ソニーミュージックが手がけるアート・エンタテインメントプロジェクト始動 第1弾企画「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」ニューヨークでの開催決定!
アート・エンタテインメントプロジェクト始動
第1弾企画「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」
ニューヨークでの開催決定!
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(本社:東京都千代田区、代表取締役:村松俊亮、以下SME)は、アート・エンタテインメントプロジェクトの始動を発表いたします。
このプロジェクトは、近年「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」など、アートフィールドでの企画を数多く運営しているSMEが新たにスタートするもので「波紋のように、今までなかった方向にアートの価値を広げ、ユニークな才能を尊重し、それぞれの『らしさ』を表現できるフィールドを作る。」というビジョンを掲げています。
第1弾の企画として、2023年11月9日(木)より11月22日(水)までアメリカのニューヨークにある現代アートギャラリー・NowHereにてデザイナーのコヤマシゲト氏と同氏が率いるクリエイティブ集団・CCMSによる「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」を開催いたします。
このプロジェクトを通してアーティストとともに未知の領域を探求できる環境を育むことによって、アートとエンタテインメントが交わる活気ある場の提供を目指します。
■展示会詳細
タイトル:SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE
会期:2023年11月9日(木)~11月22日(水)
期間中、下記のトークセッションを実施いたします。内容や受付方法などの詳細は後日発表予定です。
・トークセッション1 11月11日(土)14時~16時(EST)
・トークセッション2 11月20日(月)18時~20時(EST)
場所:NowHere(40 Wooster Street First Floor, New York,)
入場料:無料
WEB:https://linktr.ee/artentjapan
■コンセプト&展示内容
本展においてコヤマ氏がこれまでに関わってきたアニメーション作品やプロジェクト、およびそれらの製作過程に焦点を当て、新しい視点と価値を「アニメーション」にもたらすことを目指します。
メインアーティストであるコヤマ氏は、アニメーション作品のキャラクターデザインを主軸に、漫画、ゲーム、フィギュアなど幅広い分野にわたって活躍し、コンセプト、色彩、ディレクションなどを広く手掛けています。同時に、彼の産み出す作品には、アニメ―ションの枠を超えた価値を見出すことができます。
展示前半は、コヤマ氏の特長である「多様な分野での活動」に焦点を当て、アニメーション作品を「集団作業で生まれるマスプロダクツ」としての側面から深く理解していただく構成になっています。また、後半では、コヤマ氏が参加するクリエイティブ集団「CCMS」に注目し、彼らの産み出す創造的な思考と表現をプロダクトという形で展示します。本展における”experiment”を通じて「アニメーション」の魅力や新たな視点と価値をより多くの人々に発信するとともに、表現の場と可能性を模索していきたいと考えています。
■CCMSについて
コヤマシゲト、草野剛、野中愛によるクリエイティブユニット。2010年に結成。
アニメーション、デザインという分野でそれぞれプロフェッショナルとして活躍する3人が“同人誌”と呼ばれる二次創作によるZINEを経て、オリジナル作品の制作を手掛ける。
2015年には「日本アニメ(ーター)見本市」にて短編アニメーション作品『おばけちゃん』を公開し、現在では書籍だけでなく、グッズやオリジナルプロダクトなども制作。
CCMS独自の作品以外にも、他のアーティストのプロデュースやアートディレクション、画集の制作を行なうこともある。
アンダーグラウンドかつ実験的な側面が強く、2021年からは ECサイト “SHOP CCMS”を開設し限定生産によるオリジナルプロダクトの販売も行なっている。
コヤマシゲト
デザイナー。
1975年生まれ/東京都出身。2004年、『トップをねらえ2!』への参加をきっかけに、以降多くのアニメ作品制作に参加。
キャラクターデザインのほか、メカニックデザインを手掛け、現在ではアニメーション作品のみにとどまらず多くのプロジェクトでデザイン、アートディレクション、色彩のコントロールなども手掛ける。
CCMSではイラストレーションとディレクションを担当。
草野剛
グラフィックデザイナー。
株式会社アスキーを経て、2003年に草野剛デザイン事務所を設立。アニメ、漫画、ライトノベルからCI、ファッション、美術展など、様々な分野のアートディレクションに携わる。
武蔵野美術大学デザイン情報学科非常勤講師や中央大学国際情報学部兼任講師を務め、2015年からは一般社団法人JMAGクリエイターズ協会の理事も務める。
CCMSでは主にデザインとディレクションを担当。
野中愛
アートディレクター。
株式会社クラブキングにて編集やプロデュースを学び、2005年より草野剛デザイン事務所に所属。
デザイナーとしてアニメーションや二次元コンテンツの分野で活躍し、現在ではアートディレクションやコンテンツディレクションをメインに活動中。
CCMSでは主に編集とマネージメントを担当。
◆CCMS オリジナル作品『おばけちゃん』
CCMS初のオリジナル作品。
「こやましげと・え」、「くさのつよし・ぶん」による大人の絵本。
2012年に1作目『おばけちゃん』、以降『おばけちゃんです』『おばけちゃん、』がコミックマーケットで同人誌として頒布された。
2015年に開催された、スタジオカラーとドワンゴによる短編アニメ配信プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」でコヤマシゲトが監督した短編アニメーション『おばけちゃん』も制作された。
【開催に寄せての本人コメント】
「exhibition」ではなく「experiment」であること
2015年に台北で初個展「SHIGETO KOYAMA DESIGN EXPO」、
翌2016年に東京で「おばけちゃん展」をやったことで、正直もう僕個人の“個展”はやらなくてもいいかな……と思っていたのですが、今回はNYCということで「これは本場のベーグルが食べられるぞ!」と思い、このたび「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」を開催させて頂く運びとなりました。
今回の「OBAKE」では二つの視点があます。
ひとつはラフや原画などアニメーションの途中成果物を中心に、集団作業における「デザイナー」という役職の、いろいろな側面を展示することで“アニメーション制作”や“デザイン”の面白さを、より「わかりやすく」伝えたいと思っています。
もうひとつは草野剛さんと野中愛さんとの同人サークル「CCMS」の新作を展示したいと思っていますが、こちらはとても「わかりづらい」活動なので、見てもらった方が早いかな、と思っています。
あくまでぼく「個人」の業績や成果を展示するものではなく、いろんな方との「集団」制作物を展示する、というとても実験的な試みであるので、今回は「exhibition」ではなく「experiment」としたいと思います。
この「experiment」がみなさんの素敵な「experience」になりますように。
コヤマシゲト
CCMS
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