チーズのプロになる試験が3月1日受験申込スタート。今年からオンライン試験システム(CBT)を導入
チーズ業界で確固たる信頼と支持を得ている「チーズプロフェッショナル資格認定試験」は、今年から試験形式を一新し、CBT(Computer Based Testing)方式を一次試験に導入いたします。
認定試験合格後にキャリアを積んで、チーズサービス初代王者に
2024年に行われた第1回チーズサービスコンクールの初代王者、岩本啓史(いわもと ひろふみ)さん。大阪のホテル内にあるレストランでチーズの一切を任されているサービスマンです。岩本さんは2021年に「チーズプロフェッショナル資格認定試験」を受験し、合格率が約40%の難関を見事突破。認定者となってからは日々モチベーションを高め、サービス技術向上に励んでいます。
このチーズプロフェッショナル・サービスコンクールでは、予選の段階でチーズに関する専門的な知識を問う問題が出され、認定試験での経験が役に立ったと語っています。決勝ではレストランでのスマートな接客と性格でスピーディーなチーズカットやプレゼンテーションが高く評価されました。
そんな岩本さんですが普段の食生活では「さけるチーズを串で刺して豚バラ肉を巻いてちょっと甘辛く醤油、酒、みりんで味をつけたものが好きですね。串のまま食べられるもので屋台料理みたいな感じで楽しんでいます」と、チーズの勉強で得た知識をもとにプライベートも充実させています。
レストランサービスという仕事の技能向上のために認定試験を受験し、コンクールにもチャレンジした岩本さん。チーズを知る若手サービスマンの一人として今後の活躍に期待しています。
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チーズプロフェッショナル資格認定試験
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チーズの歴史や製法、保存や取り扱い方法、栄養や機能性価値、販売やサービスに係る技術、代表的なチーズのプロフィールなど、チーズ専門的な知識や技能を測る試験で、年に一度行われています。(第一次試験は7月、第二次試験は10月)
第一次試験では、チーズプロフェッショナル協会発行の『チーズの教本(旭屋出版)』の内容を中心に出題され、○×や選択式、記述式の回答が求められます。
この一次試験は、これまで全国5会場(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)で開催されていましたが、デジタル世代の受験者増や利便性向上を考え、CBT試験を導入。
第二次試験はチーズのテイスティングを実施するため、東京・大阪の2会場で開催。テイスティングに加え、チーズの伝え手として必要な論述問題(筆記)などが出題されます。
毎年全国で500人近くの人が受験し、これまでに3,940名の資格認定者がチーズの現場で活躍しており、その多くが飲食業界やチーズ専門店、流通業界などで重要な役割を果たしています。特に、職場でのスキルアップや待遇向上に貢献する資格として、ますます注目を集めており、今後のキャリアにおいて大きな力となることは間違いありません。
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受験者の利便性を優先
CBT試験は、試験期間中都合の良い場所と時間に受験することができます。全国47都道府県340ヵ所以上あるテストセンターの中から指定の会場へ出向き、会場備え付けのパソコンを使って受験します。これまで主催者が決めていた会場、時間に拘束されない、受験者に寄り添ったデジタル時代の試験です。
運営は「漢検」や「世界遺産検定」をはじめ、300以上の試験団体の試験運営の実績をもつ㈱シービーティーソリューションズが担当。
受験者都合で試験日を選択できる
チーズプロフェッショナル資格認定試験の受験申込は3月1日から6月15日までが期間となっています。その後7月20日から始まる約1ヵ月の試験期間中、受験者の都合に合った試験日時と会場を事前に選択し、当日に臨みます。またCBT試験は期間中最大2回まで受験することができます。
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3月1日から受験申込開始
チーズプロフェッショナル資格認定試験はどなたでも受験することができます。
申し込みは3月1日から6月15日までの期間、チーズプロフェッショナル協会WEBサイトの認定試験ページで受け付けています。(受験申し込みにはアカウント登録が必要です)
受験を機に会員登録される方も増えています。会員登録するとチーズセミナーやイベントへの優待参加やチーズ情報満載の会報誌(年6回)の送付、チーズのニュースをタイムリーにキャッチアップできるメールマガジン配信など、いろいろな特典が付いています。
チーズプロフェッショナル協会HP
https://www.cheese-professional.com/
チーズのプロを目指す人の必須教材
『チーズの教本』はチーズのプロを目指す人やチーズの現場で役立つ実用的な情報のを盛り込んだ唯一無二のチーズ専門書です。「チーズの販売」では各種法規や必要な表示項目について、「チーズのサービス」ではチーズカッティングの方法から飲食店でのサービス一連の流れなどを詳細に解説しています。
『チーズの教本2023~2025』
旭屋出版 ISBN-13:9784751114902
定価:4,730円(税込)
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【チーズな話題】チーズの消費量は31万5千トン(2024年)
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日本のチーズ消費量は約31万5千トンで、日本人一人当たりの年間消費量はおよそ3キログラムです。年間約20キログラムを超える欧州のチーズ主要国には遠く及びませんが、20年前(2005年)に比べると約1.4倍の伸びを示しています。(参考:農林水産省/農畜産業振興機構)
この拡大するチーズの消費を支えるために38ヵ国から24万トン(貿易統計調べ)のチーズを輸入しています。また日本国内では大手乳業メーカーはもとより、牧場経営しながらチーズ製造を行う手作りチーズ工房、観光地や繁華街のピッツェリア等、北海道から原料を運んで都心のショップでモッツァレラをつくるショップなど、全国各地でチーズ生産が盛んになっています。
都内にあるチーズ専門店では欧州を中心に海外産のナチュラルチーズを200種類以上を揃えていて、近年ではギリシャやトルコ、アメリカなどからの輸入も増え、その種類や利用方法を広めるチーズプロフェッショナルの存在が欠かせなくなっています。
食のプロがより専門化していく
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近年、大型スーパー出店やネットストアの隆盛など購入場所や機会が増えており、消費者は価格優先でモノを見る傾向が強くなってきています。店舗側には、販売する商品へのより深い知識が求められています。情報過多の社会であるからこそ正しい知識の習得は必須で、一部の食品スーパーでは、生活者に適切なアドバイスができる専門家の育成に力を注いでいます。
チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)とは
日本の食卓、そして日本人の様々な生活シーンにチーズを定着させるために、日々活動を行っている非営利団体です。チーズのある生活を豊かにしてくれるナビゲーターとしての「チーズプロフェッショナル」を育成するための資格認定試験をはじめ、教本の発行や講習会の実施、製造実習や海外への視察研修、専門講師の派遣、チーズに関係するイベント監修や教育支援など専門性の高い分野の活動や一般消費者にチーズの魅力を広める「CPAチーズ検定」など、様々な事業を行なっています。
チーズプロフェッショナル協会 URL: https://www.cheese-professional.com/
CPAチーズ検定 URL:https://cheesekentei.com/
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