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【スマホアプリの利用動向②】大多数がスーパーアプリを利用しながらも、71%が「スーパーアプリ」とは何かを知らない

SaaS比較サイトCapterraはこの度、スマホアプリ利用者1,009人に調査を⾏い、多機能型「スーパーアプリ」の利用実態と、企業が活用するにあたってのメリットや注意点などをまとめました。

キャプテラ

本記事は、キャプテラサイトに掲載されている「スーパーアプリの利用実態と展望【アンケート調査結果②】

」(https://www.capterra.jp/blog/4123/use-of-superapps-in-japan)の一部を抜粋したものです。

詳しくはそちらをご覧ください。
調査内容の詳細は本記事文末でご覧いただけます。

本記事のポイント:

1、大多数がスーパーアプリを利用しながらも、71%が「スーパーアプリ」とは何かを知らない

2、利便性を理由とした国際的なスーパーアプリへの関心の高まり

3、日本で最も重要視されているスーパーアプリの機能はSNSと電子決済

4、ユーザーから見たスーパーアプリのメリットとデメリット


前回の記事、スマホアプリの利用調査第一弾(https://www.capterra.jp/blog/4096/app-usage-trends)では、アプリインストールの特典で最も人気なのは「割引」であるが、37%の人が「特に特典を求めていない」など、日常的なアプリの利用動向が明らかになりました。


第2弾の本記事では、多くの機能を一つのアプリケーションに集約した「スーパーアプリ」についてまとめます。主な機能は、メッセージングや決済サービス、配車サービス、ゲーム、レストランやチケットの予約などがあり、1つのアプリ内で様々なサービスを利用できるため、特に利便性や時間効率性が重視されるアジア地域で注目度が高まっています。


1、大多数がスーパーアプリを利用しながらも、71%が「スーパーアプリ」とは何かを知らない

本調査の回答者にスーパーアプリの定義(下部参照)を示し、以前から知っていたかどうか尋ねたところ、71%が「知らなかった」と答えました。

一方で、日本で多く使われているスーパーアプリのLineやPayPayを使用していると回答したのは80%であり、さらに18~25歳の若年層では90%まで上昇しています。

多機能「スーパーアプリ」に対して、日本のスマホ利用者の中で認知度と利用実態に大きなギャップがあるようです。

スーパーアプリの定義:スーパーアプリとは、様々なサービスや機能を統合したモバイルアプリケーションのことを指します。複数の機能やサービスを一つのアプリ内で提供することで、ユーザーが複数の個別アプリをダウンロードして管理する手間を省くことができます。


2、利便性を理由とした国際的なスーパーアプリへの関心の高まり

日本でのスーパーアプリの定義の認知度は高くないにしても、利用率は非常に高いことがわかりました。では、スーパーアプリの世界的な注目度はどうでしょうか。

同調査を、スーパーアプリがまだあまり普及していないオーストラリア、フランス、ドイツの3国で行ったところ、1つのアプリ内で様々なサービスを利用でき時間が節約できることから、スーパーアプリへの関心が高まっていることが窺えました。

Q.「スーパーアプリに関心がある理由はなんですか?」

注)複数回答のため、合計は100%にならない。3カ国で回答数の多かった上位6項目のみを抜粋して掲載。

アンケート対象者のうち、自国でスーパーアプリが入手可能であれば使ってみたい、と回答して人を対象に質問。


オーストラリア

・多様な機能やサービスが一つになっていて、時間を節約できる(76%)

・様々なサービスが連携されていて、スムーズに使える(20%)

・ユーザーデータに基づいて、自分に会ったサービス・情報を提供してくれる(21%)

・スーパーアプリ内のサービスを利用することで、お得な情報、割引特典が手に入る(30%)

・複数のアプリを切り替えることなく、利便性が高い(59%)

・ネイティブアプリにはない、より高度な機能を備えている(14%)


フランス

・多様な機能やサービスが一つになっていて、時間を節約できる(74%)

・様々なサービスが連携されていて、スムーズに使える(18%)

・ユーザーデータに基づいて、自分に会ったサービス・情報を提供してくれる(20%)

・スーパーアプリ内のサービスを利用することで、お得な情報、割引特典が手に入る(22%)

・複数のアプリを切り替えることなく、利便性が高い(43%)

・ネイティブアプリにはない、より高度な機能を備えている(25%)


ドイツ

・多様な機能やサービスが一つになっていて、時間を節約できる(69%)

・様々なサービスが連携されていて、スムーズに使える(27%)

・ユーザーデータに基づいて、自分に会ったサービス・情報を提供してくれる(20%)

・スーパーアプリ内のサービスを利用することで、お得な情報、割引特典が手に入る(26%)

・複数のアプリを切り替えることなく、利便性が高い(53%)

・ネイティブアプリにはない、より高度な機能を備えている(18%)


3、日本で最も重要視されているスーパーアプリの機能はSNSと電子決済

日本ではすでに多くの人が日常的にスーパーアプリを利用していることが明らかになりましたが、実際にどのような機能が使われているのでしょうか。

スーパーアプリ利用者に対して、スーパーアプリ内で利用しているサービスについて質問したところ、上位5つはこちらでした。

・SNS(54%)

・電子決済(52%)

・メッセージング(46%)

・ショッピング(33%)

・ニュースと情報(27%)


また、スーパーアプリを利用する上で重要な要素としては、「利用可能なサービス」(57%)、「プライバシーとセキュリティ」(52%) 、「利便性」(50%) があげられました。

機能や利便性を重視する一方で、スーパーアプリを使うことによる情報漏洩への懸念もあるようです。企業がスーパーアプリを提供する際に、ユーザーのプライバシーとセキュリティをしっかり守るシステムを構築し、ユーザーが安心して使えることが重要と言えます。


4、ユーザーから見たスーパーアプリのメリットとデメリット

続いて、ユーザーが感じるスーパーアプリの長所と短所について質問しました。

メリット

・様々なサービスが統合されている(53%)

・スマートフォンにインストールするアプリが少なくなる(43%)

・スーパーアプリの運営会社は信頼できる(34%)

・一人ひとりに合ったサービスを受けることができる(33%)

・スーパーアプリの運営会社しか提供していないサービスを利用できる(18%)


デメリット

・技術的な問題が発生した場合に何もできなくなるなど、すべてが一元管理されている(41%)

・運営会社に余りにも多くの個人情報が提供される(40%)

・スマホの容量を多く使ってしまう(37%)

・オフラインでは使用できず、インターネットに依存する(31%)

・テクノロジにさらに依存することになる(22%)


まとめ

多機能スーパーアプリが提供する利便性や時間の短縮は、DXが進む現代の日本の消費者生活スタイルにうまく対応していることが明らかになりました。すでに成熟してきている日本のスーパーアプリ市場では、プライバシーやセキュリティへの配慮に取り組み、便利さと多様性とバランスよく組み合わせることでさらなる進化に繋がると言えるでしょう。

一方欧米ではスーパーアプリの導入はまだあまり活発ではないことが窺えましたが、スーパーアプリへの関心の高まりや開発している企業も出てきていることから、将来的には多いに期待できると言えます。


♦︎2023年6月実施、日本のスマホアプリ利用の最新動向調査シリーズ

(第1弾)スマホアプリの利用動向を読み解く【アンケート調査結果①】:

https://www.capterra.jp/blog/4096/app-usage-trends 

(第2弾)スーパーアプリの利用実態と展望【アンケート調査結果②】:

https://www.capterra.jp/blog/4123/use-of-superapps-in-japan 


本記事は、当社が実施した「スマートフォン向けアプリやスーパーアプリの利用に関するアンケート調査」の結果をまとめたものです。調査期間は2023年6月1日〜27日、全国のアプリユーザーに対してオンラインで実施しました。有効回答数は1,009人でした。以下の条件に合致する方を対象としました。

・日本在住者であること

・18歳以上、66歳未満であること

・モバイル向けアプリケーションを日常的に (週に複数回以上) 利用する「アプリユーザー」であること


Capterra(キャプテラ)について
SaaS / ソフトウェア製品の無料比較プラットフォームのCapterra(キャプテラ)は、1999年の創業以来、多くの中小企業をサポートしてきました。SaaS製品の検索や比較、そして検証済みユーザーレビューを閲覧して最適な製品選びにご活用ください。
詳しくは、当社ウェブサイト(https://www.capterra.jp/)をご覧ください。

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