ポケットマルシェ登録生産者のSNS活用状況に関するアンケート結果 〜SNSでの情報発信による効果は、新規顧客を獲得できること〜
生産者による農水産物の販売にSNSが活用されている現状を受け、ポケットマルシェ登録生産者を対象に「SNS活用状況」に関するアンケートを実施し、213名から回答を得ました。
ポケットマルシェでは、生産者のSNS活用をサポートすべく、ポケットマルシェ登録生産者を対象に「生産者向けSNS活用オンラインセミナー」を開催しております。セミナーでは、当社でコミュニケーション戦略顧問を務める田端信太郎氏が情報発信のコツを伝えます。本アンケートで明らかになった生産者のSNS活用状況を踏まえ、今後も生産者の販売力を強化するための情報発信をサポートして参ります。
【アンケート結果】
◆ アンケート結果サマリ- 回答者の約9割がSNSで情報発信を実施
- 利用しているSNSはFacebookが最も多く、次いでInstagram、Twitter
- SNSの主な利用目的は、商品に関する情報発信
- SNSでの情報発信による効果は、新規顧客を獲得できること
- SNSでの情報発信が苦手な理由は、発信内容の検討に時間がかかること
◆ 回答者の約9割がSNSで情報発信を実施
回答者の86.8%が、何らかのSNSを利用して情報発信を行っています。年齢が上がるにつれてSNS利用率は低下するものの、60代は30代とほぼ同じ割合で情報発信しているという結果になりました。
◆ 利用しているSNSはFacebookが最も多く、次いでInstagram、Twitter
20代はFacebook、Twitter、Instagramを同程度の割合で利用していますが、年齢が上がるにつれてFacebookの利用割合が高くなっています。特に、50代以上はFacebookの利用率が40%以上と高く、主要なSNSとして利用されていることがわかります。
◆ SNSの主な利用目的は、商品に関する情報発信
Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeの利用目的として最も多かった回答は、「商品に関する情報を発信するため」です。InstagramやYouTubeでは「ブランディングのため」、Twitterでは「情報収集のため」という回答も多く見られました。
◆ SNSでの情報発信による効果は、新規顧客を獲得できること
SNSで情報発信を行なっていると回答した生産者に対し、発信による効果を尋ねたところ、「新規のお客さんを獲得できた」が最も多いという結果となりました。次いで、「他の生産者との交流が増えた」という回答が多く見られました。一方で、「SNS発信の効果は感じていない」と答えた生産者が2割以上おり、単に発信するだけでは、必ずしも何かしらの効果に繋がるわけではないことがわかります。
◆ SNSでの情報発信が苦手な理由は、発信内容の検討に時間がかかること
SNSで情報発信を行なっている回答者のうち、発信が「とても苦手」「やや苦手」と感じている生産者は37%おり、「とても得意」「やや得意」と感じている30%の生産者より多いという結果になりました。苦手な理由は、「発信内容の検討に時間がかかる」が最も多く、次いで「何を発信していいかわからない」「発信しても反応がないことが多い」という回答が多数見られました。
最後に、SNS利用に関する相談・悩み事を質問したところ、「どうやったらフォロワー獲得に繋がるのか」「どうしたら購買に繋げられるのか」「SNSごとの効果的な使い分け方を知りたい」といった回答が寄せられました。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:ポケットマルシェ登録生産者 2,307名(うち、回答者 213名)
調査期間:2020年4月17日(金)〜4月26日(日)
【生産者向けSNS活用オンラインセミナーについて】
生産者のSNS活用をサポートすべく、ポケットマルシェ登録生産者を対象に「生産者向けSNS活用オンラインセミナー」を開催しております。本アンケートにより明らかになった「SNSでの情報発信への苦手意識」を解消し、SNSを通じて生産者の販売力を一層強化することがセミナーの目的です。
当社でコミュニケーション戦略顧問を務める田端信太郎氏を講師に迎え、2020年4月より4回実施してまいりました。セミナーはビデオ会議ツールZoomを用いてオンラインで開催し、毎回約50〜80名の生産者が全国から参加しています。セミナー参加者を対象にアンケートを実施したところ、回答者の3割から「具体的な結果(販売数の向上など)につながった」との声をいただきました。
次回のセミナーは、7/22(水)19:30〜21:00を予定しております。
◆ 生産者向けSNS活用オンラインセミナー「令和のスマホ一揆」レポート
第1回:https://note.com/pocket_marche/n/n7925665eab7a
第2回:https://note.com/pocket_marche/n/n6ee1206957ba
◆ セミナー参加者からの声
- 農家ではない第三者の意見として、田端さんの意見はとても参考になりました!個人的には3回目の写真の撮り方が一番ためになりました。何気ない写真でも田端さんの解説が入ることで、写真一つで印象が変わると実感しました。
- 非常に勉強になります。第3回の、出品物の写真の撮り方、どんな写真を載せるか?についての田畑さんのご意見ビシビシ刺さりました。こういった講習動画を今後もどんどん配信していただきたいです!zoomですと場所の制約を受けないので非常に助かります。
【ポケットマルシェについて】
ポケットマルシェは、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォームです。現在、3,000名以上(2020年7月時点)の農家・漁師が登録しており、常に7,000品を超える食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されています。
https://poke-m.com/
【会社概要】
会社名: 株式会社ポケットマルシェ
所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2
事業内容:
・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営
・リアルマルシェの企画・運営
・飲食店、小売店への食材卸およびフェアイベントの企画・運営
・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営
代表者名: 高橋博之
URL:https://www.pocket-marche.com/
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