令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」連携プログラム「Generative Art Project」開催
ー 45mプロジェクションウォールで都市のリアルタイムデータが生み出すジェネラティブアート ー2/22(土)にはアーティスト永松歩とキュレーター高尾俊介による特別トークプログラムを開催

デジタルテクノロジーを駆使したアーティストと社会をつなぐ支援をするNEORT株式会社(代表取締役:髙瀬俊明、本社:東京都品川区、以下NEORT)は、令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」の連携プログラムとして、戸田建設株式会社と一般社団法人ジェネラティブアート振興財団が主催する「Generative Art Project」の運営を担当いたします。
本プログラムでは、TODA BUILDING 4階のTODA HALL & CONFERENCE TOKYOに設置された長大なプロジェクションウォール(縦:約2.8m、幅:約45m)を最大限に活かし、プログラマー・アーティストの永松歩氏による作品を展示いたします。
本作品は都市を行き交う人々の動きや、そこから得られるインタラクションを取り入れながら、ジェネラティブアートの新しいコミュニケーションのかたちを探求する試みを行います。
キュレーションは一般社団法人ジェネラティブアート振興財団代表理事の高尾俊介氏が担当します。


キュレーターステートメント
現代の都市空間は、至る所に配されたカメラやセンサーによって刻々と記録され、私たちは常にデータの視線の先にある。本企画では、そのライブカメラ映像を素材にジェネラティブアートを展開し、単なる監視の枠を超えた都市のリズムを浮かび上がらせる。本来不可視な情報の重層性を抽出することで、私たちと都市との関係性を多面的に見直す契機を探る。この試みはプライバシーや制御の問題を断定的に論じるのではなく、「記録される都市」を静かに提示することを意図する。可視化のプロセスを通じて、都市生活における日常が再発見され、高度に発達した情報社会と同時代性を帯びた創造性が相互に共鳴する構図を示唆する。
アーティスト

永松 歩
プログラマー/アーティスト/VJ
Generative ArtやVisual Musicの概念を参照しながら、計算幾何による造形手法と音・映像・インタラクションを組み合わせたマルチモーダルな作品を制作。日々変化するデジタル環境において、リアルタイムかつ自由な表現を探求している。
キュレーター

高尾俊介
アーティスト、一般社団法人ジェネラティブアート振興財団代表理事
2019年より日記のように毎日プログラムコードを公開する活動として、デイリーコーディングを実践。2021年NFTアートプロジェクト「Generativemasks」を発表。1万点の生成される仮面のNFTが世界的に注目を集め、1万個が完売した。このアーティスト収益からジェネラティブアート振興財団を設立し、作家活動と並行して普及活動に従事している。
■ 開催概要
会期:2025年2月15日(土)~2月24日(月・祝)
会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO ホールA ホワイエ
(東京都中央区京橋1-7-1)
上映時間:11:00~19:30
※日没後は屋外からも鑑賞可能
※会場内入場時間
11:00~18:00(最終入場17:30)
2月15日(土)、22日(土)、23日(日)のみ11:00~19:00(最終入場18:30)
入場:無料
■ 主催・協力
主催:戸田建設株式会社、一般社団法人ジェネラティブアート振興財団
協力:株式会社マグネットスタジオ、株式会社JTOWER、株式会社システムエンジニアリング
運営:NEORT株式会社
テクニカルディレクション:ベースドラム株式会社(池田航成、森岡東洋志)
企画アドバイザー:豊田啓介
本プロジェクトは文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」の連携プログラムとして開催いたします。
■ 関連イベント
令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」の関連イベントに、Generative Art Projectのアーティスト・永松歩氏とキュレーター・高尾俊介氏が登壇します。
都市空間で日々生み出される膨大なデータは、単なる数値の集積にとどまらず、新たな視覚文化やコミュニケーションの起点となり得ます。本トークでは、アルゴリズムを一つのメディウムと捉え、プログラミング的手法と社会的文脈の結びつきを探ります。Generative Art Projectにおける作品解説を踏まえて、都市の動態をめぐる芸術表現が現代社会にもたらす意義や、今後の展望を多角的に検討します。

令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント
連携プログラムイベント
トーク「アルゴリズムの景観:ジェネラティブアートと都市の交差点」
日時:2025年2月22日(土)15:15-16:15
会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO Room402
定員:50名(当日先着順)
※下記のチャンネルにてライブ配信を予定しています。
https://www.youtube.com/@neort/streams
文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業とは
文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業では、若手クリエイターの創作活動および発表機会を支援するプログラムを実施しています。各分野に応じた適切な評価・助言ができる識者をアドバイザーとし、企画内容に応じたアドバイスを通じて、採択されたクリエイターが次のステップへと進む機会となることを目指しています。採択クリエイターの今年度の成果として、制作中のプロトタイプの展示やデモンストレーション等を行う「ENCOUNTERS」を毎年開催しています。
NEORTについて
デジタルテクノロジーを駆使したアーティストと社会をつなぐことを支援。2022年4月にデジタルアート専門の展示空間「NEORT++」が馬喰町にて開廊。オンライン・オフラインを行き来しながら新しいアートの体験構築を目指す。
WEBサイト:https://team.neort.io/
X (旧Twitter):https://x.com/neort_io
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像