知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」が2026年2月に神保町で開業。2月7日、8日に「2020s」をテーマとしたオープニングパーティを開催
イベントスペース、ギャラリー、バー、ライブラリーからなる複合施設。アカデミックインキュベーター/シンクタンクの一般社団法人デサイロが、企画・運営を実施。

一般社団法人デサイロは、知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」を2026年2月7日に神保町でオープンします。
「Unknown Unknown」はイベントスペース、ギャラリー、バー、ライブラリーからなる複合施設であり、「2020年代」という時代の向かう先について考え、次なるイノベーションや社会変革の起点となる「知と文化の創造」を目指しています。
2月7日と8日には、「2020s」をテーマとしたオープニングパーティも開催。参加を希望される方は【こちらのページ】からお申し込みをお願いします。
Unknown Unknownの概要





研究者やアーティストの役割が、知や表現のフロンティアを切り拓くこと──つまりは「知らないことすら知らないこと」を発見することだとすれば、AI(人工知能)があらゆる既知を回答できる時代において、その役割の重要性は増しているはずです。
これまで一般社団法人デサイロでは、人文・社会科学分野の研究者を中心に、次の時代を形づくる思想やアイデアを生み出すために、さまざまなプロジェクトに取り組んできました。Unknown Unknownでは、そうした第一線の研究者やアーティスト、クリエイター、起業家などが交わることで、新たなる知と文化を創造することを目指します。
その際に重要になるのが、「フォースプレイス(4th Place)」という考え方です。家(1st Place)、職場(2ndPlace)、公共空間やカフェ(3rd Place)に対し、新しい「つながり」の形として注目されているのが「4thPlace」です。そこは「意味づけ」や「自己革新」を可能にするコレクティブ(集団的)な場であり、サードプレイスのような「居心地の良い場所」ではなく、むしろ、不確実性や多様な視点を受け入れ、深く考え、成長するための挑戦的な場となります。
また、神保町というエリアは、古書と出版文化を中心とした知の集積地であり、2025年には『TimeOut』誌が選ぶ「世界で最もクールな街」ランキング1位に選ばれるなど、急速に注目が高まっています。神保町〜御茶ノ水エリアを象徴する古書店や出版社、楽器店、スポーツ用品店はもちろんのこと、近年ではミニシアターや文化複合ビル、ギャラリー、独立系書店など、新しいプレイヤーの方々も登場しており、東京の中心部にありながらも小さなプレイヤーが活躍しやすいエリアでもあります。デサイロとしても、神保町という地に蓄積されてきた「知」を踏まえつつ、2020年代における知の創造と流通に取り組んでいきます。
内装設計は、気鋭の建築コレクティブ「ULTRA STUDIO」が担当
Unknown Unknownの内装設計は向山裕二、上野有里紗、笹田侑志からなる建築コレクティブ「ULTRA STUDIO」が担当しています。

ULTRA STUDIO
向山裕二、上野有里紗、笹田侑志からなる建築コレクティブ。2013年に結成、日本とヨーロッパで経験をつみ、2018年より東京をベースに活動を開始。プロジェクトに含まれる矛盾や葛藤を拡大解釈し、アイデンティティの再定義と本質的なストーリーの構築を行う。そこから見出される象徴的なかたちと、装飾的な要素・色彩を組み合わせることで、感情に訴えかける空間をめざしている。
「2020s」をテーマとしたオープニングイベントを開催

■概要
Unknown Unknownの開業に際し、2月7日と8日にオープニングパーティを実施します。2日間を横断するテーマは「2020s -2020年代考」です。一般社団法人デサイロでは2022年のプロジェクト発足時から一貫して「いま私たちはどのような時代を生きているのか?」を人文・社会科学分野の研究者の方々と探ってきました。そして、そのインサイトをイノベーション創出や新たなる社会制度の提案につなげるためのプロジェクト創出に取り組んできました。
今回のオープニングパーティでも、国際情勢や急速な技術進化などを背景に、私たちが生きる時代の現在地とこれからについて議論していきます。

DAY1のテーマは、「2020年代における知の可能性」です。人文・社会科学の知とイノベーション創出の関係性から、アカデミアと社会が共創する拠点のデザイン、ポストアメリカ世界の思想的基盤の構築まで、議論をしていきます。

DAY2のテーマは、「文化/知と場所の関係性」です。2020年代の東京で、いかにして「知と文化の磁場」を生み出すことができるのか。コロナ禍以降の東京におけるキープレイヤーの方々とともに、神保町の新しいカルチャー、都市における「知の拠点」の可能性、東京の文化的エコシステムという3つの視点から考えていきます。
また、今回はより多くの方にUnknown Unknownに足を運んでいただくために、無料での開催となります。ただし、お申し込みできるセッションは1つまでとなっております。
トークセッションは、Unknown Unknownで今後実践される「知の創造と流通」を体験いただける内容です。そのため、Q&AやMeetupも含めてインタラクティブな要素を増やし、各セッションで掲げるテーマを参加者のみなさんとともに考え、深めていくことを重視します。
当日は、デサイロ代表/Unknown Unknownディレクターの岡田弘太郎が注目する神保町のスポットに関するGoogleマップのリストを配布予定です。Unknown Unknownに足を運んでいただきつつも、いま大きな盛り上がりを見せる神保町の街を合わせてぜひ楽しんでみてください。
【DAY1】

Session 01
人文・社会科学の知を起点とした「イノベーション」と「社会変革」に向けて
国際情勢の不安定化や、大規模言語モデル(LLM)以降のAIの進化を前にして、かつてないほどに「人間と社会」への理解を深める重要性は高まっています。人文・社会科学の知は、これからのイノベーション創出や社会制度の設計にいかにして繋がるのでしょうか? 本セッションでは、知を社会実装する起業の設立や、メディアや在野での実践などを通じて知の活動域を拡げてきた3名の登壇者の方々とともに議論します。
社会に開かれた人類学の実践に取り組んできた人類学者/デサイロ理事の磯野真穂さん、文化人類学によるリサーチやコンサルティングに取り組むアイデアファンド代表の大川内直子さん、そして「経済学のビジネス活用」を目指して株式会社エコノミクスデザインを共同創業し、政府の委員やテレビのコメンテーターとしても活動する経済学者の安田洋祐さんとともに、人文・社会科学の知を起点とした「イノベーション」と「社会変革」について考えます。
磯野真穂(人類学者/東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授)× 大川内直子(アイデアファンド代表取締役)× 安田洋祐(経済学者/政策研究大学院大学教授)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)

Session 02
アカデミアと社会の「共創拠点」をデザインする
社会とアカデミアが共創し、新たなる価値創造を目指す「イノベーション・コモンズ(共創拠点)」への注目が高まっています。次なるイノベーションを準備する知を生み出すためには、どのような場やプログラム、コラボレーションの仕組みが必要なのでしょうか?
東京科学大学が2025年12月に新設した学外共創拠点「もしも:まちと未来の実験室」にも関わる美学者の伊藤亜紗さん、26年4月に開学となるCo-Innovation Universityの発起人であり理事長を務める井上博成さん、日建設計東京ビル(飯田橋)と竹橋にて共創プラットフォーム「PYNT」の企画・運営を担う吉備友理恵さんとともに、アカデミアと社会をつなぐ場のデザインについて議論します。
伊藤亜紗(東京科学大学未来社会創成研究院/リベラルアーツ研究教育院教授) × 井上博成(学校法人CoIU理事長) × 吉備友理恵(日建設計 イノベーションデザインセンター)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)

Session 03
「アルゴリズム × スピリチュアリズム」から考える、2020年代の思想的基盤
第2次トランプ政権発足やテック右派の台頭などを背景に、2020年代の国際秩序は大きく変わろうとしています。そうしたなかで、「ポスト・アメリカ世界」の思想的基盤をいかにして思考できるでしょうか?
「アルゴリズムとスピリチュアリズム」をテーマとする新著を執筆中の哲学者・下西風澄さん、ベンチャーキャピタルANRIにて「人文奨学金」などのプログラムを手がける投資家の中路隼輔さん、哲学・キリスト教思想を専門とし、米国におけるテクノロジーと宗教の関係性について研究を進める柳澤田実さんをお招きし、2020年代を支える思想的基盤について、テクノロジー、宗教、哲学、政治を横断しながら考えます。
下西風澄(哲学者)× 中路隼輔(ANRI シニアプリンシパル)× 柳澤田実(哲学・キリスト教思想研究者/関西学院大学神学部准教授)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)
【DAY2】

Session 01
“世界で最もクールな街”神保町のカルチャーとまちづくり
2025年、『TimeOut』誌が選ぶ「世界で最もクールな街」で第一位に輝いた神保町。同誌に「ビブリオフィル(書物好き)の天国」と評された神保町は近年、多様なプレイヤーの参入による新しい文化の萌芽が見えつつあります。神保町というエリアがもつ歴史性を踏まえつつ、いまなぜ注目が集まっているのか。今後のまちづくりにより、エリアの景色はどのように変わりうるのか。
2024年7月にオープンした音、アート、飲食が楽しめる複合ビル「肆-YON-」のオーナーである杉山佳世子さん、神田・神保町エリアのまちづくりに多角的に関わる都市デザイナーの中島伸さんをお招きし、神保町のこれまでとこれからについてお伺いしていきます。おふたりのお話を伺いながら、Unknown Unknownがこのエリアで開業する背景や今後の活動についてもご紹介していきます。
杉山佳世子(肆-YON- オーナー)× 中島伸(東京都市大学都市生活学部准教授、都市デザイナー)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)

Session 02
「知の拠点」を都市に実装する
「アカデミーヒルズ」や「自由大学」などが象徴するように、東京ではその時代の要請に応じて「知の拠点」や「学びと活動の場」が誕生してきました。近年では中小規模の共創施設や文化複合施設も次々と誕生し、都市の景色を変えようとしています。「100年に一度」とも称される大規模再開発が進む東京で、新たなる「知の拠点」をいかにして実装できるのでしょうか。
for Cities共同代表理事で、神田にオープンした学びと実践の場「watage」ディレクターの石川由佳子さん、Unknown Unknownの内装設計を担当した建築コレクティブULTRA STUDIO共同主宰の向山裕二さん、『〈迂回する経済〉の都市論』の著者である都市計画研究者の吉江俊さんとともに、2020年代の東京における「知の拠点」の可能性を考えます。
石川由佳子(for Cities 共同代表理事)× 向山裕二(ULTRA STUDIO共同主宰)× 吉江俊(都市計画研究者/東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 講師)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)

Session 03
東京の文化的エコシステムと、これからの音楽シーン
2020年代、東京のカルチャー/音楽シーンはどこに向かうのか? 短期的な経済価値につながりにくい文化を支えるエコシステムは、いかにして形成可能なのか? 本セッションでは、このような問いを2020年代の東京のカルチャーシーンを象徴するプレイヤーやアーティストの方とともに考えます。
「EASTEAST_」や「alter. 2025, Tokyo」などのアート/デザインイベントを仕掛けるログズ代表の武田悠太さん、Tohjiを筆頭とするアーティストのマネジメントやクリエイティブ・ビジネスを展開するCanteen代表の遠山啓一さん、Dos Monosのメンバーであり、ラッパー/トラックメイカーとして多岐に活躍する荘子itさんとともに、「東京の文化的エコシステムと、これからの音楽シーン」について議論します。
荘子it(トラックメイカー・ラッパー)× 武田悠太(ログズ代表)× 遠山啓一(CANTEEN代表)× 岡田弘太郎(デサイロ代表/Unknown Unknownディレクター)
■開催情報

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日時 |
DAY1:2026年2月7日(土) - Session 01:13:00-14:30(12:45開場) - Session 02:15:00-16:30(14:45開場) - Session 03:17:00-18:30(16:45開場) - Session 01:13:00-14:30(12:45開場) - Session 02:15:00-16:30(14:45開場) - Session 03:17:00-18:30(16:45開場) |
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会場 |
Unknown Unknown |
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アクセス |
地下鉄 神保町駅 A7出口より徒歩約4分 (東京メトロ半蔵門線、都営新宿線・三田線) 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B5出口より徒歩約6分 JR御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口より徒歩約8分 |
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参加費 |
無料(※事前お申し込み必須) |
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定員 |
トークセッションの参加上限は各回30名 |
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主催 |
一般社団法人デサイロ |
参加申し込み
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デサイロについて

一般社団法人デサイロは、次の社会を形づくる思想やアイデアを生み出すアカデミックインキュベーター/シンクタンクです。人文・社会科学分野の研究者を中心に、学術知を起点とする未来洞察やコンサルティングサービスの提供、知の拠点や場づくり、研究者向けのインキュベーション・助成プログラムの運営、自社レーベル/メディアの運営、アートフェスティバルのプロデュースなど、研究と多分野のかけ合わせによるプロジェクト創出を通じて、「知の創造と流通」を支えていきます。
公式サイト:https://de-silo.xyz/
SNS・ニュースレター
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Instagram:https://www.instagram.com/u_u_tokyo/
ニュースレター:https://desilo.substack.com/
問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
Unknown Unknownマネージャー 栗村智弘
Mail:kurimura@de-silo.xyz
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