高級インポートブランドのリユース専門ECサイト「サンドマーニ」がテストオープン
若者に高級ブランドのリユースが世界的ブーム
高級インポートブランドのリユースはこれまでフリマサイトやオークションサイトでそれほど多く扱われてきませんでした。年齢を重ねた富裕層は、こうしたサイトを利用していないからです。こうした理由から状態の良い高級インポートブランドの中古品でも、その多くが廃棄されてきました。
今回、長年、当社の取り扱う高級インポートブランドを取り扱ってきた全国の専門店が、富裕層を中心とした得意客から直接、状態の良い中古品を引き取り、「サンドマーニ」で販売します。ほとんど市場に出回ってこなかった高級品を揃えることができたのは、長年培ってきた当社の販売店と得意客の方々との信頼関係があったからです。
環境意識の高い、現代の若者たちがリユースを支持
こうした高級インポートブランドのリユースは今、若者のあいだで密かなブームとなっています。この世代は環境への意識が特に高いことが特徴です。
「世界経済フォーラム」が若い世代を対象に行った調査によりますと、「世界全体に影響している最も深刻な問題は何か」との質問に対し、約49%が「気候変動/環境破壊」と回答。「気候変動は人間活動が原因という見解に同意する」という割合は90%を超えています。リユースを着こなすことで環境問題にも貢献したい若者が増えているのです。
環境省の「ファッションと環境」調査によりますと、1990年と2019年を比較した場合、衣服の購入量は横ばいであるにも関わらず、供給される量は1.7倍に増えています。現在、家庭から焼却・埋め立てられる衣服の量は年間約48万トン。平均すると1日あたり大型トラックで130台分の衣服が処分されている計算です。リユースの拡大によって、処分される衣服の量を減らすことは、SDGsが重視される現代では、まさに喫緊の課題なのです。
Z世代に世界的に人気の「Y2Kファッション」
もうひとつは、リユースファッションならではのデザインの多様性です。一時人気を博したファストファッションは大量生産されたものなので、画一的な製品が多くなっています。ですが、1990年〜2000年代の高級インポートブランドの製品は上質な素材を贅沢に用いながらも、前衛的なもの、個性的なデザインのものが多くあります。「ファッションで自分の個性を表現したい」という若者たちに、熱狂的に求められているのです。
特にZ世代(1990年代半ば~2000年代生まれの世代)に世界的に人気となっているのが、2000年頃に流行したファッションです。2000年代のファッションは「Y2Kファッション」と呼ばれています。今では世界的なブームになっています。
「Y2Kファッション」は、前向きで、未来的な雰囲気、そして堂々とした佇まいが特徴です。「気持ちを上向かせる」おしゃれは、「コロナ禍」が終わろうとしている今だからこそ、特に若い人たちに求められているのかもしれません。
物価高で若者がリユースに注目
1月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月より4.2%上昇しました。第2次オイルショックの影響が続いていた1981年9月以来、41年4か月ぶりの水準です。
上がり続ける「新品」の価格と比べて、リユースの価格は「新品」ほど上昇していません。若い世代にとって、リユースは物価高時代の「賢い選択」なのです。
販売されているリユースの例(2023年2月28日時点)
※ いずれも「一点もの」のため、販売終了している可能性があります。
ETRO コート
¥88,000(税込)
ペイズリー柄のモチーフに彩られたアイテムで有名なイタリア、ミラノ発のラグジュアリーブランド。上質な素材を使用した黒のパイピングがアクセントになっているノーカラーのコートです。贅沢な刺繍がエトロならではの価値ある1点です。
198 STEFANEL コート
¥11,000( 税込)
イタリア・ヴェネト州トレヴィゾで設立されたニットを中心としたトータルコーディネート。ブランド抜け感のあるシルエットが魅力のオーバーサイズのグレーのチェック柄のニットコートです。お尻まですっぽり隠れて暖かく、程よい厚みのある柔らかな素材で着心地も抜群です。両サイドにポケットがついています。
「サンドマーニ」のURL
(本格スタート時にデザイン等はリニューアル予定)
https://sundomani.official.ec/
会社概要
三喜商事
東京都港区北青山 2-14-4 The ARGYLE aoyama 12階・13階
代表取締役社長 熊谷 嘉延
https://www.sanki-brand.com/
欧米のファッションブランドを中心に提供している商社。三井物産から転職してきた熊谷嘉延が2019年に経営の舵取りを担うようになるのと同時に経営改革に着手。優良顧客向けの会員組織の立ち上げ、AIを扱うスタートアップ企業との協業などに取り組む。従来型の「売って終わり」のアパレル会社から、「ライフスタイルに新しい夜明けをもたらす」をミッションに、総合ライフスタイル提案企業への脱皮を目指す。
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