n8n・Dify・LangChain・AIエージェント開発者のための「即戦力」ツール基盤。 株式会社homula、ノーコードMCPサーバー構築サービス「Agens Skills」を提供開始
〜Outlook、Teams、SAP、Gmail・Drive・スプレッドシート等の主要ビジネスツールへの接続・認証を「1クリック」でAIエージェントに付与〜
エンタープライズ企業向けAIエージェント導入・開発支援をリードする株式会社homula(本社:東京都港区、代表取締役:福地峻)は、n8n、Dify、LangChain、Claude DesktopなどあらゆるAIエージェント開発環境に対応した、ノーコードMCP(Model Context Protocol)サーバー構築・管理プラットフォーム「Agens Skills(エージェンス スキルズ)」をリリースしました。 Agens Skillsを利用することで、開発者は複雑なOAuth認証やAPI実装を行うことなく、Microsoft 365(Outlook, Teams)やGoogle Workspace(Gmail, Drive, Sheets)、さらにはSAP、Salesforceといった基幹・業務システムへの接続能力を「スキルパック」として、即座にAIエージェントへインストールすることが可能になります。

【背景:AIエージェント開発の「ラストワンマイル」問題】
生成AIの普及に伴い、n8nやDifyなどのノーコード/ローコードツールを用いたAIエージェント開発が急増しています。しかし、多くの現場エンジニアやDX推進担当者が以下の「接続の壁」に直面しています。
SaaS連携の工数爆発: 「Outlookでメールを受信し、Teamsで通知し、SAPの在庫を確認する」といったフローを組む際、ツールごとに複雑なAPI仕様の調査と個別実装が必要です。
認証の複雑さ: Microsoft 365(Graph API)やSAPなどのエンタープライズ製品は認証フロー(OAuth 2.0等)が厳格であり、個人開発レベルのPoCでは突破が困難な場合があります。
再利用性の低さ: n8n用に作った接続フローはDifyでは使えず、ツールが変わるたびに「つなぎ直し」が発生します。
【Agens Skillsの解決策:あらゆるAIに「即戦力」を与える】
Agens Skillsは、AIエージェントと外部ツールの間に立つ「ツールハブ」です。AIエージェントの標準接続規格である MCP(Model Context Protocol) を採用し、以下の価値を提供します。
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「Write Once, Use Everywhere」な接続環境 Agens上で一度ツール接続を行えば、発行されたMCPエンドポイントを通じて、n8n、Dify、LangGraph、Claude Desktopなど、MCP対応のあらゆるエージェント基盤から同じツールを呼び出すことができます 。
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Microsoft / Google / SAP 等の主要ツールを標準装備 日本企業の業務に欠かせないツール群を「MCPツール」としてテンプレート化しています 。
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Microsoft 365: Outlook(メール/予定表)、Teams(チャット/会議)
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Google Workspace: Gmail、Google Drive(ファイル検索)、Google Sheets(データ記録・参照)
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基幹・業務系: SAP、Salesforce、HubSpot、Box、Slack
これらを「営業アシスタントパック」「経理パック」のようにセット化し、エージェントに一括で権限付与(インストール)できます 。
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ノーコードで「自社専用MCPサーバー」を構築 APIコードを書くことなく、GUI上の設定だけでMCPサーバーを立ち上げられます。社内ドキュメント(PDF/Excel)をアップロードするだけで、即座に検索可能なナレッジベース(RAG用MCP)として公開する機能も備えています 。
主な特徴
1. ノーコードでMCPサーバーを構築
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管理画面から、対象SaaS・基幹システムを選択し、必要な権限や操作を設定するだけでMCP対応のツール群として公開できます。
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n8n、Dify、LangChain、LangGraph、さらにはChatGPTやClaudeなどMCP対応エージェントから横断的に利用可能です。
2. 「書き捨てのPoC」から「再利用可能なスキル基盤」へ
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これまでプロジェクト単位で書かれていたAPI連携コードやn8nワークフローの一部を、Agens Skillsの「スキル」として切り出すことにより、新しいエージェントや別プロジェクトからもすぐに再利用できます。
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「n8nで作った連携を、後からDifyやLangGraphからも使いたい」といったニーズにも対応できます。
3. Microsoft Outlook / Teams・SAP などエンタープライズシステムにも対応
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Microsoft Outlook のメール送信・検索・下書き作成
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Microsoft Teams のチャット送信・チャンネル投稿
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SAP S/4HANA や SAP Concur をはじめとした基幹システムからのデータ取得・更新
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SalesforceなどCRMへのリード登録・更新
といったエンタープライズシステム連携も、スキルパックとして提供予定です。
※対応ツールはβ版の進行に伴い順次拡大予定です。
ユースケース例
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営業AIエージェント
LangGraphで作った営業エージェントが、Agens Skills経由でSalesforceのリード情報を確認しつつ、Outlookでフォローメールを自動下書き&送信
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経理チェックAIエージェント
Difyで構築したエージェントが、SAPの支払データと請求書管理SaaSの情報を突合し、
異常な取引をピックアップしてTeamsにレポート -
社内ヘルプデスクAIエージェント
n8nと連携したチャットボットが、Slackでの質問に応じて
各種SaaSやナレッジベースから情報を検索し、
必要に応じてチケット発行ツールに自動起票
【本件に関するFAQ(よくある質問)】
Q. Agens Skillsはどのようなツールで使えますか? A. MCP(Model Context Protocol)に対応したあらゆるAIエージェント開発環境で利用可能です。主な対応ツールには、n8n、Dify、LangChain、LangGraph、Claude Desktop App、Windsurf、Cursorなどがあります 。
Q. Google WorkspaceとMicrosoft 365の両方を同じエージェントで操作できますか? A. はい、可能です。Agens Skillsでは複数のSaaSへの接続を1つのMCPエンドポイントにまとめることができるため、「Gmailの内容をTeamsに通知する」といったベンダーを跨ぐ操作も1つのエージェントでシームレスに実現できます 。
Q. 利用料金は? A. 個人の開発者やPoC目的で利用しやすいSaaSプランを用意しています。詳細はサービスサイトをご確認ください 。
Q. 申込/問い合わせ方法は? A. 以下のフォームよりお問い合わせください。
今後の展望:Agens Controlとの連携による「共通MCPゲートウェイ」へ
今回βリリースする「Agens Skills」は、AIエージェントに業務スキルを一括付与するレイヤーとしての役割を担います。今後は、ユーザー/ロール/部門ごとの認可や操作ログ・監査ログ、WAF/DLPによるAIエージェントを統合管理する共通MCPゲートウェイ「Agens Control」 と連携し、
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どのエージェント基盤(n8n / Dify / LangChain / LangGraph / ChatGPT 等)からでも同じポリシー・同じ経路でシステムにアクセスできる
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PoCから全社展開まで「作り直さずにスケールできる」AIエージェント基盤
全社的なガバナンス管理を行う上位プラン「Agens Control」の提供も順次拡大してまいります。
株式会社homulaについて
社名:株式会社homula
所在地:東京都港区赤坂1-14-14第35興和ビル
代表取締役:福地峻
事業内容:
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AIエージェント向けオンボーディング&ガバナンス基盤「Agens」の開発・提供
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n8n / Dify / LangChain / LangGraph / ChatGPT / Gemini / Claude 等を活用した
業務自動化・AIエージェント開発のコンサルティング・受託開発
Agensサービスサイト:https://www.agens.cloud/
homulaコーポレートサイド:https://www.homula.jp/company
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