身体データ×AIによる新たな未病対策歩行解析、ロボットを活用した実証実験が南相馬市で始動
歩行動作の解析を広く普及させる『RDS CORE-Ler』
※『RDS CORE-Ler』は医療機器ではありません。健康増進を目的に南相馬市と研究目的で活用されます。
■ 10m歩くだけで診断、歩行データによる未病対策
健康寿命を縮める主な原因には、認知症、脳卒中、関節疾患及び転倒による骨折などがあり、これらの原因と密接に関係しているのが「歩行」です。歩行と人ぞれぞれの運動障害の特性やメカニズムを解析していくことは、こういった特徴をいち早く見つけることができると考えています。
「南相馬市シニアの集い」で行われた実証実験には、30代〜90代の方29名が参加。被験者は10mの歩行テストを行い「RDS CORE-Ler」が歩行データを取得。取得したデータをRDSが所有する罹患者の歩行データと照らし合わせて検証が行われます。参加した方からは「歩くだけで病気の可能性が分かるなんて素晴らしい」「歩く健康診断みたい」などといったコメントが寄せられました。
今後も南相馬市のイベントや一部の健康診断(希望者のみ)で歩行解析の実験が行われる予定で、南相馬市とRDS、南相馬市内の事業者と協力し歩行解析を活用した未病対策を推進していきます。
■ 歩行解析ロボット「RDS CORE-Ler」
「RDS CORE-Ler」 は、3Dカメラを搭載したロボットが歩行姿勢を測定し、得られたデータをクラウドサーバ上で保存・解析する歩行計測システムです。歩行動作の解析を通した疾患研究に長年取り組んできた国立障害者リハビリテーションセンター研究所 運動機能系障害研究部 神経筋機能障害研究室(室長 河島則天)の研究成果をもとに、機械学習で判定精度を常に向上し、新しい健康のバロメータとして歩行動作を定義づけていきます。また、従来は高価な動作解析(モーションキャプチャー)システムが必要だった歩行動作解析と同等な高精度測定を安価かつ簡単に行うことができ、歩行測定に特化したことで従来よりも多項目の評価が可能になりました。高価な設備や専門性の高さが活用の壁になる高度な歩行動作解析を一般の方へ広く普及させ、発見が難しかった病気の早期発見や未病対策に役立つことも期待されています。
RDSは、国立障害者リハビリテーションセンター研究所 運動機能系障害研究部 神経筋機能障害研究室との共同研究により、被験者の歩行速度に合わせて移動するロボットが高精度な3次元測定を行う、独自の測定方式を開発しました。
■株式会社RDSについて
RDSは、「今日の理想を、未来の普通に。」をコンセプトに、新しいデザインそしてモノ作りのカタチを世界に発信する企業です。デザインを起点に「データ」と「技術」を掛け合わせたプロダクト開発を強みとし、モータースポーツ、医療・福祉、最先端ロボットの開発など、多数の製品開発に携わっています。イタリアで開催される世界最高峰のデザインコンペティション「A’ Design Award & Competition」では、カテゴリー最優秀賞のプラチナを受賞した「RDS WF01」をはじめ、2020年・2021年・2022年と3年連続で入選するなど、国際的に高い評価を得ています。
会社名 株式会社RDS
設立 1984年 3月
代表者 代表取締役社長 杉原行里
所在地 東京デザインオフィス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-8-6
R&Dスタジオ 〒369-1211 埼玉県大里郡寄居町赤浜1860
facebook https://www.facebook.com/DESIGN.RDS
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCiv1AQwoolXy-mbvnHSPGug
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