千葉大学教育学部藤川研究室共催:教員を志す高校生・大学生・大学院生へ向け企業と連携した授業づくり体験イベントを開催【イベントレポート】
株式会社ZOZO、株式会社千葉銀行、株式会社ディレクションズ、LINEヤフー株式会社(順不同)の4社にご協力いただきました。
学校・企業・大学とを結び、誰もが教育に関わり、貢献することができる社会をめざすNPO法人企業教育研究会(理事長:藤川大祐教授(千葉大学教育学部長))は、千葉大学教育学部藤川研究室と共催で、授業づくり体験イベント「授業づくりハッカソン2024」を、7月20日(土)千葉大学にて開催しました。
◆授業づくりハッカソンとは
「授業づくりハッカソン」とは、学校の授業プランを考える「授業づくり」を、教員を志す高校生、大学生、大学院生に短期間で集中的に開発を行うハッカソン形式で体験してもらうイベントです。
企業教育研究会(以下ACE)の特徴でもある「企業と連携した授業づくり」の楽しさを体験してもらおうと、株式会社ZOZO、株式会社千葉銀行、株式会社ディレクションズ、LINEヤフー株式会社(順不同)にご協力いただき開催しました。
また、イベントの運営はACEに所属する学生スタッフが中心となって行い、総勢53名が集結しました。
◆イベント当日の様子
参加者は8つのグループに分かれ、グループ毎に1つの企業と連携した指導案を作成しました。
各グループ、自分たちの担当企業とだからこそできることは何か、子どもたちが体験的に学ぶためにはどんな活動が適切なのかなど、企業の方と活発に議論を交わしつつ、よりよい授業を目指します。
そして、イベントの最後には、8つのグループそれぞれが授業プランである指導案を完成させました。
参加者が考えた具体的授業内容は、企業のもつスキルを生徒も体験的に学ぶ授業、会社のロゴに込められた思いに注目し多様性理解を深める授業、企業が利益だけでなく地域貢献を大切にしていることを取りあげ、利益を上げつつも地域に貢献することを目指すということを体験的に学ぶ授業、最近注目されている生成AIを活用した授業など、各企業の特色や思いを生かした授業案になりました。
主催者の千葉大学教育学部長藤川教授は、「企業の方とたくさんコミュニケーションをとれるようになると、どんどんアイデアが出てくるようになったと思う。限られた時間内で、完成度の高い授業案を仕上げることができたことは、自信にしてほしい。」とイベントの総評を述べました。
一日かけた長丁場のイベントでしたが、参加者は時間を忘れ集中している様子で、授業づくりのエッセンスや楽しさを体感いただける一日になりました。
◆参加者の声
(高校生)
―授業を受ける立場では見つけられない大切なポイントや大学生の先輩達が授業作りで大事にしている点を知ることができ、他の企業と協力して授業を作る事が楽しかった。
―先生になるためにとても良い経験になったし、初めて授業を作ってみて楽しさがよくわかった。ますます先生になりたくなった。
(大学生・大学院生)
―グループで授業を作ることの難しさはあったが、色々な意見を取り入れて納得のいく授業を作ることができたと思う。
―バックグラウンドがまったく違う方々と意見を交換することができ、今までにない体験でした。
―色々な立場の人と同じ目的で熱く授業づくりをできて楽しかったです!
―企業の方の話が面白くていくらでも聞けました!
【 NPO法人企業教育研究会(ACE)について】
NPO法人企業教育研究会(ACE)は、千葉大学教育学部を母体に「企業と連携した授業づくり」を専門とする千葉大学発のベンチャーNPO法人です。
これまで100社以上の企業や専門家の方々と共に、学校で学ぶ知識が社会でどう役立つのかが子どもたちの中でつながるよう力を注いだ授業を多数開発してきました。
企業のリソースを最大限に活かしたオリジナル授業は、出張授業や教材配布を通して、全国の小学校、中学校、高等学校等に無料で提供。現在では、毎年約5万人の子どもたちに授業を届けています。
私たちは「誰もが教育に貢献する社会」の実現をめざし活動しています。
それぞれの地域、さまざまな立場の「誰もが教育に貢献する社会」へ向け、これからもたくさんの仲間を見つけ大きな輪にしていきます。
【会社概要】
団体名:NPO法人企業教育研究会 NPO the Association of Corporation and Education (ACE)
所在地:千葉県千葉市中央区松波2-18-8 新葉ビル3F-A
理事長: 藤川大祐教授(千葉大学 教育学部 学部長)
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