「大日本帝国憲法」の原本を期間限定特別展示!
国立公文書館東京本館で11月22日から
独立行政法人国立公文書館(所在地:東京都千代田区、館長:鎌田 薫)は、11月29日の 「大日本帝国憲法」 の施行日にあわせ、令和7年11月22日(土)~12月7日(日)の期間限定で、「大日本帝国憲法」の原本を特別展示いたします。通常は、基本展示「日本のあゆみ」において、複製を展示しておりますが、原本をご覧いただける貴重な機会です。この機会に、ぜひ実物をご覧ください。
「大日本帝国憲法」について

大日本帝国憲法は明治22年(1889)2月11日に発布されました。大日本帝国憲法の御署名原本には、天皇の御名御璽、日付に続けて、黒田清隆内閣の各国務大臣と伊藤博文枢密院議長の署名があります。
この憲法のもとでは、天皇が国の元首として統治権を総攬(そうらん)しましたが、法律の範囲内で、国民は、居住・移転や信教の自由、言論・出版・集会・結社の自由、信書の秘密、私有財産の保護などが認められました。また、帝国議会が設けられ、法律案・予算案の審議権(協賛権)が与えられました。さらに、司法権は行政権から独立し、三権分立が定められました。
大日本帝国憲法の上諭(天皇の言葉が書かれた部分)には「議会開会ノ時ヲ以テ此ノ憲法ヲシテ有効ナラシムルノ期トスヘシ」と書かれています。発布の翌年、第一回衆議院議員総選挙を経て第一回帝国議会が召集され、議会開会の時(11月29日)をもって、大日本帝国憲法が施行されました。
基本展示「日本のあゆみ」のご案内

国立公文書館東京本館で通年開催している基本展示「日本のあゆみ」では、当館所蔵資料(複製)をもとに、明治以降の主な出来事をたどることができます。「国会開設之勅諭」のような学校の教科書などに書かれている歴史的な出来事を記した公文書、「日本国憲法」の公布原本のほか、「平成の書」のような多くの人々の記憶に残っている公文書も展示しています。会場では、展示資料をわかりやすく解説したパンフレットを無料で配布しておりますので、ぜひご覧ください。
※基本展示「日本のあゆみ」は月曜~土曜及び特別展・企画展開催期間中の日曜・祝日(休館日や年末年始を除く)にご覧いただけます。詳細なスケジュールは、当館ホームページをご確認ください。
https://www.archives.go.jp/cal/cal_exhibition.html
【「大日本帝国憲法」原本特別展示 開催概要】
開催期間 :令和7年11月22日(土)~12月7日(日)
※11月23日(日・祝)、24日(月・休)は休館
開催地 :国立公文書館 東京本館1階常設展示室
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3-2
アクセス :東京メトロ東西線 竹橋駅下車 1b出口 徒歩5分
開催時間 :午前9時15分~午後5時00分
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