「MyLayer Prototypingプログラム」にソニー銀行が採択。Sunriseを活用した金融機関における独自ブロックチェーン活用に関する実証実験を開始
CauchyEとソニー銀行が金融機関における独自ブロックチェーン活用の可能性を検討

DA Layer(DA Layer: データ可用性レイヤー)とLiquidity Hubを組み合わせた、世界唯一のInterliquid NetworksのためのL1ブロックチェーン「Sunrise」を開発する CauchyE Asia PTE. LTD.(本社: シンガポール、代表取締役:木村優、以下「CauchyE」)は、自社の MyLayer Prototyping プログラムにソニー銀行株式会社(代表取締役社長:南 啓二/本社:東京都千代田区/以下 ソニー銀行)を採択したことをお知らせいたします。規制に準拠したシームレスなweb3サービスの提供に向けた専用ブロックチェーンの活用に関する実証実験を開始します。
実証実験の目的
CauchyEは、ソニー銀行と共に、次世代の金融インフラとしての専用ブロックチェーンの可能性に関する検討を開始します。本実証実験では、AML/CFTやKYCを含む法規制への対応を前提に、金融機関ならではの要件を満たす新しいチェーンアーキテクチャの共創を目指します。
ソニーグループが提供するブロックチェーン Soneium™(*1)との相互運用性も検証していきます。
本実証実験のテーマ
● 金融機関における独自ブロックチェーン活用に関する技術的および法的課題の洗出し(Sovereign Rollupの活用やForce Txを防ぐアーキテクチャの検討など)
● ステーブルコインの利活用に特化した独自チェーンの実現
● Soneiumとの連携を含む相互運用性の実現
● Sunriseの流動性活用を含む、金融機関などによる顧客へのDeFiの提供にむけた論点の検討(*2)
(*1)Soneiumは境界を超えるオープンなインターネットの実現を目指し、ソニーグループ内外の多様な事業やIPなどと連携しながら新たなサービス創出を目指しています。
(*2)ソニー銀行が参加するDeFi研究会のDeFiプロジェクトが金融庁の「FinTech 実証実験ハブ」の支援案件に採択(https://sonybank.jp/corporate/disclosure/press/2025/0609-02.html)
背景
世界的にWeb3経済圏が拡大する中、金融機関にとってはAML/CFT(マネロン・テロ資金対策)やKYC/プライバシーなどへの対応と同時に、技術的独立性とガバナンス性を備えたチェーン設計が求められています。
CauchyEは本実証実験を通じて、法制度と技術が交差する領域において、金融実務で活用可能なブロックチェーン基盤のあり方を検証していきます。
また、本実証実験の対象とする専用ブロックチェーンについて、ソニー銀行がWeb3におけるクリエイター・ファン層で構成される経済圏の拡大に向けて展開中の「Sony Bank CONNECT」との連携も見据え、共に検討を深めていきます。
CauchyE Asia PTE. LTD.について
CauchyEは、DA Layer(DA Layer: データ可用性レイヤー)とLiquidity Hubを組み合わせた、世界唯一のInterliquid NetworksのためのL1ブロックチェーン「Sunrise」の開発を主導する、モジューラーブロックチェーンのリーディングカンパニーです。
また、完全独立型のオリジナルブロックチェーン構築ソリューション「MyLayer」を提供しており、ディープテック領域における分散型物理インフラストラクチャ(DePIN)の活用や、既存金融へのDeFiプロトコルの統合など、ブロックチェーンのキラーユースケース創出を推進しています。
ソニー銀行について
ソニー銀行は、個人のために金融商品やサービスを提供するインターネット銀行です。営業時間は原則365日24時間、円預金・外貨預金・投資信託・住宅ローン・デビットカードなどを取扱っています。
ウェブサイト: https://sonybank.jp/
CauchyEが描くWeb3アプリ開発の新時代: App Chainパラダイム
Sunriseは、従来のブロックチェーンとは一線を画す新しいプラットフォームです。
EthereumやSolanaと最も異なる点は、アプリ開発へのアプローチ方法。 従来型のスマートコントラクトやNFTを直接プラットフォーム上で動かすのではなく、Sunriseは「専用ブロックチェーンの構築基盤」として機能します。
● アプリケーションごとに最適化された専用チェーン(App Chain)を構築可能
● 開発コストと運用コストを大幅に削減
● スケーラビリティの飛躍的な向上
Web3の次なるブレイクスルーは「スマートコントラクトでアプリを作る」という従来の方法ではなく、「アプリケーション専用のブロックチェーンを構築する」ことで実現するというのがCauchyEチームの信念です。
Sunriseとは
Sunriseは、DA Layer(DA Layer: データ可用性レイヤー)とLiquidity Hubを組み合わせた、世界唯一のInterliquid NetworksのためのL1ブロックチェーンです。Proof of LiquidityとオフチェーンBlobという先進的な技術を組み合わせた世界初のプラットフォームとして、モジュラーブロックチェーンの可能性を大きく広げています。
日本発のプロジェクトでありながら、世界中で高い評価を受けています。2024年7月のテストネット開始以降は、300,000人以上のユーザがSunriseを使用しております。
Sunriseの主な特徴
1. Interliquidity基盤のベースレイヤー
Sunriseは、データ可用性レイヤー(DA)と流動性ハブの2つの機能を統合したLayer1ブロックチェーンです。アプリケーションごとのロールアップ(Sovereign Rollups)が乱立し、流動性が分断されていく中で、Sunriseは「相互流動性(Interliquidity)」という新しいビジョンを掲げ、あらゆるロールアップに即時の流動性接続とDA機能を提供します。
2. Proof of Liquidity
Sunriseのコンセンサス設計は、Proof of Liquidity(PoL)に基づいています。流動性を提供することで、非譲渡型のガバナンストークン「$vRISE」が発行され、ガバナンスへの参加権・Gauge Voting・Bribe報酬を通じてネットワーク全体の経済循環が回ります。セキュリティと価値創造を“流動性”で支える新しいシビル抵抗メカニズムです。
3. 手数料の抽象化
ユーザーや開発者は、ガス代を必ずしも$RISEで支払う必要はありません。任意のトークン(USDC, ETH, etc.)を持っていれば、自動的に裏側で$RISEに変換されてガス代として処理されます。これにより、UXが大幅に改善されると同時に、$RISEへの実需が発生します。
4. IBC(Inter-Blockchain Communication)のネイティブサポート
Cosmosエコシステムで開発されたIBC(Inter-Blockchain Communication)プロトコルをネイティブ実装しています。これにより、異なるブロックチェーン間での安全なデータ通信や資産移転が可能となり、Ethereumを含む幅広いブロックチェーンとの連携を実現します。
5. スケーラビリティ
モジュラー型ブロックチェーンは自動的にスケールするため、Sunrise上の開発者はインフラ管理から解放され、アプリケーション開発に集中できます。
また、Sunriseはモジュラーチェーンやインターオペラビリティ、DA Layerなどの普及に向けた、企業・教育機関向けの教育活動を行っています。
ご興味があるエンタープライズや大学機関等の方は、お気軽にご相談ください。
無料相談申し込みはこちら: https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6
MyLayer/OurLayerとは
「MyLayer/OurLayer」は、企業のブロックチェーン技術を活用した新規事業開発を、企画段階から実装・運用まで一貫してサポートするサービスです。独自開発の技術により、高いスケーラビリティとセキュリティを両立しながら、低コストでの導入を実現します。プライベートチェーンの柔軟性とインターオペラビリティを両立する独自のブロックチェーン構築基盤として、以下の機能を満たすブロックチェーンを実現します。
● 外部ブロックチェーンのTxの影響を受けない独立したブロックチェーンとして構築
● モジュラーブロックチェーンにより、高速なファイナリティやスケーラビリティを実現
● IBCによる選択的インターオペラビリティの導入
● Txレベルのカスタマイズにより、Web3技術をエンドユーザーのUXから透明化
MyLayerは、クライアントやパートナーとの綿密な協議を重ね、実用的なブロックチェーンソリューションとして設計されました。
本サービスは以下の2つのソリューションで構成されています。
● 「MyLayer」:完全独立型のオリジナルブロックチェーンの企画・構築サービス
● 「OurLayer」:企業利用に特化した共有型ブロックチェーンを利用する導入支援サービス
MyLayerの主な特徴
1. ビジネス成功へのトータルサポート
実証実験(PoC)の段階で終わらせることなく、本格的な事業化まで見据えた戦略的な提案を行います。 当社チームは、独自のポイントシステムとゲーミフィケーションを活用し、30万人以上のユーザーを獲得した実績があります。この経験を活かし、グローバル展開におけるトラクション獲得までサポートいたします。
2. エンタープライズ品質を満たすブロックチェーン
世界の時価総額上位の暗号資産プロジェクトで採用されるパブリックブロックチェーンの技術を基盤としています。数千万から数億人規模のユーザーに対応可能な社会インフラとして設計されており、独自開発の最適化技術により、高いスケーラビリティとセキュリティを低コストで実現します。
3. 暗号資産不要でシンプルな会計処理
暗号資産を使用しない設計のため、複雑な会計処理は不要です。従来の企業会計の枠組みの中で、スムーズな運用が可能です。
4. ベンダーロックインを防ぐオープンなアーキテクチャ
世界の時価総額上位の暗号資産プロジェクトで実績のあるオープンソース技術を採用しているため、保守・運用を特定のベンダーに依存する必要がありません。また、一般的な企業向けブロックチェーンと異なり、ビジネスニーズの変化に迅速に対応できます。
5. ブロックチェーン間の相互運用性
相互運用性(インターオペラビリティ)とは、独立したブロックチェーン間でデータや資産を安全に交換・移転できる技術です。この技術により、プライベートブロックチェーンは孤立した経済圏を超えて、パブリックブロックチェーンのエコシステムと連携できるようになります。これにより、プライベートブロックチェーンの実用性と価値が大きく向上します。
独自チェーン構築のご相談
グローバルトレンドとして、主要なdAppsプロジェクトによる独自L2チェーンの構築が加速しています。国内においても、大手企業による独自チェーンの開発が本格化しています。
CauchyEは、企業の独自チェーン構築に対して、企画から開発、運用、エコシステム創出まで一気通貫で支援するパッケージを提供します。
構想段階からの相談にも対応いたしますので、独自チェーンの可能性について、まずはご相談ください。専門チームが貴社のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。
無料相談申し込みはこちら: https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6
LP: https://business.sunriselayer.io/ja
【会社概要】
<基本情報>
会社名: CauchyE Asia PTE. LTD.
設立日: 2022年4月10日
本社所在地: Singapore
代表者: 木村優
事業内容: L1チェーン「Sunrise」の開発を行っています。および、Sunrise DAを活用した独自チェーン構築・運用の導入支援サービス「MyLayer/OurLayer」を提供しています。
<Our Projects>
● Sunrise| Interliquid NetworksのためのL1ブロックチェーン
● My Layer | オリジナルブロックチェーンの企画・構築サービス
● OurLayer | 企業利用に特化した共有型ブロックチェーンを利用する導入支援サービス
<Social Links>
Website: https://sunriselayer.io/
MyLayer/OurLayer: https://business.sunriselayer.io/ja
X(Twitter): https://x.com/SunriseLayer
Discord: https://sunriselayer.io/
Docs: https://sunriselayer.io/
Docs[日本語]: https://sunriselayer.io/
Medium: https://sunriselayer.medium.com/
<お問い合わせ>
CauchyEへの協業や出資、取材などご希望の企業さまは、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム: https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6
または下記メールアドレスまでお問い合わせください。
Cauchye Asia PTE. LTD 下島 健 (Takeru Shimojima) 宛
MAIL: bizdev.jp@sunriselayer.io
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