寄せられた計128件(個人110件、法人18件)もの宇宙産業創出に関するアイデアをいくつかをピックアップしてご紹介しました。
鳥取の特産品を活かした宇宙食の開発、宇宙エンターテインメントの提供、ロケットの発着施設を作る、鳥取砂丘に月面クルーザー専用の教習所を作る、衛星データ人材を育成するなど、ジャンルを問わず柔軟な発想が集まりました。今後とっとり宇宙産業ネットワーク内で協議を重ね、実現に向けて順次始動していく予定です。
【スピーカー】
(株)amulapo 代表取締役 田中克明 氏、(株)スペースシフト 代表取締役CEO 金本成生 氏、MASUYAMA-MFG(株) 代表取締役 益山明子 氏、(株)タグチ工業 代表取締役会長 田口裕一 氏、米子工業高等専門学校 准教授 徳光政弘 氏、ガーヴィー・マッキントッシュ 氏、鳥取県商工労働部 経済産業振興監 遠藤俊樹
【モデレーター】
JAXA宇宙科学研究所 准教授 / 株式会社レヴィ システムデザイン研究所 所長 三浦政司 氏
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