石川県輪島市「門前クリーンパーク」より感謝状を授与
施設建設と迅速な災害復旧支援に対して
水ing株式会社のグループ会社である水ingエンジニアリング株式会社(社長:須山晃延、本社:東京都港区)は、株式会社門前クリーンパーク(社長:三本守、本社:石川県輪島市)の浸出水処理施設建設および能登半島地震の復旧工事に携わり、その迅速な対応により、7月末に感謝状を授与されました。
【本事業の背景と特徴】
石川県輪島市南西部に位置する門前クリーンパーク最終処分場は、産業廃棄物を安全に処理するために設立された管理型最終処分場※です。主に、石川県・富山県・福井県の北陸3県を中心としたエリアで発生した産業廃棄物を受けいれる施設で、年間7万トンを受け入れ予定です。
施設は以下の要素で構成されています。
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廃棄物の埋立地:廃棄物を安全に埋め立てるエリア
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浸出水調整槽:浸出水の量と質を調整するための槽
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浸出水処理施設:廃棄物から発生する浸出水を処理し、環境基準に適合した安全な水に浄化する施設
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防災調整池:災害時に備えた調整池
当社は、処分場内の浸出水処理施設の建設工事および能登半島地震の復旧工事に携わりました。浸出水処理施設の供用開始は2024年1月を予定していましたが、同年1月に発生した能登半島地震により、施設にも影響が及び復旧工事が必要となりました。発災後、当社は設計会社およびゼネコンと協力し、迅速に復旧工事を進め、約6ヶ月間という短期間で復旧工事を完了し、施設の稼働を実現しました。この取り組みに対し、施主の株式会社門前クリーンパークより感謝状をいただきました。
同施設は2024年8月1日より、多くの災害廃棄物の受け入れを開始し、能登半島の復興に大きく貢献しています。
※管理型最終処分場
産業廃棄物を安全に処理するための施設で、特に有害物質を含まない廃棄物を対象としています。廃棄物が環境に与える影響を最小限に抑えるために、浸出水処理やガス処理設備が必要になります。
【契約概要】
工 事 名 |
門前クリーンパーク最終処分場 浸出水処理施設建設工事 |
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対象施設 |
浸出水処理施設 |
処 理 量 |
200㎥/日 |
浸出水調整槽容量 |
35,354㎥(3槽合計) |
契 約 日 |
2019年1月31日 |
処理方式 |
浸出水の流量調整⇒カルシウム除去⇒生物処理⇒凝集沈殿処理⇒高度処理(砂ろ過⇒活性炭吸着⇒キレート吸着)⇒下水道放流 |
【本事業における当社の役割・ポイント】
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埋立予定の廃棄物の性状に対応した水処理施設を建設。
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腐食性の高い浸出水が外部環境に浸透しないよう、万全の腐食対策、重金属対策を実施。
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遠隔監視・操作システムの導入により、場内・場外からいつでも施設の状態を確認でき、高い安全性を確保。
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放流水監視システム画像を自治体である輪島市に提供。
◇水ing(すいんぐ)グループについて◇
水ing(読み︓すいんぐ)は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、水処理施設(浄水場、下水処理場、汚泥再生処理センター、し尿処理場、民間施設等)の設計・建設から運営、維持管理までをトータルに手掛けています(運転・維持管理の拠点は、国内約300か所)。地域の暮らしの課題に目を向け、安全安心な水環境を提供し続けるとともに、循環型社会の実現を目指しています。
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