フランスの公的研究機関BIOASTERと抗体誘導ペプチドに関する共同研究契約を締結
~ヒトB細胞免疫応答(抗体産生)のin vitroアッセイ法の最適化研究~

株式会社ファンペップ(本社:⼤阪府茨⽊市、代表取締役社⻑:三好 稔美)は、この度、フランスの感染症及び微生物学分野の最先端の公的研究機関であるBIOASTER(本社:フランス・リヨン市、CEO:Dr. Xavier Morge、以下「バイオアスタ―」)との間で、抗体誘導ペプチド(治療ワクチン)の抗体産生に関するin vitroアッセイ法の最適化について、共同研究契約を締結しました。本共同研究では、バイオアスタ―のアッセイ法開発及び技術移転の専門知識を活用して、ファンペップのワクチン候補の評価法開発を行います。
当社の抗体誘導ペプチド(治療ワクチン)の開発において、ヒトでの抗体産生をin vitroの段階で予測することが成功の鍵を握っています。この戦略的アライアンスでは、バイオアスタ―の最先端技術とワクチン及び免疫学における専門知識をファンペップ独自の抗原設計技術と組み合わせ、抗体機能評価において重要な一歩を示します。この共同研究は、異なるHLA分子を持つさまざまな個人におけるファンペップの抗体誘導ペプチドの免疫応答を予測することを目的としています。そして、ファンペップの抗体誘導ペプチド技術のイノベーションに基づき、炎症性及びアレルギー性疾患に対する治療ソリューションを提供する新しい治療用ワクチンの道を開きます。
この提携形態での共同研究プロジェクトは速やかに開始される予定であり、両者は免疫学及び治療用ワクチンにおける共通の目標を達成するために、リソースと専門知識を投下する予定です。
バイオアスタ―のCEO、Xavier Morgeは、「ファンペップと提携し、製品開発に必要な重要なアッセイを改善することで、臨床試験に最適な候補を評価・選定するのを支援できることを嬉しく思います。これは、治療用ワクチンの分野で活躍するダイナミックな企業と協力する機会です。」と述べました。
当社代表取締役社長の三好稔美は、「ワクチンおよび免疫学における豊富な知識と技術を有する研究機関であるバイオアスターと共同研究を行うことができ、大変光栄に思います。この共同研究を通じて、治療用ワクチンの効果的かつ効率的なスクリーニングを実現することを目指しています。」
【バイオアスタ―について】
バイオアスタ―は、フランス政府及び民間企業により2012年に設立された非営利財団であり、微生物学、ワクチン、免疫学の最新の課題に対応するための独自の技術革新モデルを開発しています。バイオアスタ―は、高価値の技術革新を使用及び開発し、集団及び個別化医療のための医療ソリューションの開発を加速させています。
バイオアスタ―の目的は、国際的な学術及び産業企業と共同プロジェクトに取り組み、医療業界のための革新的な技術を開発及び改善することです。
主要な数字:
• 4つの専門分野:抗菌剤、診断、微生物叢、ワクチン
• BSL2及びBSL3の実験室(リヨン及びパリ)
• 100人以上の従業員(80%が科学専門家、17の国籍)
• 400以上の研究契約(107の民間パートナー、54の公的パートナーを含む)。
13の助成金及び欧州プロジェクト。
HP :www.bioaster.org
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