嗜好性診断×生成AIによるレコメンドプラットフォーム始動、第一弾は“日本酒”
Gigalogy×味香り戦略研究所×菊水酒造、究極の一杯に出会える新体験
Gigalogy(ギガロジ)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 ウッディン・エムディー・モスレ、以下「ギガロジ」)と「食」を科学する株式会社味香り戦略研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小柳道啓、以下「味香り戦略研究所」)は、簡単な質問に答えるだけで消費者の嗜好性を診断し、生成AIを用いて最適な商品をレコメンドするナビゲーションプラットフォームを共同開発しました。
この新たなパーソナライズド・レコメンド技術の第一弾ユースケースとして、菊水酒造株式会社(本社:新潟県新発田市、代表取締役 髙澤大介、以下「菊水酒造」)と連携し、「日本酒AIナビゲーション」を展開。本サービスは、2025年4月29日にグランドオープンした新施設「KIKUSUI蔵GARDEN」にて提供開始し、来場者に“究極の一杯”との出会いを創出しています。

嗜好性診断×生成AIによる「味の好み」に合わせたレコメンドを実現
食品市場では近年、消費者の嗜好の多様化が進み、個別の嗜好に応えるために日々新商品が発売される一方、増えすぎた商品をどのように選べば良いかわからない、いわゆる「選択疲れ」が新たな課題として顕在化しています。
消費者の選択を助けるため、従来から商品レコメンドが行われてきましたが、これまでのレコメンド手法は専門家等の主観や購買履歴等の行動データに依存していました。ギガロジの最先端AIによるリアルタイムパーソナライゼーション技術と、味香り戦略研究所が独自に開発した嗜好性診断プログラムを統合したパーソナライズド・レコメンド技術を開発しました。これにより、個人の味の好みに寄り添った個別のレコメンドを実現し、より満足感の高い食体験と新たな消費体験の創出を提供します。

今後の展開フェーズ
フェーズ1:「KIKUSUI蔵GARDEN」での実証提供(2025年4月〜)
フェーズ2:菊水酒造オンラインショップでのレコメンド機能展開
フェーズ3:実証データを活用した販売戦略・新商品開発支援
フェーズ4:他食品・飲料カテゴリへの汎用展開
第一弾ユースケース「日本酒AIナビゲーション」
新潟県新発田市の蔵元 菊水酒造は、主力商品「菊水ふなぐち」の缶パッケージに味覚データを掲載、データを活用したフードペアリング情報を発信するなど、先進的な取り組みを行っています。このたび、多彩な商品ラインナップを誇る菊水酒造の協力を得て、日本酒のパーソナライズ・レコメンドを提供する日本酒AIナビゲーション「蔵酒Match(くらざけマッチ)」を開発しました。
「蔵酒Match」は、2025年4月29日新潟県新発田市にグランドオープンした新施設「KIKUSUI蔵GARDEN」にて提供しています。
日本酒AIナビゲーション「蔵酒Match」の特長
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パーソナライズされた提案体験
来場者は簡単な質問に答えるだけで、自身の嗜好にマッチした日本酒をAIが即時に提案します。
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リアルタイムの学習・最適化
生成AIは市場の日本酒トレンドや購買データを学習し、日々レコメンド精度を高め続けます。
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満足度と購買意欲の向上
「自分に合った日本酒と出会える」体験により、施設滞在中の満足度向上と購買促進が期待されます。

「KIKUSUI蔵GARDEN」について
2025年4月29日、新潟県新発田市にグランドオープンした新施設。コンセプトは「Discovery(発見)」。発酵エンターテインメントをテーマに、蔵を再活用したラボ、カフェ、ショップを併設。伝統と革新を融合した空間で、新しい日本酒体験を提供しています。
https://kikusui-sake.com/home/jp/enjoy/kuragarden/

今後の展望
食市場では、今後も多様化する嗜好に合わせた商品展開が求められることが予想されます。その背景には、ウェブやSNSの発展から情報の取得・比較が容易になり、商品の選択がより多角的な視点で行われるようになったことや、一人暮らし世帯の増加によるパーソナライズされた食体験への需要の高まりがあります。今回開発したパーソナライズド・レコメンド技術は、その個別化する消費者ニーズに対して、AIを活用することで応える仕組みです。
第一弾のユースケースとして、選ぶことの難しさが顕著な課題である日本酒のレコメンドをスタートしますが、パーソナライズド・レコメンドシステムは搭載するデータによって他の食品・飲料にも適用可能です。たとえばコーヒーや紅茶、チョコレート等、すでに広く親しまれており、バリエーションが多彩な食品・飲料はその筆頭と考えられます。
ギガロジは、パーソナライズド・レコメンドシステムによって消費者の選択疲れを解消し、自分に合ったおいしさをいっそう深く感じ楽しむことが可能になると考えています。個別最適化されたレコメンドによって新たな「食を発見する楽しさ」を提案し、食体験の向上に寄与してまいります。
参画各社
生成AI開発を容易にするクラウドプラットフォーム「GAIP(Gigalogy AI Platform)」を提供。専門知識不要でAIソリューションを高速に構築・導入可能とすることで、産業横断的なAI利活用を推進。
代表取締役:ウッディン エムディー モスレ
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目1-1 23階
事業内容:AIプラットフォーム開発・導入支援
「おいしさ」の見える化を専門とする研究機関。12万件以上の味覚データベースと独自の嗜好性診断アルゴリズムを活用し、食品開発・マーケティング支援を展開。パーソナライズド提案技術の社会実装にも積極的に取り組む。
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代表取締役社長:小柳 道啓
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所在地:東京都中央区新川1-17-24 NMF茅場町ビル8F
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設立年:2004年9月
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事業内容:フードデジタルソリューション事業
1881年創業の老舗蔵元。1972年には缶入り生原酒「菊水ふなぐち」を業界に先駆けて発売。製造だけにとどまらず、消費体験を重視した“コトづくり”にも注力し、酒造業の枠を超えた新たなブランド価値を創出。
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代表取締役:髙澤 大介
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所在地:新潟県新発田市島潟750
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事業内容:日本酒の製造・販売
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