舞台芸術のバリアフリーを次のステージへ。Palabra社が次世代スマート眼鏡「SABERA」を用いたバリアフリー字幕提供の共同実証実験を実施
~彩の国さいたま芸術劇場での舞台『リア王』にて初の実証実験を実施。手元端末から“視界の中”へ、役者の演技と字幕がシンクロする新たな観劇体験の検証へ〜

グローバルにサービス・ライフサイクルソリューション事業を展開するポールトゥウィンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:橘鉄平、証券コード:3657)の傘下で、映画・演劇などの文化芸術における鑑賞サポートを総合的に手掛けるPalabra株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山上 庄子、以下「当社」)は、株式会社jig.jp(本社:福井県鯖江市、東証グロース市場:5244、代表取締役社長:川股 将、以下「jig.jp社」)が開発・販売する次世代スマート眼鏡「SABERA(サベラ)」を活用し、新たな鑑賞サポートの共同実証実験を実施いたしました。
■ 初回実証実験の概要

彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県)において上演された舞台、彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.3『リア王』において、当社の舞台向けリアルタイム字幕配信システム「UDCast LIVE」と「SABERA」のプロトタイプを連携させたリアルタイム字幕提供の実証実験を実施いたしました。
劇場の実際の客席において、眼鏡のレンズ上に文字表示を可能とするスマート眼鏡を装着した状態での視認性や装着感、実際の鑑賞における運用面での課題抽出など、実用化に向けたデータ収集を行いました。
■ 背景と目的
現在、多くの劇場や興行現場において、スマートフォンやタブレット端末を用いた字幕サポートが広がりを見せています。必要な方のみに字幕を提供できて気軽に導入できるという利点がある一方で、当事者からは手元の画面と舞台の間で頻繁に視線を往復させなければいけないため、作品の世界に集中しきれない、慣れが必要という課題も指摘されていました。
そこでこのたび、次世代スマート眼鏡「SABERA」を導入し、レンズ上に直接字幕を表示させることで、舞台上から視線を外すことなく作品の世界に没入できる、新たなバリアフリー鑑賞の選択肢の確立に向けた検証をスタートいたしました。
■ 当事者の声を聴き続けた実績から生まれた工夫

本共同実証実験において、当社は単にスマート眼鏡に文字を表示させるだけでなく、当事者の方がストレスなく作品を鑑賞できるよう、長年の知見を活かして以下の調整や検証を行っています。
l 視認性の追求: レンズ上で文字がクリアに視認でき、かつ長時間の観劇でも目に負担を与えない最適なフォント、文字サイズ、輝度、透過率を検証しています。
l 視界を遮らない字幕配置: 舞台上の役者の動きや演出を邪魔せず、かつ最も自然に文字を追いかけられるレイアウトになるよう調整しています。
l 舞台鑑賞に特化した設計: 本スマート眼鏡は日常使いを想定した超軽量設計であるため、2時間を超える長編の舞台でも身体的負担が非常に少なくなっています。
【当事者モニターアンケート結果】

本実証実験の実施に伴い、体験いただいた当事者モニターを対象としたアンケート調査を実施いたしました。
その結果、下記の設問において参加者全員が肯定的な回答を寄せる、極めて高い評価となりました。
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「新型スマートグラスを利用してのご鑑賞はいかがでしたか?」
⇒ 全員が「とても満足」または「満足」と回答。
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「今後も使いたいと思いますか?」
⇒ 全員が「とても使いたい」または「使いたい」と回答。
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「既存の字幕メガネやタブレットと比べて、使い心地はいかがでしたか?」
⇒ 全員が「とても良い」または「良い」と回答。
◎ コメント(一部抜粋)
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とても軽量で、かつコードレスのため動きの制限がなくて大変楽だった。これまでの字幕メガネの概念を覆すほどだった。
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以前の字幕メガネは重く負担があったため、映画館で使ったのは一度だけでした。今回はとても軽量になり、手ぶらで見られる手軽さに大変驚きました。今後が楽しみです。
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聴覚障害者となってこれまで諦めざるを得なかったものが数多くあります。無くても生活はできる、いわゆる娯楽とされる『演劇』や『邦画』などが、IT技術の助けを借りて楽しめるようになり、嬉しい限りです。
■ 両代表コメント
Palabra株式会社 代表取締役社長 山上庄子

「UDCast」は視聴覚障害者をはじめ、多様なお客様に作品を楽しんでいただくための鑑賞サポートツールとしてリリースし、今年10周年を迎えました。jig.jp様の革新的なスマート眼鏡「SABERA」と出会い、字幕の可能性が大きく広がっていくことを確信しております。これからも当事者モニタリングを重ね、鑑賞サポートを「特別なサポート」ではなく「自由に選択できるもの」へと進化させてまいります。
株式会社jig.jp 代表取締役社長CEO 川股将

「SABERA」は、日常に溶け込む軽さと快適さを追求しています。今回、バリアフリーの普及に長年取り組まれているPalabra様との協働により、新たなテクノロジーを活用して、誰もがエンターテインメントを楽しめる環境づくりに貢献していけることを大変嬉しく思います。まずは実証実験を重ね、当事者の方々の声を真摯に反映しながら、より豊かな鑑賞体験を形にしてまいります。
■ 今後の展望
今後は、さまざまな劇場や映画館などの興行現場へと本システムを用いた実証実験を順次拡大してまいります。将来的には、舞台向けの「UDCast LIVE」システムだけではなく、映画向けの「UDCast MOVIE」アプリと連携した新たな鑑賞デバイスとして実装することを見据え、データの収集と機器・アプリ双方のブラッシュアップを重ねてまいります。
当社は、長年積み上げてきた文化芸術のバリアフリーに関する知見と次世代デバイスのシナジーにより、文化芸術の現場において、誰もが同じ瞬間に心から感動を共有できる社会の実現へ向けて挑戦を続けてまいります。
【UDCastとは】

当社は、誰もが文化芸術を楽しめる環境づくりを目指し、2016年より「UDCast」の提供を開始し、2026年でサービス開始から10周年を迎えます。これまで映画館での字幕・音声ガイド配信アプリ「UDCast MOVIE」や、舞台向けのリアルタイム字幕配信システム「UDCast LIVE」などを通じ、多くの作品のバリアフリー対応に伴走してまいりました。最新のバリアフリー対応作品情報やユーザーの声の集約・発信を行うWEBサイトの運営まで、アクセシビリティを総合的に支えるサービスとして展開しています。
URL:https://udcast.net/
【SABERAとは】

SABERAは、株式会社jig.jpが展開する、日本発のスマート眼鏡(ARグラス)ブランドです。眼鏡の産地・鯖江(SABAE)と新たな時代(ERA)を掛け合わせて誕生しました。ソフトウェア企業である当社の開発力・UX設計力と、鯖江の老舗眼鏡メーカーである株式会社ボストンクラブのデザイン力、Cellid株式会社のAR光学技術を融合し、「日常で使えるARグラス」の実現を目指しています。ディスプレイを搭載しながらも、従来の眼鏡の延長線で使用できる自然な装着感と外観を追求し、これまでにない情報体験を提供します。
Makuakeページ:https://www.makuake.com/project/sabera_smartglass/
Instagram:https://www.instagram.com/sabera_official/?hl=ja
■ 会社概要
Palabra株式会社 (https://palabra-i.co.jp/)
所在地:東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル14F
設立日:1960年3月4日
代表者:代表取締役社長 山上 庄子
事業内容:日本語字幕・多言語字幕・音声ガイド・手話映像 制作/アプリ「UDCast」の開発・運営/映像制作・編集 研修事業/映像のバリアフリー化、および上映等のコンサルティング業務
株式会社jig.jp (https://www.jig.jp/)
所在地:東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー33F
設立日:2003年5月
代表者:代表取締役社長CEO 川股 将
事業内容:ライブ配信事業「ふわっち」、VTuber事業、スマート眼鏡(ARグラス)事業、バーチャル音楽ライブ配信「topia」等
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
Palabra株式会社 広報担当
メールアドレス:info@palabra-i.co.jp
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