eラーニング「ビジネスと人権 ~企業が国連指導原則を実践するには~」日本語版を無料で一般公開
企業向けサステナビリティ研修サイト、「国連グローバル・コンパクト・アカデミー」上で提供開始
国内外において「ビジネスと人権」への関心が高まる中、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)では、社員研修に対するニーズに応えるべく、eラーニング「ビジネスと人権 ~企業が国連指導原則を実践するには~」日本語版を制作。本日、国連グローバル・コンパクト・アカデミー上で一般公開されました。
国連グローバル・コンパクトでは、ビジネスと人権の分野で高度な知見を有する非営利団体 Shiftの協力を得て、国連人権高等弁務官事務所と共同で、本コースを開発しました。企業にとって人権がどのような意味を持つのか、そして、どうすれば国連グローバル・コンパクトや「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に沿った形で人権を尊重できるかを理解する上で役立つ研修となっています。コーポレート・サステナビリティに関する様々なeラーニングが受講できるデジタル・プラットフォーム、国連グローバル・コンパクト・アカデミーのサイト上にて、これまで英語や中国語等、複数の言語で公開し、世界各地で活用いただいています。
アカデミーは、会員企業の従業員のみがアクセスできるプラットフォームです。但し、本コースを含め、一部のeラーニングは「オープン・コース」として、非会員の方でも、アカデミーにご登録いただくことにより、無料で受講可能となっています。
コース概要
本コースでは、約2時間で、自社が人権に与える影響を特定、防止、軽減、そして説明する方法を学ぶことができます。必ずしも一度で完了する必要は無く、各個人のペースに合わせ、何回かに分け、再度ログインして途中から再開することも可能です。形式は、テキストによる解説に加え、短編動画や、知識を確認できるミニ・クイズ、参考資料へのリンク集の組み合わせとなっています。
このラーニングは、4つのモジュールで構成されています。
モジュール1: 「国連ビジネスと人権に関する指導原則」の基礎知識
モジュール2: 人権デュー・ディリジェンスの始め方
モジュール3: 影響への対処、追跡評価および情報提供
モジュール4: 救済へのアクセス
これら4つのモジュールを通じ、以下について学べます。
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「国連ビジネスと人権に関する指導原則」の基本的な考え方。
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人権尊重のために、企業に求められること。
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人権への自社の影響をどう特定し、優先順位を付けるか。
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人権に対処する企業の責任をどう理解するか。
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人権への自社の影響に関し、どう対処し、追跡評価し、情報を提供するか。
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負の影響が生じた際、どう対応し、解決策を見出すか。そして企業は、どうすれば実効的な苦情処理メカニズムを設置できるか。
全4モジュールを受講すると、ソーシャル・メディア上でのシェアや、印刷が可能な修了証を取得できます。
本件に関する詳細は、GCNJウェブサイトにてご確認ください。
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