九電グループ × SPOT TEACHER、1年かけて共同開発した「探究型」エネルギー教育プログラムが完成。九州県内の中学校向け出前授業を提供開始

半世紀以上続く出前授業の実績を土台に、生徒が“自ら考え、対話する”授業へ。九州各地の教員の声をもとに構築した、企業と学校による新しい探究型授業モデル

共育パレット株式会社

共育パレット株式会社(本社:福岡市、代表取締役:松下ゆか理)が運営する共育コーディネートサービス「SPOT TEACHER(スポットティーチャー)」は、九電グループと共同で、1年をかけて中学生向けエネルギー教育の出前授業プログラムを開発しました。

本授業プログラムは、九州各地の公立・私立・国立中学校の教員へのヒアリングを重ね、5校でのトライアル授業を経て完成した「探究型」のエネルギー教育プログラムです。

このたび、本授業プログラムについて実施校の募集を開始しました。今後は九電グループの社員が直接学校に出向く出前授業コンテンツに追加して、九州の中学校を対象に提供していきます。

 ■ 背景:時代とともに、授業も進化する

九電グループは半世紀以上にわたり、出前授業を通じてエネルギー教育に取り組んできました。

その長年の実績を土台に、時代のニーズに合わせた授業へのアップデートに着手したのが、今回のプロジェクトです。

現在の学校現場では、生徒自身が問いを立て、対話を通じて考える「探究学習」へのニーズが高まっています。

企業と学校、それぞれの視点や文化の違いを繋ぐため、SPOT TEACHERが間に入り、双方の間を調整しながら本授業プログラム開発を進めました。

 ■ 現場の声から始まった授業設計

プロジェクトの起点となったのは、九州各地の公立・私立・国立の中学校教員へのヒアリングです。

そこから見えてきた声は、明確でした。

●「グループワークを取り入れてほしい」

●「せっかく企業の方が来るなら、キャリア教育の要素も入れてほしい」

●「調べれば分かる情報より、企業の葛藤や思いを聞かせてほしい」

こうした現場のリアルな声を一つひとつ反映しながら、授業設計を重ねてきました。

 ■ 授業のテーマ:「2040年のエネルギーをデザインする」

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導入:日本のエネルギー問題を”自分ごと”として知る

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授業の冒頭では、日本が抱えるエネルギー課題と、それを支えてきた仕組みやエネルギーの変遷を、必要な部分に絞って整理します。

OECD加盟国の中でもほぼ最下位水準にある日本のエネルギー自給率(約15%)や、電気は大量に貯めておくことができず「使う分を、その時につくる」という特性——。

こうした現実を、生徒が”自分ごと”として捉えられるよう設計されています。

100分授業では、火力発電の仕組みを実験で確かめます。

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グループワーク:2040年のエネルギーミックス(発電方法の組合せ)を自分たちで考える

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この授業の中心は、生徒同士で課題を考えるグループワークです。

テーマは、「2040年のエネルギーをデザインする」

導入で得た知識や資料をもとに、再生可能エネルギー・火力・原子力などをどのように組み合わせるか、それぞれのグループで考えていきます。経済性を重視するのか、環境への影響を考えるのか——何を大切にするかによって、導き出される答えはまったく異なります。

まずは個人で考え、その後グループで意見を共有しながら議論を重ねていくことで、多面的・多角的に考えを深めていきます。

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発表:自分たちの言葉で伝える

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グループワークを経て、各グループが自分たちの考えを発表します。

同じテーマでも、グループごとにまったく違う答えが生まれる。その違いをお互いに聞き合い、考えを広げていく時間は、授業の中でも特に印象的な場面の一つです。

また、安定供給を支える人々の仕事や、エネルギーをめぐる企業の葛藤にも触れることで、社会や仕事への理解を深めるキャリア教育としての側面も持っています。

 ■ 九州各地5校でトライアル授業を実施——公立・私立・国立で検証

授業の完成に向け、九州各地の公立・私立・国立中学校5校で、トライアル授業を実施しました。

【トライアル実施校(授業実施順)】
・鹿児島市立吉田北中学校(鹿児島県/公立)1・2年生
・学校法人福岡雙葉学園・雙葉中学校(福岡県/私立)2年生
・学校法人東明館学園・東明館中学校(佐賀県/私立)2・3年生
・綾町立綾中学校(宮崎県/公立)3年生
・福岡教育大学附属小倉中学校(福岡県/国立)1年生

異なる学年・学校種・地域で実施することで、それぞれの学校に合わせた授業設計や、プログラムとしての有効性を確認してきました。

 ■ 生徒・教員アンケートから見えた授業の効果

5校でのトライアル授業後に実施したアンケート調査(有効回答:186件)では、以下の結果が得られました。

設問

結果

九電グループの仕事・取組みは「重要だと思う」「どちらかというと重要だと思う」

97.3%(181件)

九電グループの仕事に「興味をもった」「どちらかというと興味をもった」

87.6%(163件)

授業前後で、各発電方法に対する考え方や意識に変化が見られた

87.6%(163件)

【生徒の声】
「ただずっと話を聞いているだけではなく、グループみんなで考える時間もあって楽しみながら発電について知ることができました。」
「今回の授業を通して、発電によって生み出された電力は大量に貯めることができず、同時同量で活用されているということを知りました。全ての条件(経済、環境など)を叶えることは難しく、発電方法のバランスが大切であることに気づくことができました。」
「電気を何も考えずに使う私たちにとっては、発電方法やその課題について知る機会はなかったけど、九電グループの活動や発電方法を知ることで、電気の重要さや課題の深刻さを実感しました。」

【先生の声】
「生徒たちは、とても楽しそうにそして真剣に2040年の日本の電力を考えていました。内容も非常に素晴らしく、子どもたちが考える余白が多くあり生徒同士で議論する姿がみられました。また、社会科の授業内容としても学習指導要領に即しており、その点も考えてつくられているのだと感じました。

今後は、社会科だけでなく、理科や技術などとも関連づけながら、教科横断的に活用していきたいと思います。」

 ■ トライアル授業を通して見えてきた2つの成果

① 生徒が”自分ごと”として考え、議論する授業が成立

情報を厳選し、後半は生徒同士の対話や議論を中心とした設計へ転換したことで、生徒同士が資料をもとに考え、議論する姿がどの学校でも見られました。エネルギー問題を“自分ごと”として捉え、主体的に考える姿が多く見られました。

② 「探究型のエネルギー教育」として成立

「課題設定→情報収集→整理・分析→表現」という探究のサイクルが、授業内で完結する構成となっています。

また、事前ヒアリングで多くの先生方が懸念されていた「再生可能エネルギー=正義になりがち」という点についても、トライアル5校すべてで、生徒たちは資料をもとに多角的に考え、単純な結論には至りませんでした。

 ■ 今後の展望

今後は、本プログラムを九州各地の中学校へ展開しながら、九電グループと共に、企業と学校が対話しながら学びをつくる新しい出前授業の形を広げていきます。

また、本取り組みを通して得られた知見を活かし、これからの学校現場に求められる学びのあり方について、引き続きアップデートを重ねていきます。

【九州電力(株) 地方共生本部 広報推進グループ 副長 相良 遥加 氏】

私たち九電グループは、「ずっと先まで、明るくしたい。」の思いのもと、低廉で良質なエネルギーをお届けすることを通じ、地域社会の生活や経済活動を支えることを使命に、事業活動に取り組んでいます。

資源に乏しい日本が、S+3E(安全性+安定供給、経済効率性、環境適合)の視点で2040年に向けどのようにエネルギーを選択していけば良いか、その頃社会で活躍する皆さんの将来にも思いを馳せつつ、少しでもエネルギーについて身近に、そして自分ごととして我々と一緒に考えていただけることを願っています。

今回、教員の方々の声を丁寧にヒアリングいただき、また学校との架け橋としてご尽力いただいた松下さまに、心より感謝申し上げます。

【共育パレット(株) 代表取締役 松下 ゆか理】

今回のプロジェクトを通して改めて感じたのは、学校現場には“社会とつながる学び”へのニーズが確かにあるということです。

一方で、先生方は日々とても忙しく、外部との連携をしたくても、情報収集や調整まで手が回らない現実もあります。

だからこそ今回は、九州各地の先生方の声を丁寧に聞きながら、“学校現場で本当に成立する授業”を九電グループの皆さまと一緒につくってきました。

トライアル授業では、生徒たちが自分たちで議論しながら、多面的に考える姿が多く見られました。エネルギー教育でありながら、それだけではない、“考え続ける力”につながる授業になったと感じています。

今後も、企業と学校が共に学びをつくる形を広げながら、子どもたちにとっての新しい学びの可能性を届けていきたいと思います。

 ■ 次世代教育のパートナーとして——NISHIYAMA NOTE出演

共育パレットは、次世代教育を共につくるパートナーとして、引き続き九電グループと教育に関する取り組みをご一緒しています。

九電グループの思いや情熱を発信するメディア「KYUDEN GROUP VOICE」では、九州電力 西山社長が「共に未来をつくる仲間」をゲストに迎え、対話を通して未来へのWillを語り合う番組「NISHIYAMA NOTE」が展開されています。

代表の松下ゆか理は、九電グループ以外のパートナー企業として初めて同番組に出演。本プロジェクトへの思いや、企業と学校が共につくる学びについて語りました。

▼KYUDEN GROUP VOICEリンク

https://www.kyudengroup-voice.jp/top-voice/nishiyama-note/06792e67-3914-405c-ae93-d869d61e97c2/

 ■ 授業概要と申し込み方法

授業概要・実施条件

対象

九州7県内の中学校

実施都道府県

福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島

形式

対面での出前授業(1クラスずつ実施)

時間

① 50分授業(1コマ)

② 100分授業(2コマ)

※どちらかお好きな方を選んでいただきます。

費用

無料

申し込み方法

本授業のお申し込みは、以下の2つの方法から可能です。

                九電グループ お申し込みページ


              スポットティーチャー お申し込みページ

■ 共育パレット株式会社について

会社名:共育パレット株式会社
代表者:代表取締役 松下ゆか理

本社:福岡県福岡市中央区大名1丁目3-41
設立:2024年4月1日
HP:https://spot-teacher.jp/

事業内容:教育関連事業/学校と企業・団体との連携を通じたプログラムの提供/教育コンテンツの製作及び販売業務

SPOT TEACHER授業レポート:https://note.com/yukari_neko2/m/m475fb32d5505

問い合わせ:info@spot-teacher.jp

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会社概要

共育パレット株式会社

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URL
https://spot-teacher.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
福岡県福岡市中央区大名 1-3-41プリオ大名2F
電話番号
-
代表者名
松下 ゆか理
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年04月