『劇と暮らし』presents〜ビルで働く演劇人:2月28日(木)修了イベント開催
オープン・ワークショップ「影響し合う動きと創作のプロセス」
『劇と暮らし』第5弾として立ち上がった試験的プロジェクト『ビルで働く演劇人』の対象者は、役者を目指す若者。
この2月までの3ヶ月間でオーディションから演技指導までを行ってきた本プロジェクト。
その成果報告を兼ね、オープン・ワークショップを実施する運びとなりました。
3人の講師がオーディションで選ばれた9人のメンバーと2ヶ月間積み上げたきたものがどんなプロセスを経てどう実を結んだのか。
そのエッセンスを解説しつつ、実演を交えて約2時間に凝縮したオープン・ワークショップとなっていますので、皆様お誘い合わせの上、是非成果の現場に立ち会ってみてください。
次世代の若手演者をご覧になることも、観劇の新たな視点を得ることも出来る有意義な一晩になるはずです!
【会場】日本橋ホール(日本橋高島屋三井ビルディング9F)
住所:東京都中央区日本橋二丁目5番1号
https://www.nihonbashi-takashimaya-mitsui.jp
≫START 19:00(18:30開場)
【会場へのアクセス】
東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線 「日本橋」駅B4出口直結
JR各線 「東京」駅 八重洲北口 徒歩5分
【参加費】2,000円(税込・自由席)
【申し込み】https://consept.shop/?category_id=5c56c0593b6365613a7fd9df
どんなプロジェクトだったのか?
〜演劇×働き手!?〜
「劇と暮らし」の新プロジェクト「ビルで働く演劇人」は、そのタイトルが示す通り、ビルの中で働いて貰いながら演劇を学ぶという試みです。簡単にいうと社会人野球の演劇版みたいなもの。
今回はトライアル版として2ヶ月という短期間の実施になりますが、いずれ「働く」「学ぶ」に「演じる」を加えビル内で演劇を継続的に上演できるプロジェクトに発展させていきたいと考えています。
〜経過〜
2018年11月にオーディションの告知を開始し、12月2日に半日かけたオーディションを実施。12月中旬にはプロジェクト参加者9名が確定し、まずはビルで働くための準備として三井不動産ビルマネジメント社のマナー研修を受ける。
2019年1月4日より9時〜17時は三井不動産ビルマネジメント社の職場にて就業、18時~21時はビル内の会議室等を活用した演劇ワークショップに参加。
演出家・板垣恭一、劇作家・シライケイタ、振付家・下司尚実による延べ37日、100時間を超えるワークショップを通して、言葉、演技、身体について徹底的な研鑽を経て2月28日に修了イベントを実施。
生活することと演劇することを両立させながら、演じるプロとしての模索に明け暮れた2ヶ月間であった。
9人のメンバー紹介
廣岡悠那〜 紹介by 服部真由子
ひろちゃんは、個性的な人で個性的な演技をします。人が思い付かない発想の演技をします。そこが面白くて好きです。動物的な感覚で生活しているのかと思いきや、意外にしっかりしていたりもします。劇団民藝に4年ほど所属していました。石集めと裁判の傍聴が趣味で、好きな石はタングステン。タングステンは重さが金と一緒だから、コーティングしちゃえば金の延べ棒に見えるけど、中身が全然違うところ、金に偽れるところがが好きって言ってました。
服部真由子〜 紹介by 茶谷力輝
いつも明るく元気な彼女は、三井が貸してるオフィスで働いていた時に観た板垣さんのセミナーに感銘を受け、たまたま今回のオーディション情報を見つけ、是非受けたいと思って受けたそうです!現在は社会人劇団として土日に活動中なので彼女が出ている舞台を是非見に行ってみてください☆演技の面ではいい意味で弾けられる人で本当に演じるということが好きなんだなって思います。最近ハマってるのは韓国ドラマ!好きな食べ物はその日によって変わるそうです!!
茶谷力輝〜 紹介by 田中佑果
力強い素敵なお名前に加えて、とても繊細で柔軟性のある優しい心をお持ちな役者さん。聞き上手で包容力もあります。今回の劇団チームではバランサーとして場を和ませてくれますし、引っ張らなきゃいけない場面では引っ張ってくれます。はい、お兄さん頼りにしています。(笑)ミュージカルをやっていて、歌、ダンス、アクロバット、アクション、殺陣も出来ちゃいます。是非、素敵な歌声を聞かせて下さい!
田中佑果〜 紹介by 鈴江真菜
タナはとっても優しくて、何よりみんなのことをとっても考えてくれているなぁ、と感じています。
先日一緒のチームになった際、シーンなどについてたくさんのことを話し合い、タナの自分の役に対してどうしていくかという悩み方、向き合い方がとっても素敵で、演技に対する貪欲なところやその真面目さ、本人に言ってはいませんが本当に尊敬しています。今回、出会えたこと、一緒に演技を出来ること、本当に嬉しく思います!
鈴江真菜〜 紹介by 庄司大希
趣味は世界遺産めぐりの好奇心旺盛まなちゃん!同い年だけど演技で出してくる表情は艶があって魅力的!女も男も告白されたらイチコロです!(笑)明るくて柔らかい笑顔がカワイイみんなを癒してくれる人!
庄司大希〜 紹介by 小松崎楓
山形県北部出身。高校卒業後、地元で林業会社に就職。同時に演劇の勉強を始める。2017年4月に上京。以後舞台・映像問わず精力的に都内で活動を続ける。頑固で天然だがみんなに愛されるいじられキャラ。ニックネームはソルト。理由は下北沢の塩ラーメン屋で働いているから。現在彼女募集中。
小松崎楓〜 紹介by 門田奈菜
かえでちゃんは、頭良さそうだなという第一印象で、まさにその通りの子! どこからその語彙量が出てくるの?ってくらい話を聞いてると勉強になることばかり。さらに英語がペラペラ!かっこよすぎる!思ってる事や考えをきちんと言葉に出来るかえでちゃん、私はなかなかうまく言葉では表せなかったりするので、凄いなーと思っています。あと、知的でクールに見えて、照れたりすると赤面しちゃう所が好きです。笑
門田奈菜〜 紹介by 吉岡瞳
「かどたなな」ちゃんです。かわいい。おしゃれ。器用。あと歌も上手いらしい。
ときたら性格くらい悪くあってほしいんですが、いつ会っても変に肩肘を張ることなく穏やかで、明るくお茶目なので、たぶんとっても良いやつです。
難点と言えば、どこでも誰がいても断りなく着替え始めること。冷や冷やします。
お煎餅とチョコレートを愛してやまないのにとても華奢なので、いつか太ってしまえと密かに念じているところです。
吉岡瞳〜 紹介by 廣岡悠那
皆の朝ドラお姉さんポジひーちゃん。
趣味は観劇と天気予報のチェック。1日に5回はチェックするんだって!いつもニコニコフワフワしているけれど有事の際には自ら矢面に立ちに行くスタイルの、相当タフな精神の持ち主。頭が良いのでその場で渡された役にもすぐに対応できちゃう凄い人。皆から朝ドラっぽいと言われることが多いが、ご本人も満更ではない様子。
3人の講師紹介
板垣恭一
演出家・脚本家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て演出家に。演技講師、映像ディレクターとしても活動。日本劇団協議会『日本の劇』戯曲賞最終選考委員。ストレート・プレイからミュージカルまで、多くの作品に携わり、大劇場作品や若手公演の演出での手腕も高く評価される。近年の演出作に『カクタス・フラワー』、『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル2018』(訳詞)、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』(訳詞)、『In This House〜最後の夜、最初の朝〜』(訳詞)、『カラフル』(脚本・作詞)、『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭』(構成)、『あさひなぐ』(脚本)、『フランケンシュタイン』(潤色)など。
シライケイタ
劇団温泉ドラゴン代表。 日本演出者協会常務理事。 日韓演劇交流センター理事。 桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
桐朋学園芸術短期大学演劇科を卒業。大学在学中に、蜷川幸雄演出の「ロミオとジュリエット」パリス役でデビュー。その後、数々の舞台やテレビ、CM等で活躍。近年は、劇作家・演出家としても精力的に活動している。2013年、文化庁・一般社団法人日本演出者協会主催による、「若手演出家コンクール2013」にて、優秀賞と観客賞を受賞。2017年7月、第25回読売演劇大賞の中間選考会にて、2017年上半期演出家賞のベスト5に選出。第25回読売演劇大賞において杉村春子賞を受賞。2018年度より、セゾン文化財団シニアフェロー。
下司尚実
振付家・演出家・ダンサー。自由形ユニット“泥棒対策ライト”主宰。ダンスと演劇表現とを自由に行き来する作風は2016年MITAKA “Next”Selection、シアタートラム・ネクストジェネレーションに選出されるなど注目を集め、前川知大脚本・演出『ゲゲゲの先生へ』など数々の作品にステージングや振付で参加している。野田秀樹、小野寺修二、近藤良平、康本雅子など多彩な演出家、振付家のもとで出演、演出助手などの経験を重ね、近年では森山開次演出・振付『不思議の国のアリス』、舞台『あさひなぐ』(ステージング/大倉文乃役)、eastern youth『ソンゲントジユウ』MV主演、辻本知彦振付のもとMISIAのライブに出演するなど、その活動は多岐にわたる。
劇と暮らしとは?
2017年初春、都心の空間を何かしら文化的なことに活用できないかと模索していた三井不動産ビルマネジメント株式会社と、演劇という文化がもっと世の中に役立つための仕組みを作れないかと模索していたconSept LLCによって、演劇や演劇のメソッドを通して心と体を整えたり、暮らしを豊かにするための様々なアプローチを考え、実践して行くことを目的として『劇と暮らし』プロジェクトはスター トしました。
【2017年4月29日開催】
記念すべき第1回は『五感を磨いて仕事もプライベートも生き生きと!』
劇作家の丸聡さんをお迎えして、普段どれだけ五感を使えていないのかを体感していただきながら少しだけ体を動かし、全身の感覚と研ぎ澄ませてみました。
【2017年10月3日開催】
第2回からは特別セミナー名目で座学にシフト。
講師に演出家の板垣恭一さんと迎えたその初回のタイトルは『演劇の演出家から学ぶ芝居で仕事と人生を3倍楽しむ考え方』
演劇のメソッドがどのように日常の考え方や行動と結びついているのかを解説。
【2018年2月26日開催】
特別セミナーの第2回目は女優3名が登場!
前回の流れを汲みつつ実践編として『芝居が立ち上がるまで。』をお伝えしました。演出家と役者の化学反応によって生まれた芝居の変化に、演じている役者だけでなく会場内は参加者も巻き込んでの熱気を包まれた会でした。
【2018年6月6日開催】
もっとも最近行われたのは『芝居が立ち上がるまで。2』
前回が「変化」にフォーカスしたのに対し、この回では「違い」にフォーカス。
同じ役、同じ台詞の条件で演じ手が変わると芝居はどの程度変わるのか?
演者の個性による芝居の違いを目の当たりにした回でした。
演劇の考え方や方法論の一部を活用して、特に社会人の方々に、自分自身の頭と心と体と向き合っていただきながら、同時に上司や部下、同僚、家族、友人など様々な状況での人との関わり方について直感的に体感していただくことで、日々の暮らしのヒントや活力を得ることに少しでも貢献できればという思いと同時に、普段演劇に触れる機会が少ない社会人の方々に「演劇」をほんのり感じて体感していただく機会になればという思いを込めて活動を続けています。
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