ENEOS社内ベンチャープログラム 「Challenge X」最終選考会を開催
未来を変えるビジネスアイデアが選出、熱いプレゼンテーションが展開されました! ENEOSホールディングス株式会社
当社(代表取締役:宮田 知秀)は、ENEOS長期ビジョンに掲げる「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向け、新たな価値創出に挑戦するための社内ベンチャープログラム「Challenge X」を実施しており、2023年12月1日(金)に最終選考会を開催しましたのでお知らせいたします。
本プログラムは、グループ会社を含む15,000人の応募対象者から、最大2件の事業アイデアが最優秀賞に選出され、翌年度4月に新規事業開発部門に起案者が異動し、事業立ち上げに専念していきます。
当日は、書類・中間選考を通過した7組の挑戦者たちが、自身の事業アイデアを審査員ならびにオンライン視聴者に対して、制限時間内に工夫を凝らして発表し、会場ならびにオンライン上を大いに盛り上げました。社内外の有識者によって構成される審査員による厳正な審査の結果、最優秀賞が2件、視聴者の投票で選ばれたオーディエンス賞が1件選出されました。
本プログラムは、選出されたアイデアの事業化へのサポートをはじめ、応募前から最終選考までの期間においても、メンター制度や専門家による研修会を実施しており、事業創出のスキルアップのみならず、個々の能力開発や学びの機会として、組織の活性化につながっています。
当社は、今後も本プログラムをはじめとする、さまざまな取り組みを通じて、 「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向けて挑戦してまいります。
<最終結果>
最優秀賞 |
SSのスペースを活用したマッチングビジネス |
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最優秀賞 |
国産リチウム資源開発 「ペトロリチウム」 |
オーディエンス賞 |
製油所空地を活用した太陽光パネルリユース事業 |
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関連サイト:ENEOSイノベーションパートナーズ
「Challenge X」最終選考会詳細
「明日のあたり前をリードする」これを実現していくための取り組みが「Challenge X」
化石燃料需要の減少、脱炭素化、デジタル化などにより、今後、ENEOSグループを取り巻く事業環境は劇的な変革期に突入することが予測されます。そこでENEOSグループは、第3次中期経営計画でグループ理念実現の決意<「今日のあたり前」を支え、「明日のあたり前」をリードする。>を掲げ、その「明日のあたり前」を体現する取り組みの一つが、社内ベンチャープログラム「Challenge X」です。ENEOSグループが今後も持続的に成長・発展していくために、顧客視点に立った次世代のエネルギー・素材・サービスが求められています。従来の事業領域にとらわれない新規事業の創造だけでなく、挑戦を是とし失敗を許容する企業風土づくりの両面を目的としています。
本気で挑戦するからこそやる意味がある
本プログラムは、挑戦者が本気で事業化を目指し、書類選考通過から最終選考会までの約半年間、事業案の採択に向けて本業と並行しながら自らの事業案のブラッシュアップを行います。そういったタフな環境下においても活動し続けることもChallengeです。
起案された事業案の代表者は一人ですが、その挑戦者を支える仕組みとして導入されているのが、社内外のメンバーを加えたチーム応募制、そして広く社内募集した結果、集まったサポートメンバーと運営事務局によって構成されるサポート体制です。ここに事業アイデアの蓋然性を高めるべく社外の有識者による定期メンタリングも加わる形で書類選考通過後のブラッシュアップ期間を徹底的に支援します。
前述の社内公募型のサポートメンバーについては今期から新たな施策として導入しましたが、事業アイデアに「少し興味がある」「起業を裏方として側面支援したい」といった挑戦者の本気によって刺激を受けた社員を掘り起こし、メンバーの一員となれる制度でもって事業ポートフォリオ転換を可能とする新規事業開発人材の裾野を広げ、こうしたボトムアップ形式の積み重ねが企業風土醸成に繋がるものと期待しています。
<最終選考会挑戦者たちがChallenge Xで得たもの>
【2023年度 最優秀賞】
テーマ:「SSのスペースを活用したマッチングビジネス」
挑戦者:天野風人
<コメント>
アイデアのニーズをさらに深掘りし、起案したサービスが本当に顧客への価値提供となっているのか、確認しようというポイントに多くの時間を割きました。ただし、実際にお話を聞ける先として伝手があまりなかったのですが、先輩から会社を紹介いただけて恵まれていたと思います。
【2023年度 最優秀賞】
テーマ:「国産リチウム資源開発 “ペトロリチウム”」
挑戦者:服部泰久
<コメント>
これまでの知見を活かし、ビジネスモデルの構築、顧客目線で、ニーズの掘り下げ、収支計画も含めて、ビジネスとして成り立つように考えました。外部志向、どんどん外に出ていく、問い合わせなどを通じて、どんどん聞くことが大切、情報を得ることの大切さを学びました。
【2023年度 オーディエンス賞】
テーマ:「製油所空地を活用した、太陽光パネルリユース事業」
挑戦者:中原拓哉
<コメント>
事業アイデアをブラッシュアップしていく中で、支えてくれた家族、チームメンバー、ご協力頂いた皆様への感謝の気持ちで溢れました。自分が無の状態から作り上げてきた事業案を、多くの方々にご支援いただき、最後まで走り抜けられたと感じております。
【2023年度 ファイナリスト】
テーマ:「サステナブル昆虫SAFビジネス」
挑戦者:高木幹弘
<コメント>
資料作りでは、メンター(社外有識者)の方に色々とアイデアをいただき、良いものができした。一人では気づかないところも他人の目が入ることで良くなりますね。より現実的なプランにするために抜け漏れの無いようにインタビュー先も工夫して情報収集を行いました。情報が集まれば集まるほど見えていなかった部分が見えてきてビジネスの難しさをより感じています。
【2023年度 ファイナリスト】
テーマ:「エタノール暖房器及び燃料エタノール供給サプライチェーン構築」
挑戦者:川瀬雅大
<コメント>
多岐にわたる協議で当初考えていた事業プランの弱さや、何を伝えたいのか/伝えるべきなのか、サポーターと相談・議論をしていきました。通常業務もある中、時間捻出の難しさは正直あるものの、この時間無しではここまで来ることができなかったと考えておりますので、感謝しております。
【2023年度 ファイナリスト】
テーマ:「ENEOS Adrive」
挑戦者:門田遥樹
<コメント>
事業アイデアの課題を解決するために、常に何がユーザーにベストか考え続けました。何回も壁にぶつかりましたが、その中で特に大切だと気付いたことは、事業立案の背景を見失わないことです。
【2023年度 ファイナリスト】
テーマ:「ブルーリノベーションプロジェクト ~海を綺麗に、未来を豊かに~」
挑戦者:及川純平
<コメント>
当初のアイデアから大きく方針転換をした際に。改めて自分がやりたい事、という部分に立ち返り、アイデアを練り直した。先例に縛られず新しいアイデアやアプローチを考え出す「創造力」、自ら道を切り開く「主体性」が大きく鍛えられた。
以上
※次回 第6期 Challenge Xは、新規施策も導入を検討のうえ、5月上旬に応募募集予定
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