【岐阜県高山市】日本三大美祭のひとつ 秋の高山祭(八幡祭)が開催されます
過去3年はコロナ禍で中止や屋台行事を縮小していた八幡祭が、4年ぶりの通常開催
秋の高山祭「八幡祭」は櫻山八幡宮の例大祭で毎年10月9日・10日に開催されます。また、春の高山祭「山王祭」は日枝神社の例大祭で毎年4月14日・15日に開催されます。高山祭とはこのふたつをさす総称で、日本三大美祭のひとつとして挙げられ、地域の人々によって大切に守り継がれてきました。
このうち、高山を秋の彩りで染める「八幡祭」は、旧高山城下町北半分の氏神様である櫻山八幡宮の例大祭です。
祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585年~1692年)、屋台の起こりは1718年頃といわれ、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納や、仕掛けが施された戻し車など、匠の技が生きています。
八幡祭では動く陽明門とも称される祭屋台が11台曳き揃えられ、その豪華絢爛な姿を披露してくれます。また、4台の屋台が町を巡る曳き廻しや、布袋台のからくり奉納などの伝統的な祭行事が楽しめます。
他にも、闘鶏楽(とうけいらく)や裃姿(かみしもすがた)の警固(けいご)など、伝統の衣装を身にまとった総勢数百名におよぶ御神幸(ごしんこう)と呼ばれる祭行列が、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され祭地域をまわります。夜になると屋台はそれぞれ約100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾ります。
飛騨人の意気が高まる高山祭。高山の揺るぎない誇りです。
スケジュール(天候により変更になることがあります)
●屋台曳き揃え(雨天時はそれぞれの屋台蔵や屋台会館でお披露目となります)
9日(月・祝)午前9時~午後5時頃
10日(火)午前9時~午後4時頃
●からくり奉納(雨天時は中止)
9日(月・祝)午後0時~午後0時20分頃 午後2時~午後2時20分頃
10日(火)午前11時~午前11時20分頃 午後1時~午後1時20分頃
●御神幸
9日(月・祝)午後1時20分~午後3時30分頃
10日(火)午前8時30分~午後0時頃、午後1時30分~午後4時頃
●屋台曳き廻し(雨天時は中止)
9日(月・祝)午後1時30分~午後4時頃
●宵祭(雨天時は中止)
9日(月・祝)午後6時15分~午後8時30分頃
祭行事の見どころ
●屋台曳き揃え~豪華絢爛な屋台が曳き揃う、圧巻の景色~
秋の空の下、国の重要有形民俗文化財である八幡祭の屋台11台が曳き揃えられます。9日・10日とも、からくり奉納を披露する布袋台は八幡宮境内に、他の10台の屋台は表参道に登場。屋台彫刻や見送幕、構造の細部まで鑑賞できる貴重な機会です。
●からくり奉納~精巧な動きが魅力的なからくり人形~
櫻山八幡宮境内では9日・10日とも1日2回、布袋台によるからくり奉納が披露されます。2体の唐子が棒を渡って布袋様に飛び移り、布袋様が軍配を一振りする巧妙なからくりが見どころ。綱さばきによる動きとは思えない、人形たちの演技に魅了されます。
●御神幸~タイムスリップしたかのような、昔の装束をまとった総勢数百人の祭行列~
闘鶏楽、裃姿の警固など伝統の衣装に身をつつんだ総勢数百名の大行列が、お囃子や雅楽などを奏でながら町を巡ります。9日の午後に櫻山八幡宮を出発し町を練り歩き、10日は午前に櫻山八幡宮を出発し、お旅所を経由して櫻山八幡宮へ帰っていきます。
●屋台曳き廻し~屋台が転回する大迫力の曳き回し~
9日午後に行われる屋台曳き廻しは、秋の高山祭だけの貴重な行事。4台の屋台が町を巡る姿が眺められます。4台のうち神楽台・鳳凰台は毎年登場。残る2台は布袋台を除く屋台が交代で参加。今回は神馬台と豊明台が登場します。
●宵祭(よいまつり)~提灯を灯した屋台が幻想的な雰囲気~
高山祭のもう一つの魅力を教えてくれるのが、9日の夕方から始まる宵祭。それぞれ約100個もの提灯を灯した屋台が町を巡り、伝統の曳き別れ歌「高い山」を歌いながら、各屋台蔵へと帰っていきます。ゆらゆら揺れる灯りが闇夜に映え、秋の情感をかきたててくれます。
【当日の問い合わせ先】
当日は案内本部を開設します。
開設時間:令和5年10月9日(月・祝)午前8時30分~午後9時(宵祭中止時は午後5時30分まで)
令和5年10月10日(火)午前8時30分~午後4時
場所:櫻山八幡宮内特設テント(岐阜県高山市桜町)
電話:0577-35-6502(当日専用番号)
【当日以外の問い合わせ先】
高山市役所観光課
住所:〒506-8555
岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話:0577-35-3145
FAX:0577-35-3167
メールアドレス:kankou@city.takayama.lg.jp
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