京都スタートアップエコシステムが「2022 Global Startup Ecosystem Report」にて,国内3位(アジアTOP30内)に
世界のスタートアップ関係者が注目する、アメリカの調査会社「Startup Genome(※1)」が発行する「Global Startup Ecosystem Report (GSER)」において2022年のランキングが発表され、京都のスタートアップエコシステムが、イノベーションの創出や人材輩出、エコシステム内での資金調達額などが評価され、東京、大阪に次いで国内3位及びアジアTOP30内にランキング(※2)されましたので、京都スタートアップ・エコシステム推進協議会の構成員である一般社団法人京都知恵産業創造の森(京都市下京区 理事長:塚本 能交)がお知らせいたします。
1 Startup Genomeにおいて紹介される京都のスタートアップエコシステムについて
以下から京都ページをご覧いただけます。
https://startupgenome.com/ecosystems/kyoto
【全体レポートはこちらからダウンロード】
https://startupgenome.com/all-reports
2 京都のスタートアップエコシステムにおいて特に評価された項目
⑴ 持続的に才能ある人材を輩出し続けるエコシステムの機能が、アジアのスタートアップエコシステムTOP30内及びアジアの新興スタートアップエコシステムTOP25内にランキング
⑵ テクノロジ―系スタートアップの資金調達やイグジット(M&A,新規株式公開)の累積額から導出された経済的業績が、アジアの新興スタートアップエコシステムTOP25内にランキング
⑶ イノベーションに関する研究や特許活動が、アジアのスタートアップエコシステムTOP30内にランキング
⑷ 初期段階のスタートアップの資金調達や投資家の活動を数値化して導出する「資金調達」が、アジアの新興スタートアップエコシステムTOP30内にランキング
⑸ 471ミリオンドル(約610億円)の経済価値
(2019年1月から2022年12月(1USD=130円で換算))
⑹ 外国人起業家を惹きつける京都のスタートアップビザプログラムや大学・研究機関の集積
(※同ビザプログラムはJETRO京都を中心に運営)
⑺ 次世代製造技術・ロボティクスやライフサイエンス分野におけるスタートアップの創出や成長及び人材の集積と充実した支援制度
(※1)Startup Genome
Startup Genomeは、米国カリフォルニア州にある、スタートアップエコシステム調査等を行う、世界有数の政策提言および研究機関。6大陸45カ国以上において、125以上のクライアントにアドバイスを提供しており、2013年から発行されている「Global Startup Ecosystem Report (GSER)」は、世界280以上のエコシステムと300万社のスタートアップを調査対象とし、世界中の投資や企業立地を検討する民間企業、ベンチャーキャピタルなどのスタートアップエコシステム関係者が、大いに注目する指標となっている。
(※2)Startup Genomeにおけるスタートアップエコシステムのランキングについて
世界の主要都市のスタートアップエコシステムを,以下6つの要因((1)スタートアップの市場価値などを示す「業績」,(2)初期段階のスタートアップの成功に重要な資金調達指標を数値化する「資金調達」,(3)地域におけるエコシステム内の関係者同士のつながり、そこから生まれるイノベーションの基盤を測定する「相互関連性・つながり」,(4)スタートアップのビジネスモデルの成長性や海外展開を示す「市場リーチ」、(5)研究・特許活動の充実度を示す「知識」,(6)スタートアップが有能な人材にアクセスできる環境を示す「人材」)に分け、各要因について独自のアルゴリズムを用いて、各都市のランキングを決定する。
(参考)レポート中に記載されている京都スタートアップ等について(アルファベット順)
【京都発のスタートアップ】
〇AdInte(https://adinte.co.jp/)IoTとAIを活用して、オフラインのタッチポイントより収集したデータから店舗や顧客の分析を行い、オンラインデータとオフラインデータの統合によって、広告販促プロモーションを一気通貫で提供。
〇FLOSFIA(https://flosfia.com/)ミストドライ成膜技術を基礎技術として、パワーデバイス事業と成膜ソリューション事業を展開。酸化ガリウム(Ga2O3)を用いた「GaOパワーデバイス」を開発。
〇Kyoto Fusioneering(https://kyotofusioneering.com/)「究極的なエネルギーソリューション『核融合』によって地球の課題を解決し、人類に新たな未来をもたらす」をビジョンに、カーボンニュートラル社会の実現に向け、核融合炉に関する装置の研究開発・設計・製造、装置・コンポーネントの輸出を行う。
〇Thyas(https://thyas.co.jp/)iPS細胞を用いた治療用再生T細胞「iPS-T」の研究、開発。 がんや感染症に対する再生免疫細胞療法の製剤を提供。
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