米空軍、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスとAMRAAM F3Rの初の実射試験を実施
AMRAAMの最新アップグレードであるF3R (Form, Fit, Function Refresh):形状・組み込み・機能の刷新
アリゾナ州ツーソン(2022年7月18日)― 米空軍とレイセオン・テクノロジーズの一事業部門であるレイセオン・ミサイルズ&ディフェンス(RMD)は、AMRAAM® F3R(AIM-120D3)の初めての航空目標に対する実射試験を行いました。この試験では、AMRAAM F3R(形状・組み込み・機能の刷新)プログラムの下で開発された本番用のミサイルのハードウェアが使用されました。このプログラムでは、ハードウェアとソフトウェアの両方がアップデートされます。
AIM-120D3は、システム改善プログラム3F(SIP 3F)のソフトウェアアップデートとF3Rのハードウェアを組み合わせており、高度な脅威に対する驚異的な能力をパイロットに備えることができます。
2022年6月30日に実施された試験では、ミサイルはF-15Eストライクイーグルから発射され、長距離にある空中目標に向かって誘導されました。この試験の主な目的は誘導飛行の全フェーズをサポートするためのサブシステムの統合を証明することでした。この試験では、さらにフルシステムの統合と性能も実証されました。
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスの航空能力担当社長であるポール・フェラーロは、以下のように述べています。「我々のパイロットは、必要なときに最先端の技術を空域で使用する資格があります。F3Rは、複数の回路基板をアップグレードして老朽化に対処し、能力を向上させ、米空軍、米海軍、および同盟国のパートナーのために生産ラインを拡張するものです」
今回の実射試験は、AIM-120D3の生産・配備に向けた新しい構造を検証するための統合された一連の試験の一環で、計画されている5回のミサイル実射試験の1回目でした。この試験では、さまざまなシナリオと目標が設定され、AIM-120D3の高度な機能性と能力を実証します。また、近い将来、対外有償軍事援助(FMS)向けのAIM-120C8派生型の実射試験も行われる予定です。これらの実射試験は、これまでに実施された拘束飛行試験、ワークアップ・フライト、シミュレーションの集大成です。
F3Rプログラムでは、エンジニアはモデルベースのシステムエンジニアリングとその他デジタル技術を駆使して、ミサイルの誘導部に複数の回路基板とハードウェアをアップグレードすることにより、AIM-120D3とAIM-120C8 AMRAAMのレガシーソフトウェアをリホストしました。アップグレードされたミサイルをより迅速にパイロットへ届けるため、この1年間でF3RソフトウェアはSIP 3Fの高度なソフトウェア機能と統合されました。
※ この資料はレイセオン・テクノロジーズが 2022年7月18日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約し、配信するものです。資料の内容および解釈については英語版が優先されます。
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスについて
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスは、脅威を探知、追跡、迎撃できる革新的なパートナーとして、世界中のお客様に対し、最先端のエンドツーエンドのソリューションを提供します。防空ミサイル防衛システム、精密武器、レーダー、指揮統制システム、先進の防衛技術等、幅広い製品を携え、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスのソリューションは、世界50カ国以上の市民、軍人、インフラ基盤を守っています。
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